防災訓練
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本日は毎年恒例の消防防災訓練が行われました。
地震により館内で火災が発生したとの設定です。
震源地は宮城県沖、小名浜の震度6以上を想定しての訓練です。
今回は消防訓練ですので津波の高さは50㎝として、屋外への避難誘導をメインにした訓練です。
私の担当部署はレストラン前のお客様の避難誘導係です。
火災が発生するまで待機です。
今日の天気が震災時と少し似ていたので、当時の様子を思い出していました。
震災時は一時ここに80名のスタッフが避難していました。
みんなで海を見ながら津波が落ち着くのを待っていました。
この写真は震災時の17時20分頃の小名浜港です。
このときは津波が落ち着いていたので、もうそろそろ自宅に帰れるかなぁって思っていましたが、暗くなってから大きいのが来ました。 「あのとき食べた冷たいカレーライスの味が忘れられないんだよねー」
とか言いながら、待っていると、負傷者救護班が担架を持ってやってきました。
結構、人の体って重いんですよね。
ですから、ちっさい子が負傷者役だと楽なので、今年はアクアマリンふくしま一番のチビッコスタッフが負傷者役になっていました。
そうこうしていると、火災発生の館内放送が…
お客様役のスタッフを誘導し館外へ避難します。
館外のがれき座前に集合し訓練終了です。
避難訓練が終わると小名浜消防署のスタッフが消火器の使用法についてレクチャー。
毎年やっているので消火器の使用方法は分かるのですが、消火する前に
「火事だー、火事だー」
って大声で叫ばなくちゃいけないのがちょっと恥ずかしいんです。
小さい声だと消防署のスタッフに怒られます。
他にもアクアマリンふくしまには屋外消火栓もありますので、それの使用訓練も。
結構、腰入れて構えてないと水圧で吹っ飛びます。
ちなみに後にいるのはアクアマリンふくしまの館長。
こういう面白そうなことには率先して参加します。
震災後初の防災訓練なのでマスコミさんもやってきました。
今回は津波からの避難訓練ではなく、火災からの屋外避難訓練だったので、震災後、津波対策はどうしているのか根掘り葉掘り聞かれました。
実は震災前は津波に対してはあまり考慮して訓練は行っていませんでした。
なぜなら、震災前のいわき市の津波ハザードマップでは小名浜港では最大でも2.2-2.3mの津波しか想定されていませんでしたから。
最大水位は海水面からの高さですので、この予想では盛り土の上にある水族館本体は大丈夫なことになっていました。
ですので、それなりの対策しかしてなかったわけです。
実際は4.2mの津波がやってきて1階部分が浸水してしまいました。
幸い、閑散期で館内にはお客様が150名ほどしかおらず、津波到達まで30分以上ありましたから、避難誘導も問題なく行え、全員無事、避難して頂けましたが、これが繁忙期で数千人のお客様がいたときに起こっていたらと思うとぞっとします。
ということで、震災後、アクアマリンふくしまでは独自に津波に対する避難マニュアルを作成しています。
飼育スタッフも人命救助優先で動きます。
東日本大震災の時も担当水槽の様子が気になりつつも、避難訓練どおり、お客様の避難誘導を行っていました。
マニュアルでは
もし、2mを越える津波が予想される場合
津波到達まで30分以上ある場合は館外への避難を職員が誘導する。
津波到達まで30分以内となった場合は館内の安全な場所へ職員が避難誘導する。
としています。
アクアマリンふくしまの建物は耐震性が非常に高くなっており、今回の震災でも建物本体はほとんど損傷しませんでした。
ですので、いたずらに屋外に避難させるのではなく、屋内に留まって頂く方が安全と考えています。
ということで、アクアマリンふくしまでは
もし、もう一度地震が起こっても、お客様の安全を確保できるように対策しております。
安心してご来館下さい。
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