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著者は日本生命で勤務していた営業マンだ。その実体験から語る生命保険業界の実態を赤裸々に語っている。単に一方的にコケ落とすだけでなく、具体的に入るべき保険とその考え方も示している。
以前、生保の不払いがニュースになった時に生保について書いたことがある(http://blogs.yahoo.co.jp/gaya1214/47119561.html参照)。かなり酷なことを書いているけれど、この本を読んで、意見を変えようとは思わない(より強硬になることもないけれど)。
本書では、終身保険と定期保険の違いといった基本的なことも丁寧に書かれてあり、実際に保険について悩んでいる人にとって十分に価値のある一冊だと思う。
テレビをつければ保険のCFがたくさん流れている。アヒルが歌うものや、「私でも入れるんですか?」と老人が驚いて見せるもの、谷川俊太郎の詩が感動的に流れるもの。いずれも保険のありがたみや大切さや、保険にまつわるある種の幸福さを感じさせるデキになっている。
本書は最近発表された新書なので、こういった最新CFを例にしながら、具体的に保険の仕組みを分かりやすく説明している。
終身保険では、加入者が生存する年齢を男性106歳・女性109歳に設定していることや、健康だったら10万円お祝い金として返ってくるのは、その分保険代金に上乗せしているからだ、ということをはっきりと指摘する。このように加入者が無知なことにつけ込んで、保険に加入させようとするもはや悪質と言っても良い手口を紹介している。
あなたも「生命保険に入りませんか。」と、営業マンから勧誘されることがこれからもあるだろう。勧められている保険がどうも信用できないときに、最も有効な質問があるという。是非、あなたもその時は、質問してみて下さい。
「その保険、勧めるあなたも入っているんですか」
と。
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