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サクラが散って、いよいよGWに向けて気持ちの良い季節がやって来ると心の準備をしていたら、今日の寒い雨・・・。
今年の季節の変り方は、どうも「何とか心と秋の空」で肩透かしの連続です。
いつになったら、正々堂々と、「春って気持ちい〜」宣言できますか・・・。
今日はモータウンMotownレーベルからの異色アーティスト、フィニス・ヘンダーソンFinis Henderson のワン&オンリーのアルバム、フィニス/Finisiをご紹介。
このアルバムは、この前の土曜日に母親のCT検査の為に御茶ノ水に連れて行った際の、待ち時間にいつもの縄張り 御茶ノ水ディスク・ユニオンのSoul館でCDを手に入れました。
1983年の作品です。
このアルバム、TOTO風あり、マイク・マクドナルド風あり、アル・マッケイのEW&F風ボッサありで、とてもモータウンからのレリースとは思えない作りとなっています。
だから、モータウンからは強力なプロモーションを得られなかったのではないでしょうか?
ヒットしたのは、日本だけでした。 でも、日本のAORファンでよかったです〜♪
このアルバム、発売前の81年くらいに当時学生アルバイトしていた某レコード会社のプロモーター氏よりサンプルLP盤をいただいて、お家でレコードに針を落とした時の新鮮さを今でも思い出します。
アダルト・ロックではありません、R&Bでもありません。
あたらしいカテゴリーを感じました。
なんだか、気持ちよくなるこのサウンドはなんと定義してよいのか、いまでも微妙な感じです。
プロデューサーは、元EW&Fのギター アル・マッケイAl Mckay.
このアルバム全編に感じられる「柔らかさ」は1970年代EW&Fから感じられる他のFunkバンドとは違う彼ら独自のトーンと共通するものがあるのではないでしょうか。
そして、主なバックメンのメンバーを見てください↓。
日本でヒットした理由がお分かりいただけれるかと思います。
G: Steve Lukather, Michael Landau, Al McKay, Paul Jackson Jr.
B: Abraham, Laboriel, Neil Stubenhaus, Nathan East
KB: Tom Keene, Michael Boddicker
Dr: Jeff Porcaro, Carlos Vega, John Robinson (この3人が一つのアルバムで楽しめるのは超レアかも)
Horns: Jerry Hey, Gary Grant, Bill Rechenbach(お〜 The Seawind!), Charles Findley
Back Vocals: Richard Page, Steve George (お〜、この二人も Pages!), Bill Champlin(今Chicago Vo.), Philip Bailey(EW&FのおなじみVo.)
と、クレジットだけ見ても、このアルバム聴きたくなりませんか?
そして、作家としては伝説のAORバンド、ナイトフライトNiteFlyteのサンデー・トラーノが提供した
5曲目 Blame It On THe Nightやベイビー・カムバックの名曲を残したプレイヤーPlayerのJ.C.クロウリー提供の9曲目I'D Rather Be Goneや 6曲目はスティービー・ワンダーの盟友ビル・ウォルファーBill Wolferの名曲Call Meや、 スティビー自身が提供した8曲目Crash On You など、とても今では実現不可能なメンバーによる作品です。
そのサウンドは、”西海岸腕利き料理人たちによるホワイト・ソウル”って感じが一番近いのでは。
スティービー・ワンダーが彼の才能をバックアップしたように、聴きやすいメロディラインで、上質のバックメンたちによる仕上げ。
当時の様々な新しいポピュラー・ミュージックの切り口探しの実験的な一枚かと思います。
このアルバムがCD化されたことに感謝したいです。
これは、もう買えないと思いますので、ヤフオクか中古CD屋をマメに回れば出会えるかもしれません。駄目な場合は、ご相談を。
ちなみに、このアルバム、たおやかな海のPHOTOがそのかっこいいFINISのロゴとともに日本オリジナルとしてデザイン・レイアウトされました。PHOTOその1.
PHOTOその2は、LP盤発売当時のそのオリジナルLPジャケット・デザイン。
評価は皆さんにお任せします。
あなたなら、どちらのジャッケット・デザインに清き1票を?
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