読書感想文82:電線一本で世界を救う
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タイトルだけを見てもイメージしにくいかもしれない。 平たく要約すると、著者はオーディオ屋さんで、自作の音響用の銀の電線を自動車に応用したら、自動車の燃費が向上し、排ガスの汚染物質が削減されたというもの。 ところが、閉鎖的な日本の自動車業界や、いじわるな特許の仕組みに辟易し、その活路を海外の自動車メーカーや、他の機器に求めたというセルフノンフィクション。 『「オーディオ屋に車の何がわかる」といった日本の企業の権威主義と、柔軟に新しい技術、情報を自分の目で確かめようとする海外の人々の姿勢の差が、残念ながら今の日本の足踏み、いや、立ち遅れをもたらしているように思えてならない。』 町の発明家が、それを実際に応用しようとして、既存の産業界から拒否される。よくありそうな話ではあるけれど、ビジネスとはえてしてそういうものかもしれない。 果たして本当に電線が世界を救うのか。ちょっとタイトルは電線を過大評価し過ぎなきらいはあるけれど、電線という単純すぎてこれまで見向きもされなかったところに、もしかしたらイノベーションが隠れているのかもしれない。応用範囲が広く、本書では、リニアモーターカー、集積回路、半導体、船舶、デ ィーゼル車、医療機器、加速器といった機器が具体的に載っていた。 本書はどうしても著者の主観的な主張が多く、どこまで鵜呑みにしていいか分からない。とはいえ、頭ごなしにこういった発明を否定することは、産業発展を阻害することになるかもしれない。 それに本書は専門的な学術書でもないので、このくらい主観の比率が高くても構わないと思う。 新書にはそういう役割もあるだろうし、過度の厳密性は面白さを奪いかねない。 これからの電線の活躍を期待したいし、注視していきたい。
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はじめまして
私 この本の著者の山下博氏と面識のある者です
氏が考案し 製作した スーパーM線 は実際に使用しております
オーディオや自動車にも使っております
他社の銀線も試しましたが、この銀線(スーパーM)は異常に違いがあります
この本に書かれている内容は かなり抑えた表現で書かれていると思います
体験した私が言うのもなんなのですが、それ程 スーパーM線は凄いのです。
2010/11/3(水) 午後 11:19