色彩コラム【カラーサプリ】

キュービック・カラーセラピー創始者・山内暢子の不定期連載コラムです。

色彩について

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]

感情を色に託して表現

イメージ 1

色はことば
「色は言の葉(ことのは)」これは、日本最古の和歌集『万葉集』の中に登場することば。日本人は、いにしえから鮮やかな色彩の中に生きていて、色彩を表すことばが数多く出てきます。着物の色で相手の心もようを読んだり、月の明るさを色にたとえて思いを伝えたり。ことばにできない複雑な思いも、色彩という表現で相手に自然と伝わることがあるのです。

被災地をたずねて
 この夏、東日本大震災の被災地の子どもたちを色彩で癒やすために岩手・宮城の各県を訪れ、ワークショップを行ってきました。
 被災地の子どもたちはとても手厚くケアされ、多くの大人の目が子どもたちに降り注がれていることを頼もしく感じましたが、それでもつらい経験をした子どもたちの心の中には、ことばには出せない痛みや傷が残ります。ワークショップで見られた特徴は、まさにその「ためこんだ思いが色彩に表出されている」ということでした。
 小学校高学年以上の子どもには黒や緑や青、紫という内向性の色彩を選ぶ子が非常に多かったのが印象的でした。このことはカラーセラピーでは「周囲に影響されて自分の本当の思いをため込んで表に出せていない」という状態を示しています。逆に低学年以下の子どもでは、赤やオレンジなどの暖色を多く選ぶケースが多くありました。
 子どもがお絵かきや塗り絵で黒を使うと、大人は動揺する傾向がありますが、私は黒というメッセージ性の強い色をあえて使えることで、その子は自己主張できていると考えています。

カラフルな生活を
 全国各地から「頑張れ」のメッセージが東北地方の皆さんに多く寄せられました。大人は自分を励ますためにも「頑張ろう」ということばを使います。ところがそんな時、子どもの場合、もっと周りに甘えたい、あるいは「頑張りたくない」「疲れた」「不安だ」という正直な思いを、周囲への配慮から出せずに閉じ込めてしまうことにもなります。
 これは被災地に限ったことではなく、日常のちょっとした生活トラブルでも起こること。ためこんだ思いをどこかで吐き出させてあげることが、子どものストレスを解消し、次への前向きなステップにつながるのです。
 そこで感じたのは、まさに「色とことば」ということでした。ことばにできない感情があったら、色に託せばよいのです。
 被災地でのワークショップでは、子どもたちが今の情動や心象を色で表した後、その色を使って手のひらで円を描くパステルアートを行いました。
震災後、ほとんど話をしなくなってしまったという女の子が、夢中で指先を動かしながら「気持ちいい。もっとやりたい」と言ったのは、感動的な一コマでした。色彩にはそんなヒーリング効果があります。
 アートでなくてもいいのです。お花や食器、カーテン、クッションなど、いつも生活の中で、さまざまな色をまんべんなく使おうと意識することが、バランスのとれた心の状態を保つためには大切です。皆さんもことばにならない感情を色で表現するカラフル色彩生活を楽しんでみませんか?

閉じる トラックバック(0)

心と体に元気をプレゼント

イメージ 1


情熱や勇気の印 赤

〜エネルギーが強い〜

 私たちは心や身体にエネルギーが満ちあふれてくると、無意識にそのエネルギーを発散しようとして身体を動かしたくなったり、声が大きくなったりします。また、怒ったり暴力的になったりするのも同じです。

 この状態を色でいうと「赤」で、心身のエネルギーが強い時は、赤の洋服やアクセサリーを選びたくなるものです。これは、自分の状態が赤のエネルギーと引き合ったということです。

 赤を選びたくなる時は、活動的でなんでもうまくいきそうな気がします。体力的にも疲れ知らずで、いくらでも動けそうな勢いが出ます。特に、目新しいものを見つけたり、ドキドキするような体験をすると、やる気に拍車がかかってますます動きたくなります。

 日ごろから赤が好きという多くの人は、人に従うよりはリードする方を好みます。また、外向的でアクティブなので、たとえ失敗をしたとしてもめげずにどんどん前に進んでいきます。肉体的にも精神的にもタフですから、周りの人はついていくのが大変なほどです。

 というのは、色彩生理学的にみると、赤はドーパミンという神経伝達物質(脳から分泌されるホルモン)と関連しています。これは、車で例えるとアクセルの役割をするもので、瞬発的な興奮や意欲を生み出すことがわかっています。

 そのドーパミン効果を利用しているのが、バーゲンセールの文字。「赤」で描かれることがほとんどです。

 会場を紅白幕で彩り興奮させ、早く買わないと損をするように競争意識を喚起させることで、購買意欲を出させようという色彩戦略なのです。黄色い文字や青い文字でバーゲンセールと描かれていた場合、安くていいものが手に入るというイメージがしにくいのです。


〜集いの場盛り上げ〜

 そんな赤ですから、インテリアやファッションに上手に取り入れると、疲れた身体やめいった気分に元気をプレゼントするような効果が得られます。

 朝起きた時に、今日は元気が足りないなと感じたら、赤い下着を選んでみませんか。ひと口に赤といってもハイビスカスのように鮮やかな赤から、ワイン色のような落ち着いた赤までさまざまなので、自分の心と身体がしっくりなじむ赤を選びましょう。そのうちに、身体を動かすのがおっくうじゃなくなっているのを感じるはずです。

 また、家族が集まるリビングやダイニングといった生活空間に赤い花を多めに飾ったり、カーテンやブラインドを赤に替えると、いつの間にか会話が弾んでいるのに気がつくでしょう。そのうえ、時間を課題評価する感覚を生むので、短い時間であったとしてもたっぷりと楽しいひとときを過ごしたように錯覚します。お試しくださいね。

閉じる トラックバック(0)

リセット!新しい自分へ

イメージ 1

清楚で純粋な白

決意と覚悟 演出

白といえば、真っ先にまばゆいばかりに白いウエディングドレスを思い浮かべる人も多いでしょう。

なぜ、花嫁のドレスが純白なのか。それは、ピュアで何色にも染まっていないイメージが、花嫁の純粋さや清楚をより強調してくれるから。パールやレース、白い花をふんだんに散りばめたデザインが、女性をもっと美しく見せてくれると同時に、結婚という新しい世界に飛び込む覚悟をも出してくれているのです。

 また、日常のビジネスシーンでも、初めての人に会うときや、大事な商談の時に白いYシャツは好まれます。相手に清潔感やはつらつとした印象を与えると同時に、きっぱりとした意思を感じさせてくれると思いませんか?

 どんな商談であれ、契約とはそれなりの決意を伴うものです。「この人に決めよう」という覚悟を相手から引き出すのに、白の清潔感が一役買ってくれるのです。

免疫力UPにも効果

 一方、心理的には、白は実際の重さよりも軽く感じられるという効果があります。例えば、ある引っ越し業者が段ボールの箱の色を茶色から白に変えたとたんに、作業効率が上がり、作業員の疲労度も軽減されたという報告があります。

 黒い箱と白い箱を比較すると、黒いほうが1.8倍も重く感じられるといいますから、色の効果はあなどれません。

 また生理的には、太陽光線の中にある身体に必要な光の波長だけを体内に透過して、免疫力を上げる効果があると言われています。その逆に黒は、必要なものさえも遮断してしまい、美容の大敵シミ・しわ・たるみの原因を作ることが証明されました。

 ですから病後の回復力を高めたい時には、意識して白い服を着ることをお勧めします。ただし、紫外線も透過するので、日焼けにはご用心を。

 さて、沖縄の場合、これからの季節に白は大活躍する色でもありますね。

 食卓を白っぽくして涼やかさを演出したり、白い食器を使うことで食材の色を際立たせて食欲増進につなげたり。なにより、他の色をより美しく見せてくれる色として上手に生活に取り入れていくと、ますます生活に彩りが出て楽しくなります。これからも若さと健康のために、心が喜ぶ色の発見をどんどん続けていきましょう。

閉じる トラックバック

「おいしい」を伝える色

イメージ 1

 立春が過ぎるころから、八百屋の店先には「おいしそうな色」がいっぱい。春めいてくる空気を、草花や果物の色合いから感じるのは楽しいものです。そもそも、人間には数千万色もの色を識別する能力があります。でも実際に、日常生活で意識するのは数百色ほどで、そのほとんどが食べ物の色なのです。食欲を左右する「美味しさセンサー」は、視覚や嗅覚、触覚など五感すべてにあって、人は五感で過去の記憶を呼び覚まし、食欲が喚起される仕組みになっています。

 その中でも、90%弱を占めるのは視覚からの情報。そして、その中の55%が色の要素、45%が形の要素と言われています。つまり、「おいしい」「食べたい」という欲求は、色に左右されやすいということです。

 色彩心理では、最も欲求を喚起するのは赤・橙・黄などの暖色系。逆に食欲を減退させてしまうのは青・緑・紫などの寒色系ですが、特に黄緑色は脳が「熟していない」認識をするため、唾液の分泌が少なくなってしまいます。特に、心の元気を失って、食欲のない人には、暖かい色合いの食べ物をおすすめしたいものです。

 では、日頃家庭で、食材の色を生かす食器はどんな色を選んだらいいのでしょう。和・洋・中、料理の種類によっても食材が違うのでひと工夫してみましょう。

 和食の場合、豆腐や煮物など鮮やかさが少なく、あいまいな色の食材が中心な上、みそや醤油といった調味料も彩りを乏しくする要因になっているので、食欲をそそる暖色系(朱・からし・べんがらなど)の色が器に彩られていると良さそうです。

 洋食は、トマトやデミグラスなどのソース色がそのまま反映されるので、白い器のふちに上品な色で描かれた柄などはその彩りをさらに引き立てます。

 中華の場合、火にかける時間が比較的短いため、食材の色変化が少ないのが特長なので、その鮮やかさを生かせる白い器や、逆に食材に負けない程の色鮮やかな彩色の器が食卓にのぼると食欲が増します。

 特に小さなお子さんやお年寄りのいる家庭では、食欲は色に左右される本能であることを考えた盛り付けや、テーブルコーディネートに彩りを添える工夫をしたいものです。

閉じる トラックバック(0)

白い住まいには彩りを

イメージ 1

 時折、マンションのモデルルームを、見て回ると、白い壁にガラステーブル、キッチン家電も白で統一してスタイリッシュな暮らしを提案している物件をよく目にします。生活感がなくて、いつでもこんなきれいな部屋で過ごしたい、と思わせますよね。

 特に、若い世代に白は人気があるようです。確かに清潔感があるし、住む人の趣味や好みをじゃましない、どんな色や素材のも合わせやすい色調です。でも、それが毎日の生活空間となるとどうでしょう。その中にいると目がショボショボしたり、気持ちが落ち着かなくなり、挙げ句には壁にできたシミが気になって雑巾を手放せないなんてことも…。

 白は全ての色の中でもっとも光の反射率の高い色です。たくさんの光を反射するということは、それを見る眼球の筋肉に強い緊張を与えるということ。つまり「まぶしい」し「目がチラチラ」します。それは体の筋肉緊張へとつながり、疲れやコリを感じさせます。つまり、色が人間の心と体に及ぼす生理的作用から言うと、白はとてもストレスを感じさせる色なのです。

 その上、すべての色を反射してしまう色なので、肌の色も遠慮会釈なく映し出します。1日の仕事が終わって疲れている夜など、顔色が悪く見えて気分はよけいにどんより、なんてことにもなってしまいます。

 さて、そこで私のオススメは壁の白さを活かしたコーナー作り。例えば、今月のテーマカラーを「ピンク」に決めたら、手持ちのピンクの小物を集めてみます。ベビーピンクからショッキングピンクのものまで、カラーバリエーションはいろいろありますね。

 飾りたい小物が決まったら、次は一区画に小さなテーブルを用意して飾りつけましょう。もし、どうしてもこれっ!という小物がなかったら、時計の文字盤やフォトフレームなどをリメイクしちゃいましょう。お気に入りの布やリボン・ボタンでデコレーションしてみると、意外なほど彩り豊かになります。

 次の月のテーマカラーを考えてみるのも、楽しいひとときになりそうです。

閉じる トラックバック

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]


.

山内暢子
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

検索 検索
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

開設日: 2009/11/25(水)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.