アアルトツアー(その1): ヘルシンキ工科大学
|
今回の旅行の一番の思い出になった、フィンランドのアアルトツアーの話です。 アアルトツアーは1日だったけど、全部書こうとすると大変なので、分けて書きます。 まず一回目の今日は、アアルトの出身校であり、またアアルト建築で有名なヘルシンキ工科大学です。 私の中途半端な英語力で聞くのではなくて、ちゃんと話を聞いて理解したくて、 現地で色んなアレンジツアーを企画している、My Suomi(マイ・スオミ)さんにお世話になりました。 ユーロ高なので、150ユーロでも、うっ。って感じですが、前回の北欧旅行では、年末年始休暇中、 今回は絶対にと思っていたので参加しました。 待ち合わせ場所に行ってみると、なんと私1人が参加者。聞くと、この時期 観光客は少ないらしい。 同世代の女性(多分)と2人きりの旅行がスタート。ところが、とっても楽しかった。 すぐに打ち解けられるような人だったので、アアルトの話もだけど、色々な話をしたり、 久々に日本語をたくさん話せて、楽しかったです。旅は出会いだなぁと実感しました。 エスプラナーディ通りのツーリストセンター前に集合して、アアルトの話をしたり、 ちょっとしたアアルトスポットを巡りながら、Kampiへ。Kampiから、ヘルシンキ大学へ向かいました。 ヘルシンキの西の方にある、Otaniemi(オタニエミ)という所に、ヘルシンキ工科大学はあります。 途中、バスで、ノキアの本社の近くを通り、ノキア本社がある場所は、テクノポリス的になっていて、 その地域に本社を建てられると一人前という扱いになるそうです。産学協同みたいな感じにも なっているようです。 フィンランドって、確か、子供の数学オリンピックみたいので、優秀なのって聞いたことあったけど。 圧倒的に、理系優位だそうです。中でも優秀だと扱われるのは、建築士だそうです。 へぇ。さすが、デザインの国だなぁ〜と感心しました。 物を色んな方向から見る訓練をする塾とかもあるそうです。おもしろそうですね。 じゃ、ヘルシンキ工科大学の建築学科のあたりで、良い人捕まえなきゃねぇーとか、 ガイドさんと、きゃはきゃは笑いました。 ■■ ヘルシンキ工科大学 ■■ 普通は、大学に行くと言っても、門の前ですよね。バスは、ヘルシンキ工科大学の中まで入ります。 大学の中を一般道路が真ん中に入っていて、研究棟のあるエリアと、キャンパスや図書館、 ちょっとしたスーパーや寮というエリアに分かれています。 アアルトは最初の構想時から一般道路が真ん中を走る事を計算していたそうで、 一般の人に開かれた大学を目指して作られたそうです。 面白いのは、アアルトはどこから実際の建築に着手したと思いますか?建築学科?とか思ったら、 スポーツジムエリアから作ったそうです。たまたま、ヘルシンキオリンピックの時期だったらしく、 選手村みたいな所になったそうなんです。なるほど、合理的です。そして、今は寮となって 残っているエリアの一部は宿舎になっているそうです。ア アルト建築の寮は、素敵な内装だそうですよ。ガイドさんも、1回だけ訪問したことがあると。 それはそうと、まずは、図書館から見学はスタート。 通る場所は、写真撮影可との事で、張り切って写真撮りました。 ++ 図書館 ++ 勉強している人達もいるので、こんな図書館あったら勉強するよねーーとか、 ヒソヒソ言いながら、撮影しました。 これは、子供用の机と椅子。大学だけではなく、大学院や研究棟があったり、 国から補助が出るので子持ちで学生の人が多いらしく、実際子供がいたりするらしいです。 ドナルドダックの漫画が置いてあります。 勉強ばっかりやっていたら気が狂うから、たまには息を抜こうというジョークとしても 置いてあるみたいです。ほしぃーーー。。 図書館の勉強スペースの椅子や自習室などなど。照明、椅子、壁、何から何までアアルトです。 ++ 学生棟 ++ いわゆるサークルの部室、学食、ホール的なものがある場所だそうです。 ヘルシンキ工科大学の各建物の壁には、こういうレンガが使われています。 フィンランドでは、歴史的に重要な建物という位置づけである為、 アアルトの建築を保存することにものすごく力を入れているそうです。 よって、何年かに一度、このレンガを張り替えたりするらしいのですが、補修仕事が ここの場所、去年からやっているんです。ええっ?って言ったら、アアルトは、味のある風合いを 出す為に、わざとB級のレンガを使用しているそうで、その風合いを殺さずに、忠実に残す ということで、レンガ一個一個抜いては、同じような、B級のレンガをはめて修復するらしいです。 アアルトの財団が支えたりしているそうですが、ちゃんと、風合いが残っているかどうかを チェックしにくるらしいです。 でも、もう冬。。大変な作業ですよねぇ。 大理石が好きだったみたいで、大理石って壁に使うとたわんでくるらしく、 崩れてくる前に修復、そして忠実に修復、なので、お金がかかりますね。きっとアアルトに 限らずなのだとは思いますが、こうやって文化を守っているんですね。素晴らしい事です。 学食のテーブルと椅子 贅沢ですよね・・・ 廊下のスペース 照明がキレイでしょう。 なんと喫煙スペース アアルトが建築した時はなかったそうですが。 大理石の椅子 夏は涼しいけど、この季節、体の芯から冷えるよって言われて座りました。 座り心地は良いのですが、本当に冷えました。 ++ いよいよ 建築学科のキャンパスへ ++ ヘルシンキ工科大学の中でも、やっぱり一番優遇されているのは建築学科。 そりゃ、出身学部ですもんね。色々な場所に便利な場所にあって、施設的にも凄かったです。 廊下らしいのですが、作品展示スペースらしいです。卒業シーズンだと卒論みたいな感じのものが 展示されているらしく、建築家、デザイナー系のお客さんは必死に写真撮って、ぱくり? みたいな人がいるらしい。。おもしろいですね。 私は、スペースを有効活用し、そして、スペースを活かせる設計になっている事に感動しました。 コルクっぽい板が壁に貼られていて、押しピンで飾れるし、上からつるせるような事も 出来るんです。 これエレベーター 談話室 大教室 照明が素敵でしょう? 建築学科用の図書館というか資料室かな? おしゃれな雑誌があって、こんなに自由に出入り出来るなら、見に来たい。 建築学科は最短で5年らしいです。でも、5年で卒業できる人って、本当に一握りらしいのですが、 日本人女性で5年で卒業した人がいて、その人は、ヘルシンキで大活躍されているそうですよ。 同じ日本人、女性として、誇りに思います。日本人留学生もたくさんいるそうですよ。 英語の授業に、特に受講者が多いみたいですけど。 ++ イベントスペース ++ まもなく民間に売られるらしいのですが、イベントが行われる棟があります。 こちらはアアルト建築ではなく、名前忘れちゃったのですが、有名なデザイナーが 建築したものだそうです。アアルトは設計図を見たときに一目ぼれしたのだけど、 実際、建ってから気に入らず二度と来てくれなかったそうです。 でも、私はこれはこれで素敵な建物だと思ったのですが。 外観 トイレにおいてある椅子 これ、確か有名なデザインですよね。忘れちゃった。 これはカフェスペースの椅子。 素敵な感じです。 ここから、アアルトの自邸とアトリエへ移動しました。 ヘルシンキ工科大学には、多分個人では行けなかっただろうし、行っても撮影してもいいエリア、 悪いエリアもあっただろうから、ツアーに参加して良かったな、とそう思いました。 お世話になった、MY SUOMI さんは、以下のHPです。 結構、お金に余裕があれば、行きたいツアーはたくさんあります。 自分で行けるツアーも多いけど、ちゃんと聞きたいものは、うまく利用したいですよね。 MY・SUOMI http://www.mysuomi.fi/pages/My+home 次の回は、アアルトのアトリエと自邸を紹介しま〜す。
|







