不届き者たちの春は遠く
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ひとまずホッと胸をなでおろす。
先日の朝刊社会面に載った1段ベタの記事が頭から離れない。
本来なら目に留まることもない小さな扱いだった。
その活字に吸い寄せられたのは理由がある。
それが今の私にとって最大関心事だったからに他ならない。
− 富士山で独男性遭難 −
金環日蝕で国中が湧いた21日に富士山で“遭難”騒動が起きていた。
記事によるとドイツ人男性は19日に入山し富士宮口5合目を夫人と共に出発する。
その夜は8合目あたりでテントで一泊して明け方に登頂を目指す。
だが山頂で金環日蝕を待つ内に寒さと疲労で自力下山が困難に陥る。
救助を求める夫人が下山して通報したという。
この救助劇には“おまけ”がついていた。
独男性以外にももう1人の日本人の男性も救助したという。
幸いにも『最悪の事故』は免れた。
実は気になることがある。
この遭難者たちの登攀ルートが私 たちのコースと同じだった。
7月の富士山登頂では同じく富士宮口ルートを予定している。
よりにもよって富士宮口とは。
何だか高揚する期待に“水を差された”気にもなる。
それも掟破りの無謀登山だけになおさらだ。
富士山の山開きは7月1日だ。
従って、この時季は5合目より上の登山が原則禁止となっている。
にも関わらずルール無視の不届き者は後を絶たない。 この愚かしい珍事を我が身の教訓として気を引き締める糧(かて)にしよう。
いよいよ富士山登山まで「43日」に迫ってきた。
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