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昔パリのロワイヤル通り18番地に「デルヴォー」というテーブルウェア―の高級セレクトショップが存在しました。
ロワイヤル通りは高級ブティックが立ち並ぶサントノレを横切るようにして存在するマドレーヌ寺院とコンコルドを結ぶ大通りです。マカロンで有名なラデュレがあったりグッチがあったりして現在も人通り(車も)絶えません。ちなみにマドレーヌ寺院の横にはバカラが、コンコルドに近いところにサンルイが店舗を構えています。
デルヴォーは、いわゆるセレクトショップで、ガラスならクリッシー陶器ならばアヴィランドなど高級メゾンで製造された陶器やガラス製品に、独自のデザインを絵付けして販売していました。
フランスの文献によると1880年創業で1970年まで存在したとあるのですが、日本のサイトには20年代から30年代初めまで存在したと書かれていることも多くて、はっきりしません。
世の中に出回っているアンティークは確かに20年代〜30年代が多いみたいで、そんなに最近のものは見たことがないのですが、オリジナルの絵付けをしたものを販売していたのがちょうどこの20年代〜30年代だけだったのかもしれません。
最初の出会いは多分7年くらい前の蚤の市で花の模様の入ったココア用カップでした。なんだかその大柄な模様が斬新で結局買わなかったものの、印象に残りました。なんというか、やっぱり絵柄に特徴があるのだと思います。
数年後、縁あって購入したのがこの写真の2モデルのカップ。左はティーカップ、右は多分ホットチョコレート用カップです(が、私は紅茶用に使っています)。
金彩なのにしつこすぎず、ギラギラしすぎず、私好み。
手に持った感じも羽のように軽くて陶器はやっぱりリモージュのアヴィランド製でしょう。
知り合いのアンティークショップのおばさんの話だと、去年これの赤いヴァージョンがパリのオークションに出ていたそうです。彼女も大のデルヴォーファンなので、入札しましたが、値段がどんどん跳ね上がって、結局買えなかったそうです。やっぱりセーブルのコレクターがいるように、デルヴォーコレクターもいるんですね。
しかし、デルヴォーと言えば、やっぱり「梅」です。
「梅」がエナメル装飾されたガラス製品は、日本でもファンが多いみたいです。
ジャポネスクを感じさせますもんね〜。
数か月前にも、この梅模様のガラス器についてご質問をいただきました。
その方に教えていただいたのですが、京都のギャラリーグレースさんでも時々取扱いがあるみたいです。
このリンクのアンティークショップでもこの「老梅」について紹介されています。
http://seinhaus.exblog.jp/12021714/
リキュール用のコップやデカンタ、ボウル、香水瓶やパウダー入れなどいろいろなものが存在しました。
本当にもこもこっと凹凸があるくらいたっぷりとエナメルが使われていて、ごろんとした感じがたまらなく愛嬌があります。このガラスはクリッシーでしょうか?けっこう気泡があるんですよ。それがまた味を出してます。
色は白と黄色を目にする機会が多いのですが、青もあって、それは非常にレアだという話です。
私が今回入手したのは、やっぱり黄色のヴァージョン。
デカンタと小さなゴブレが2つです。日本酒にちょうどいい感じです。
デルヴォーのアンティーク、どこかで目にしたら、是非手にとってみてくださいね〜。
だいたい、「DELVAUX 18 RUE ROYALE PARIS」とサインが入っています。
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