「境界に生きた心子」

境界性人格障害の彼女と過ごした日々のノンフィクション[新風舎・刊](海原純子さん推薦/心療内科医・医学博士)

全体表示

[ リスト ]

話を聴いてくれた 友

 
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57246924.html からの続き)

 自分の無能に対する 怯え,

 人より以上のことを 成そうとしていたが故の 絶望。

 全てが間違っていた, もはや 何もできない,

 何の力もない、と 僕は思うようになっていました。

「 そんな 阿鼻叫喚のなかに、 ただひとつの (最大の) 救いがあった。

 同じ下宿に住んでいた 友人の存在だった。

 毎夜、 彼の帰宅を待ち焦がれて 僕は彼の部屋を訪れた。

 誰かに 一緒にいてほしかった。

 誰かに 聞いてほしかった。

 彼は耳を傾けてくれた。

 そのまま彼の部屋で 朝まで寝入ってしまうことも しばしばだった。

 そんなことが 何ヵ月も続いた。

 自分の苦しみに対する 利己心は、 彼に迷惑をかけるという 考えを一蹴した。

 彼は受け入れてくれた。

 年少である彼は、 僕の異状な懊悩に

 出口を示してくれるという わけではなかった。

 ただ、 聞いてくれた。

 彼は 僕の命の恩人といっても 過言ではない。

 死に瀕して 窒息している人間にとって、

 傍らに寄り添ってくれる 心の存在は、

 一体どれだけ 大きな救いとなることだろう。 」

(9/8)

「 ああ、 どうして 人の心は近づき、 離れるのだろう。

 どうして 嬉しいことと悲しいことが あるのだろう。

 どうして 善い人と 善くなれない人が いるのだろう。 」

「 僕は今、 苦しみを語るまい。

 悲しみを見せまい。

 いつか 我が作品で 己を表すまでは。

 ああしかし、 その日まで 誤解と嫌悪を 受けたままでいるとは、

 何と悲しいことだろう。

 もはや 理解されようとは望まない。

 しかしせめて ……… せめて、 友情だけでも………。

 苦しい時に 心の余裕を。

 それを僕に 要求するのか。

 それはあまりにも 酷だ。

 しかし、 しかし僕は 優れた人に なろうとしているのではなかったか。

 人並み以上のことを しなければならないのではなかったか。

 今こそ、 言葉ではなく、 実際の態度で、 それを示すべき時なのか。 」

(次の記事に続く)
 

《★1日1ポチ↓、お願いします。m(_ _)m ★BPDの理解普及のため。★
 ☆http://mental.blogmura.com/personality/
 ●「にほんブログ村ランキング」●ブログ村人格障害・パーソナリティ障害●》
 

閉じる コメント(2)

顔アイコン

謹賀新年2009♪
今年もよろしくお願いいたします。
確かに日常で仰せになられることが頻繁にあって、人間関係は本当に何年経ってもこの世での修行の一番の難関に思います。
でも寄り添ってくれる人がいるって本当に宝です。
その相手に助言とかを求めず、ただ一緒にいてくれる、傾聴してくれる、そんな人ですよね?私もそういう人に支えられ今に至ります。
又、お目にかかれたら幸いです。
宜しくおねがいいたします。 削除

2009/1/5(月) 午後 9:42 [ akkey ]

Yahoo!アバター

この友人のお陰で、長い泥沼からようやく這い上がってきたとき、僕は「生と死を考える会」と出会いました。
常に耳を傾けてくれた彼によって救われた僕は、ホスピスの「受容」「傾聴」の精神が心底から理解できたのです。
それまでの、既成概念を否定するところから真実を見いだしていくという姿勢と、180度反対の価値観でした。
そこから大きく世界が広がっていき、人生の転機になりました。

2009/1/6(火) 午前 9:16 geg**531

コメント投稿
名前パスワードブログ
投稿

閉じる トラックバック(0)

トラックバックされた記事

トラックバックされている記事がありません。

トラックバック先の記事

  • トラックバック先の記事がありません。


.

geg**531
人気度

ヘルプ

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29
  今日 全体
訪問者 9 223107
ブログリンク 0 88
コメント 0 4274
トラックバック 0 318
検索 検索
  • My Yahoo!に追加
  • RSS
  • RSSとは?
ブログリンクに登録

開設日: 2005/11/10(木)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.