無題
寒々とした夏
今年の夏は例年と比べて寒い。毎年のことだ。
しかし僕はバイトを始めた。今週末から厨房で働く。トマトソースとベーコンとニンニクの香りで立ち込めるイタリアンレストランのキッチンでだ。すばらしい行動力、もちろんその裏は不安でいっぱいだった。しかしもうすでにくびにしてくれまいかと考えているとは、一体どういうことなのだろう。
空気公団のすがすがしさが一層僕の心を虚ろにしている。僕は一体なにをしているのだろう。一体。
この無気力さは何からくるものなのだろう。そう、無気力なのだ。周りの環境は刻々と変化し、僕もその対応に追われているはずなのだ。だからこんなにも、活力を失っているわけなのだが、追われているのに逃げようとしない。それどころか追いつかれ、追い越され、興味を失うのを待っているようだ。
僕は鳥でもなければ、
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