お店やビルの電球替えを相談されることがあります。
「電球替えぐらい、自分でやってよー!」と内心思いますが、
昔から付き合いのある人たちですから、現場に行って相談にのっています。
「あ〜なるほど、『俺にはできない』と言っておられる意味が分かりました。
ごく最近の相談でも、
すばらしいデザインのお店ですが、手鏡がないと電球交換ができない位置にセットされていました。
天井にある間接照明がいくつも切れています。
その構造からすると、デザイナーがデザインを優先させたのでしょうが、
お店の方の電球交換の手間を考えますと、かなり手間のかかる不親切な構造です。
もう一つは、テナントビルの庇にあるダウンライトです。
この庇はステンレス製で、適度な厚みがなく、取付らているライトの構造との相性が悪く、
素人が取り替えると、取り外したあと、うまく取り付けられず、
中には一部破損しているものもありました。
思うに、店舗やビルのデザインというのは、絵画や彫刻などの芸術と違い、
デザイナー(作り手)の自己満足のための作品ではダメだと思っています。
ちなみに、【作品】という用語には、『芸術的な』という意味合いを含んでそうで、
私の勝手な価値観から、当社のホームページでも、【作品】という表現を使っておりません。
とくに、店舗やテナントビルというのは、商業施設です。
収入と支出などの経済的要素を考えておかなければなりません。
使い勝手、コストなどの機能性・経済性も考えた上で、依頼者の意図を組み、
デザイナーの情熱を加えなければならないと思っています。
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