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チェルノブイリ影響研究 トンデル博士 低線量被曝 どう向き合う 東京新聞


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東京新聞 2月3日


チェルノブイリ影響研究 トンデル博士 
低線量被曝 どう向き合う

 がん発症 リスクある! 1500キロ離れた地で増加

                                 〜東京新聞 2月3日〜

福島県川内村が原発事故の避難自治体としては初めて帰村宣言を出した。
4月1日に役場や学校、保育園などを再開する方針だが、やはり気になるのは放射能汚染による健康被害。
年間20ミリシーベルト以下なら居住できるというのは、本当なのか?向こう数十年にわたって続く低線量被曝や内部被曝とどう向き合えばよいのか。
内外の専門家に聞いた。

初の帰村宣言

「がんの発生数2万2409人のうち、850件はチェルノブイリ原発事故によって放出された放射性汚染によるものだった。」
スウェーデンから来日したヨーテボリ大学のマーチン・トンデル博士は、先月31日、福島市で開かれた講演会で、スェーデンでのチェルノブイリ原発事故の健康影響についての調査結果を報告。低線量被曝でもがん発症のリスクがある可能性をこう警告した。

トンデル博士は、1986年4月に旧ソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故の後、スウェーデン北部に降下したセシウム137の堆積量と、その後に住民が発症したがんとの関係を研究したいることで世界的に有名だ。

島国の日本と違い、陸続きで国境を接する欧州では、原発事故の影響が直接隣国に及ぶ。
トンデル博士の研究はチェルノブイリ事故が約1500キロ以上離れたスウェーデンにどう影響したのかを解明するのが目的だった。

スウェーデンではチェルノブイリ事故から2〜3日後に大雨が降った。
このとき、事故で原発から放出されて風に乗ったセシウム137の約5%が、スウェーデン国内に降下したとみられている。
上空から放射線を測定した結果、「放射能の汚染はスウェーデン北部一帯に広がっていたが、汚染の程度は均一ではなかった。1平方m当たり、10万べクレルの場所もあれば、20万ベクレルのところもあった。」という。(トンデル博士)

そこでトンデル博士は、スウェーデン国内21州のうち、比較的汚染の程度が高い北部の7州を選び、85年から87年にかけて、同一の場所に住み続けたゼロ歳から60歳までの住民約114万人を対象に調査した。
ただし、ストックホルムなど人口密度が高い都市部は、生活習慣などでがんの発症率が高くなる傾向があるため除外し、内部被曝は考慮しなかったという。

汚染の程度に応じて、調査対象地域を六つに区分し、88〜96h年のがんの発症率を解析した結果、トンデル博士は、「理論的には、チェルノブイリ事故の影響で、通常よりも発生数が、3.8%増加したことになる」と説明。
「低線量被曝伝のガンを発症したと考えられる。もっとも線量が高い場所では11%の増加もあり得る」と指摘した。

一方で、トンデル博士は「調査では同地域の人が同じ被曝を受けたと単純化して計算した。本来は、個人の生活スタイルなども考慮して数値を補正する必要がある。低い線量の影響は研究者もまだ明確な答えを持っておらず、もっと研究する必要がある」とする。
このため、このデータを東京電力福島第一原発事故の汚染地域にそのまま適用することには否定的だ。

子ども 継続調査必要
   欧州は年0.1ミリシーベルト基準

「市民と科学者の内部被曝問題研究会」 発足!!

講演会でトンデル博士の通訳を務めた京都大原子炉実験所の今中哲二助教も、
「低レベルの被曝の影響は非常にわかりにくい。しかし、福島の現状を考えれば、広範な地域で子どもの健康状態を定期的に検査し、その変化を追跡できるシステムをつくることが重要だ。
将来的に何か影響が出た時にデータがなければはっきりとしたことが言えなくなる。
健康に影響が出た後では遅い」と指摘する。

内閣府の『低線量被曝のリスク管理に関するワーキンググループ(共同主査=前川和彦東京大学名誉教授、長滝重信長崎大学名誉教授〕は、昨年12月、年間20ミリシーベルトを避難区域の設定基準としたことを妥当とする報告書をまとめた。
政府はこれを受け、年間20ミリシーベルト以下なら居住可能として、除染を進める方針だ。

これは、国際放射線防護委員会(ICRP)が、緊急時の被曝限度を年間20〜200ミリシーベルトと定めていることなどを参考にしている。
100ミリシーベルトでは、0.5%の発がんリスクが高まるが、100ミリシーベルト未満では、明確な健康影響は求められないという考え方に基づく。
ただ、このICRPの基準設定は、科学的根拠に問題があるとの指摘が出ている。

川内村では、大部分の地域で年間推計1〜5ミリシーベルトに収まるとされている。それでも、子どもの保護者からは不安の声が漏れる。
こうした中、放射線の専門家らが内部被曝の問題について、政府に頼らず、市民と一緒になって取り組もうと動き始めた。

「市民と科学者の内部被曝問題研究会」で、原爆症の研究で知られる肥田舜太郎医師や沢田昭二名古屋大名誉教授、矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授、市民団体「市民放射能測定所」(福島市)の岩田渉理事らが参加。

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市民と科学者の内部被曝問題研究会の肥田氏と沢田氏


岩田氏は川内村の帰村について、「高線量の場所には近づかない。汚染土壌には触らない。風邪の吹く日はマスクをする。農作物は放射線を測定するなどの必要がある」とする。

肥田氏は、小さな生き物ほど放射線の影響を受けやすいとしたうえで、
「代謝のよい子どもはより影響を受ける」と指摘。
内部被曝の影響をきちんと把握することの重要性を強調した。

沢田氏は、原発事故後、政府が被曝限度を法廷の年間1ミリから20ミリシーベルトに引き上げたことを問題視し、「事故が起きたら、人の免疫力が20倍に上がるなんてことがあるはずがない」と批判。
「低線量でも健康への影響はゼロではない。」とし、「内部被曝の影響は、世間で思われているより深刻で、欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、年間0.1ミリシーベルトを基準にしている。日本は命と暮らしを守るという基本姿勢が薄い」と言う。

沢田氏は「村に早く帰りたいという気持ちは痛いほどわかるが、本来は政府が代替地を用意して、別の場所で暮らせるようにするべきだ。」と指摘。
それでも、帰村が進む場合、「村全体の放射線をきちんと測定して、結果を公表する必要がある。除染を進めて、村の将来計画を立てなければならない。」と話した。


☆デスクメモ☆彡
「戻れる人は戻る。心配な人はもう少し様子を見てから戻る。」
遠藤村長は、こう話した。村を復活させたい村長の気持ちはわかる。
だが、このままでは不安はいつまでもなくならないだろう。
正確なことがわかっていない以上、慎重にならざるを得ない。
つくづく原発事故の罪を思う。


*************************************************************

★参考資料★

首相官邸
原子力災害専門家グループについて

http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka.html

グループの構成員は以下の8名(五十音順)です。
・遠藤 啓吾  京都医療科学大学 学長
・神谷 研二  広島大学原爆放射線医科学研究所 所長
・児玉 和紀 (財)放射線影響研究所 主席研究員
・酒井 一夫 (独)放射線医学総合研究所
放射線防護研究センター長
・佐々木 康人 (社)日本アイソトープ協会 常務理事
(前 放射線医学総合研究所 理事長)
・長瀧 重信  長崎大学名誉教授
(元(財)放射線影響研究所理事長、国際被ばく医療協会名誉会長)
・前川 和彦  東京大学名誉教授((独)放射線医学総合研究所
緊急被ばくネットワーク会議委員長、放射線事故医療研究会代表幹事)
山下 俊一  長崎大学大学院医歯薬学総合研究科長


(年20ミリは喫煙や肥満よりも安全」の強弁(オルタナ)http://www.alterna.co.jp/7927
ワーキンググループは、低線量被爆の健康リスクは低いとの見方に立つ長瀧重信・長崎大、「原子力発電を続けるしかあるまい」と語った前川和彦・東大が主査。近藤駿介・原子力委員会委員長も名を連ねる)


(RT @hanayuu: 『【疑惑の講演】放射能:茨城県が職員向け講演の講師に招いたのは長滝重信氏 』低気温のエクスタシーbyはなゆー|http://bit.ly/nWYuio )


年1ミリ以上「集団疎開を」=広島被爆の医師ら、政府に提言 東京(時事コム)http://bit.ly/yb03o4
学者や医師らが設立した「市民と科学者の内部被曝問題研究会」が記者会見。子どもを集団疎開させたり、妊産婦や病人を安全な地域に移したりすることを求める提言を発表した。


〔被曝NEWS〕 「アメリカの軍事機密だったので内部被曝は無視され続けた」 肥田舜太郎氏ほか専門家が「市民と科学者の内部被曝問題研究会」設立(机の上の空)http://bit.ly/wloZiY 『広島と長崎の経験をした日本が、なぜ地震の多い国に原発を54基もの原発を作ったんだ』

RT @maria_: 『市民と科学者の内部被曝問題研究会』肥田舜太郎医師は「日本人は放射線の被害を教わっていない。もっと勉強し放射線と縁を切らなければいけない」 年1ミリ以上「集団疎開を」=広島被爆の医師ら、政府に提言 http://bit.ly/xVVD9R

市民と科学者の内部被曝問題研究会」の「自由報道協会」での記者会見の録画です。 http://blog.acsir.org/
「被曝医師・肥田舜太郎氏の会見」もあります。

【本】 内部被曝からいのちを守る―なぜいま内部被曝問題研究会を結成したのか(市民と科学者の内部被曝問題研究会http://amzn.to/Afr6No
原爆から福島原発事故まで、内部被曝の危険性を訴えてきた研究者・医師による研究成果と福島など被災地で活動をしている市民の報告。

明日に向けて(396)肥田舜太郎医師、原爆投下直後を語る!(内部被曝研記者会見より・・・その2 書き起こし) http://bit.ly/zAT7yy 肥田さん、『今も生き残っている被爆者が、ただ長生きをしたのではなく、懸命な努力を重ねて、放射線被曝とたたかってきた。』

2011.11.03 肥田舜太郎医師講演会/内部被曝の脅威・ 参加者の質問に答えて http://bit.ly/Apzrfu 2011年11月3日 群馬県・前橋市、前橋シネマで行われた講演会 広島陸軍病院最後の軍医、肥田舜太郎の証言『内部被曝の脅威』 講演の後の質疑応答の部分


脱原発世界会議ー開会式での肥田舜太郎(広島被爆医師)の講演 http://www.youtube.com/watch?v=4NXRK_gd4bw




被曝医師・肥田舜太郎氏の会見 自由報道協会にて http://bit.ly/wzPE5s
なぜ日本では、広島、長崎での放射線治療の経験が福島で生かされないのか。戦後、軍事機密として放射線のことを記録、研究、発表を禁止されてきました。どこにも正確には学ぶ資料がないのです。



放射線になんか負けない! 肥田舜太郎氏の負けないメッセージ http://www.youtube.com/watch?v=RUlgsgHaSBU&feature=rela...
肥田舜太郎
氏「放射線に負けないで生きていく方法」12月7日世界被ばく者展



【栃木県・日光市】 3月3日に、肥田舜太郎先生の講演会があります。3/3 日光総合会館 日光東照宮のすぐ下側です。
 http://photozou.jp/photo/show/159841/118723152





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また、山下氏がいますね・・・

転載お願いします、ポチ

2012/2/4(土) 午後 5:50 みい

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安全だと証明されなければ、導入してはいけないのが道理なのに、
原発が安全だという人たちは、危険性が証明されないから安全だと言うのですから、
ただひたすら、どうやって安全だと言うことにしておくか?だけ考えたのでしょう。
まるで子供だましのような発想が、金儲けしか頭にない経済界のレベルなのです。

2012/2/5(日) 午前 10:28 イソップ

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転載させて下さい。

2012/2/25(土) 午前 5:10 mimi

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☆みみさんへ
こんにちは。いつもありがとうございます。
みみさんのブログでいつも勉強させていただいています。
ご自由に転載してください。
今夜も、アップの予定です。ヘ(^o^)/

2012/2/25(土) 午後 0:44 [ era*h*wat*r ]

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☆みいさんへ
こんにちは。いつもお世話になっています。
遅くなってすみませんでした。
いつでもご自由に転載してくださいね。(^○^)
今後ともよろしくお願いします。

2012/2/25(土) 午後 0:46 [ era*h*wat*r ]

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