BECK(ベック) 新作:「Guero」 (グエロ) 負け犬が噛み付いた!
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俺は、もう、負け犬なんかじゃねぇ…。 ついに、待ちに待った、BECK(ベック)の3年振りの新作「Guero」DVD付きデラックス・エデョション盤を買った。 今回は、ホント期待していた。本作はあの、90年代オルタナティヴ・ロック・ムーヴメントを代表する歴史的名盤『O De Ley』を手掛けたプロデュース・チーム、ダスト・ブラザーズと再び手を組んだ作品で、ポップかつファンキーな作品に仕上がっているとの噂だったからだ。 で、聴いてみた。はぁ〜、断言します。超傑作です! 2002年に発売された、『シー・チェンジ』が僕的にはあまり来なくて、ベックによるマジックもついに陰りが見え始めたのか?ホントの“負け犬”になるのか?って不安があったので、今回のアルバムには並々ならぬ期待があった。すごくアグレッシヴな作品だ!もう今までのベックが全て網羅されている。 ベックによるベックのベストだ!また、このバージョンにはボーナス・トラックが3曲、リミックスが4曲も入っているのだが、どれも捨て曲なしの完成度の高さ。いやはや、恐ろしい男だ…。 また、このバージョンは初回限定盤DVD付きと来たもんだ! 1曲目の「E-Pro」からド、アッパーだ!これは、ダストによる初期ビースティボーイズの“So What’cha Want”を思わせる低音重厚ビートに、厚みのあるギター・リフで、アルバムの中では、最もロック色の強い曲だ!
「Qué Onda Guero」とノリのいいナンバーが続く。まさにオディレイの時のようなベックサウンド。 そして、「Girl」はミッドナイト・ヴァルチャーズを思わせるような、ポップでファンキーな曲だ。 アコギのスライドギターもかっこいい!「Missing」は『ミューテーションズ』にも収録されていたようなトロピカル かつメロウでサイケな曲。 一転 「Black Tambourine」は、とても、ファンキーで黒いナンバーだ!もう、音のオモチャ箱だ。 カッティングの効いたギターのリフがクール!なにがくるか解らない。もうこの時点で、予測不能…。 ここで、また「ミューテーションズ」を彷彿させるような「Earthquake Weather」。この曲には マニー・マークがオルガンで、ドラムにはジョーイ・ウォーランカー、ギターにはスモーキー・ハーメルが参加している。 先行シングルの「Hell Yes」はクラフトワークとアフリカ・バンバータをブレンドしたかのようなエレクトロ・ファンク・ナンバー。女性ボーカルとベックのラップのかけ合い、そして、ブルース・ハープ。ループしたリズムと機会的なライムの繰り返しだが、とてもアッパーな曲。 ここでいっきに温度が下がる。前作「シーチェンジ」を思わすかのような、アコギとスライド・ギター。気だるい無機質なビート、物悲しいピアノが印象的な「Broken Drum」。 「Scarecrow」はミディアムで、ファーク、カントリー、ブルースとベック得意のルーツ的な曲となっている。クラップから入る、これまたブルージーな「Go It Alone」。シンプルなリズムが特徴。 この曲は、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトがベースとして参加している。 スライドギターから、ブルース・ハープ。ジャンクな音が聴こえてくる。「Farewell Ride」は、まさにメジャー・デビューシングルの「ルーザー」のようだ! 「Rental Car」これは、聴いて「ん?」って思った人も多いはず。ニルヴァーナの「On A Plain」にソックリ! たぶん確信犯だと思います。ベック流、ニルヴァーナって感じですかね? ラストはスピリチュアルな匂いのする。「Emergency Exit」だ。 アコギとスライドギターで構成された曲。 もっともベックらしい姿なのかもしれない。呪文を唱えるように歌う声が印象的。 ボーナス。トラックまでいくと果てしないので、一応ここまでの解説にしておこう。 前にも述べたが、とにかく音のオモチャ箱だ。素晴らしい!だが、サウンドは至ってシンプルにも思える。 音楽的ベースに、パンク、ハードコア、ヒップホップのアヴァンギャルド性の要素があることはもちろんのことだが、最も大きいものとしては、やはりフォーク、カントリー、ブルース、といったルーツ・ミュージックが血肉化しているということだろう。 今回もそういった一連の流れは押さえつつ、新しい音を再構築させているように思える。それはただ単に、音を“使いまわす”ことだけではなく、ルーツ・ミュージックを武器に新たな価値観や手法で、まったく異質なものに作り変えてしまっている。もう全然素直でない。ひねくれまくっている。でも、カッコイイ! そもそも、この“グエロ”とは、スペイン語で、白人の男の子を差すスラングだそうです。 そういう意味でベックは、ヒップホップを非マッチョのオタが、 “「I'm a loser baby so why don't you kill me」” オレハマケイヌ…。ナンデ、殺ッチマワネェンダ? と負け犬魂で、やりきってしまったという点では、この言葉にバッチリ当てはまっているのかもしれない。 これから先、この“負け犬”がどんな噛み付き方をするのか見て行きたい。必聴です。 BECK(ベック) 「Guero」 1 E-Pro
2 Qué Onda Guero 3 Girl 4 Missing 5 Black Tambourine 6 Earthquake Weather 7 Hell Yes 8 Broken Drum 9 Scarecrow 10 Go It Alone 11 Farewell Ride 12 Rental Car 13 Emergency Exit 14 Send A Message To Her bonus track 15 Chain Reaction bonus track 16 Clap Hands bonus track 17 Girl (Octet Remix) bonus remix 18 Broken Drum (Boards of Canada Remix) bonus remix 19 Still Missing (Royksopp Remix) bonus remix 20 Fax Machine Anthem (Dizzee Rascal Remix) bonus remix http://www.beck.com/ |
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待ってましたよ〜!!Qué Onda Guero は、ホント戻ってきましたね!BECK!!! Girl のポップさも最高!!ホント今年No.1の予感!gatukun1974さんのレビューは、ホント尊敬してます!!
2005/4/3(日) 午後 2:45
予告した通り気合入れて、レビューしましたよ。リップさん。今回はやられましたね〜。 「E-Pro 」からドカンって来ました!「Qué Onda Guer」も、いい!「Girl」のリミックスもヤバイんですよね〜。 レビューは何だかんだで人のを参考にしたりします。ある種、サンプリングということで(笑)でも、シメは自分でいったります。いつも、どうもです!
2005/4/3(日) 午後 6:15
僕も、ベック凄い好きなんですよ。何か、自分の心の中の根底にあるモノが、掘り起こされるような音楽のような気がします...。聴いてると、何だか、ドキドキ、ハラハラするんですよ...(^^♪
2005/4/4(月) 午前 9:05 [ mole ]
キタネ!いや聴いてないけどキテルのは間違いない(笑)買います。久しぶりだな。。↑あぁ名台詞だ(泣)昔バスケのアップ用Tシャツに入れたセリフ。未だにヤラレっぱなしですがね。素晴らしいレビュに「巧」ポチっ
2005/4/4(月) 午前 11:31 [ ]
さらりと、聴きながせない、濃厚な作品。 BECKの作品は、音楽というよりも、アート作品と理解している。 総合芸術みたいな感じだ。”負け犬”の衝撃からはや数年 誰も彼のことは”殺せない”存在になってしまった。
2005/4/4(月) 午後 0:05 [ テクノリン ]
このヒトには、今までの音の方法論が通用しませんよね〜。今回はどうなるのか、どうくるのかいつもどきどきさせられ、いい意味で期待を裏切ってくれる。素晴らしいアーティストだと思います。>mole012
2005/4/4(月) 午後 2:33
ほんと、待ちました…。ホント、カッチョイイです。名台詞ですよね〜。ぜひ聴いてみてください。>ゼンコロフさん。
2005/4/4(月) 午後 2:36
アメリカ音楽産業にはない音ですね。“負け犬”を初めて聴いたとき老人のうめき声だと思いました。そして、オディレイのジャンク的ななんでもアリのサウンドに衝撃を受けてから、数年、彼は帰ってきました。素晴らしい作品です。technorinさん。
2005/4/4(月) 午後 2:46
E-ProはDevil's Haircutを彷彿させるキラーチューンです!のっけからテンションあげてくれますよね♪Girlは「O De Ley」 + 「Sea Change」って感じでいいとこ尽くしです☆いつもコメントありがとうございます!
2005/4/7(木) 午前 0:56
ホントこのアルバムテンション上がります。「E-Pro」は、キタ〜!って思いましたから(笑)あますことなく、すべての要素を兼ね備えてます。それと、こちらこそ、いつもコメントどもです。
2005/4/7(木) 午前 1:22
毎日きいてますよ!今。BECK最高だなー。天才だなー。と思いつつ身体は揺れ、いい気分になってます。
2005/4/19(火) 午前 2:50
ひっさびさに、来るものを作ってくれましたよね。最高です。僕も、ここんとこずっと、朝からコイツを聴き揺れています(笑)
2005/4/19(火) 午前 4:08