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中国残留孤児の苦難の人生を冊子にまとめた会のメンバー(京都市中京区)
中国残留孤児の苦難知って
京滋のお年寄りらが冊子
中国残留孤児の苦難の人生を伝え、国の責任を問う冊子を、京都と滋賀のお年寄りたちが作った。国の起こした戦争で孤児は過酷な人生を歩まなくてはならなかったといい「多くの人が孤児の現状を知って、少しでも手を差し伸べてほしい」と話す。
冊子をまとめたのは「名もなく貧しく心美しい年よりたちの語らいの会」。友人の輪が広がって5年前に発足し、60−80歳代の約30人が戦争や医療など社会問題を学んできた。2003年12月に京都地裁で中国残留孤児の国家賠償訴訟を傍聴して問題の深刻さを知り、孤児を対象に日本語教室を開くなど支援も続けている。
冊子は60−70歳代の京都に住む孤児7人の戦後からこれまでの人生を紹介。旧ソ連兵の襲撃を受けながら大陸で逃避行を続けたこと、中国の文化大革命時代に「日本のスパイ」とののしられたこと、生きているのに日本の法律で死亡宣告され戸籍が抹消されたことなど、苦難の人生をつづっている。
戦後40年を超えてようやく帰国できたが、日本語がなかなか身に付かず、職にも就けないで保護を受けて生活。金銭的な厳しさから中国の養父母のお墓参りにも行けない現状も訴えている。
会長の井垣清子さん(79)=北区=は「残留孤児は日本の侵略戦争の犠牲者なのに、何の補償も受けていない。多くの人に知ってもらい、国を動かして行きたい」と話す。
冊子はA4判16ページで200円。24日に左京区の宝が池公園で開かれる「京都まつり」で販売される。問い合わせは藤原さんTEL075(461)0903。
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