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新村は、ソウルで最も大学生や若者が集まる場所であると言えます。地下鉄2号線「新村駅」から歩いて10分程のところに4年制の総合大学である延世大学があり、その近くには梨花女子大学、西江大学、弘益大学などがあり、新村はソウルの代表的なキャンパスエリアとして数えられています。新村駅から延世大学へと続く通り沿いには、様々な飲食店やカフェ、ベーカリー、屋台などが並んでいます。このような新村では、文化生活はもちろんのこと、簡単な山登りも楽しむことができ、また歴史遺跡を巡ることもできます。延世大学の後ろにある鞍山(高さ295.9m)は、都心の中で新鮮な空気を吸うことができる場所で、千年の歴史を持つ奉元寺も見学することができます。また、韓国人がよく訪れる休息空間であるチムジルバンと、マッコリに韓食という韓国の日常的な食文化も体験してみることができます。
歴史が息づく延世大学―
英祖の側室 暎嬪李氏の墓があった綏慶園と
韓国最初の近代式病院の広恵院
延世大学 の入口に立ってみると、様々な大学の建物が見えます。キャンパス内の街路樹は季節ごとにキャンパスを様々な色に染め、春夏秋冬と韓国の季節が変わるたびに違ったキャンパスの風景を見ることができます。
延世大学の正門を入り右側の道に沿って歩いていくと、現代式の建物が並ぶ中、韓国の伝統家屋が目に入ってきます。大門の懸板(門の上に懸けられた文字や絵が刻まれた大きくて平たい彫刻)に「延世歴史の庭」と書かれているこの場所には、綏慶園(朝鮮第21代王の側室の墓)の跡と広恵院(韓国最初の近代式病院)があります。綏慶園跡は元々、朝鮮第21代王の英祖(在位1724~1776)の側室であり思悼世子(英祖の2番目の息子)の母である暎嬪李氏の墓があった場所です。1969年に綏慶園が京畿道高陽市の西五陵へ移り、墓があった場所には延世大学教会が建てられました。
広恵院は韓国で最初の近代式病院で、時間の経過に伴い今では元々の建物の姿を見ることはできませんが、延世大学創立100周年の記念事業の一つとして復元作業が推進され、1987年に復元されました。現在は、延世大学の歴史と歴史的遺物などを展示する延世資料館として使用されています。
都心の中の自然の森、鞍山
綏慶園跡を過ぎ、延世大学の裏手へ向かい歩いて行くと散策路が出てきます。散策路を歩いて行くと森の中へと入っていく道が見えてきます。ここが鞍山の入口です。
鞍山(高さ295.9m)は比較的低く傾斜も険しくないため、近くに住む人々や子どもたちがラフな格好で山を登っている姿をよく目にすることができます。もみじや松、クヌギなど様々な種類の木々が生い茂る森が広がっており、都心にいながらにしてきれいな空気と爽快感を味わえます。
頂上には亭子(あずまや)と運動施設があり、しばし休んだり軽く運動をしながら体を解きほぐすことができます。登ってきた道と反対方向に山を下って行くと大きな岩がある絶壁が見えてきます。ここからはソウル市内の景色を一望できるのですが、絶壁と言っても山が険しくない上に岩の下へ行く道には手すりがついているため、恐れる必要はありません。
千年の歴史を持つ奉元寺
大きな岩の絶壁を通り山を下って行くと、静かな森に囲まれた奉元寺が見えてきます。奉元寺は千年の歴史を持つ寺で、毎年6月の上旬にはユネスコ世界無形遺産に登録されている「霊山斎(亡くなった人のための仏教儀式)」が開かれる場所でもあります。寺の中には伝統茶屋があり、ナツメ茶や緑茶、メシル茶などの韓国の伝統茶を飲むことができます。静かな山寺で韓国の伝統茶で乾いた喉を潤し、登山で疲れた体を休めても良いでしょう。
登山の疲れを癒してくれる特別な体験
奉元寺を過ぎると登山もいよいよクライマックスを迎え、住宅街の路地に出たところで登山は終了となります。登山の後は、登山の疲れを癒しに「スプソク韓方ランド」というチムジルバンへ。
チムジルバンには、サウナ、浴場、休憩施設が備わっており、約40~80度の高温の部屋に入り汗を流し、体内の老廃物を外に出すと同時に疲労を癒す休息空間です。「スプソク韓方ランド」には一般のチムジルバンとは異なり、炭火の前で汗を流すことができる「プルガマ(火を焚くことで熱気を発散させているサウナ)」があり、その炭火でジャガイモやサツマイモ、トウモロコシなどを焼いて食べることもできます。プルガマには貸し出されるチムジルバン専用の服を着て入り、チムジルバン内にはシャワー施設や運動施設、娯楽室、カラオケ、スポーツマッサージショップ、売店、食堂などが備わっています。また、このチムジルバンは鞍山と繋がっているため、チムジルバン専用服を着たまま森の中へ入って行き、寝台の上に横になりながら思う存分森の爽快感を楽しむことができます。チムジルバンを体験した後は、チムジルバンに来る前よりも健康になった気分になるでしょう。
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