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弟か姉が持っていたのが、この漫画である。(どんな姉弟や)
部屋に転がっていて、なんとなく暇やしと読み始めたら!
「おっおもろい!何これ?!」
ヤンキー漫画というのはたくさんあるが、面白くない事に大体は主人公が強い。
そんな中、主人公が一見弱そうな「特攻の拓」や、主人公がめっちゃ卑怯な「今日から俺は!」などの少しひねった設定のあるものが好きだった。だから、「湘南純愛組」とかは苦手である。
この漫画の面白いところは、「拓」とも違い、主人公「三郎」が普段は本当に内気な高校生であること。
しかし、彼が一旦放尿すれば、ヤンキー界で悪魔と恐れられる三郎の兄「一郎」「二郎」でも止められないほど強いのだ。(何人居ても全員殺すまでやるほどの勢い)
そんな三郎を利用しようとする輩とのやりとり(吹奏楽部・部長の芸革のあたり、河井星矢との一連の流れ)、それとは逆に三郎を妙に慕い、彼の望む普通の高校生活をぶち壊していく、新鋭隊長の石井たちとのやり取りなど、普通のヤンキー漫画とは「笑い」の視点が違うのである。
ただ作者の阿部秀司は、こういった作品を描くことは望んでいなかったのだとか。
だが、名も無い作家がそんなワガママは言える訳も無く、こういうジャンルの作品を作った。
しかし最近になってある程度売れ、「三郎」もジョジョみたいに第2部に入り、絵柄もかわいくなってしまった彼は、ようやく自分の描きたかった少女マンガチックな作品を発表している。
それも読んだが、正直設定もベタで面白くない。
絶対「三郎」の方がイイ。
そういや「シャーロック・ホームズ」の作者「コナン・ドイル」も、推理小説がしたくて小説家になったのではなかった。で、「ホームズ」が成功して認められ、念願かなって本当にやりたかった歴史小説を書きはじめたのだが、これが全く売れず。
「ホームズ」の続きはまだか!との抗議まで来てしまい、無理やり「ホームズ」を続けたという(ドラゴンボールみたいやな)。
阿部先生には第二のコナン・ドイル(第二第三の姉歯みたい)にはなって欲しくない。
でも今のところ「三郎」はまだまだ続きそうだから、心配ないでしょう。
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