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密やかな更新⇒しかし回り込まれた(ぎゃー

先日、直前になってから上司に『人手足りんらしいから出張逝って(意訳』と告げられました。
今週、実家より家族と従姉妹とがディズニーランドへ行くための宿泊先としてうちを利用しております(現在進行形


・・・・・・神様、僕にゆっくりとこっそりとSSを書く時間をクダサイ orz


せめて合作は今月中に・・・・・・!<かなり切実<いやマジで

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月刊になりつつある日記<それは日記じゃない

気が付けば一月もとうに過去り、二月も前半戦終了。
何でしょうねー、この時の流れる速さは。
スタンドか、何処ぞの神父がスタンド発動中なのか<サボってるだけです

とはいえ、時間が無いのもまた事実ではありますが
日々の生活から潤いが消えてきているという現実もあり。
最近、何を読んでみても昔ほどには面白いと感じなくなってる気がします。
ぱらぱらと流し読んで、『ふーん』で済ましてる自分に気付いてみたりして。
必然、書くという事柄からも遠ざかってしまっております。
これは感性が磨耗してきてるのか、あるいは疲れてる証拠なのか。
後者ならともかく、前者は結構深刻ですな。
何せ、時と共に解決するどころか悪化する予感がぶんぶんです。

そんなわけで。
リハビリというのも変な気がしますが、物書きに対する意欲を新たにすべく
これより、買い漁ってきた電撃文庫の新刊を読み漁ろうと思います<ォ
かつての気持ちが取り戻せなくとも、今だからこそ感じられる何かがあると信じてー。

・・・・・・ま、明日も出勤なのは置いといて<置いとくな

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賀正

新年あけましておめでとう御座います
今年もよろしくお願いします

時間が無いため、まずはご挨拶にて<慌てて実家帰省準備中の寝過ごしたバカタレの図

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一里の蟲にも五分の魂 エピローグ

蝉の声が聞えていた。





季節は夏。一年のうちで最も暑さが逞しい季節。
空高くで太陽が頑張り、眩いばかりの日光を絶え間なく降らせている。
負けじとばかりに山中に満ちるのは、夏の象徴とも言える虫達の大合唱。
人里から少しばかり離れた山奥、木々の合間を無形の時雨が鳴り響く。
その声は何処か懐かしく、聞く身としては小さな安心を覚えた。

山の中には一人、少年の姿が在る。
半ズボンに半袖、片手に竹とんぼを持った猫目の少年。
何かを探すようにして、きょろきょろと忙しなく動かされる視線。
目当てのものが見つからなかったか、結局、少しだけ肩を落として去って行く。
遠ざかるその背中を、何処とも知れぬ場所から私は見送った。

もちろん、全ては夢の光景である。
似た景色を何度も繰り返し見た身、そこの所はちゃんと自覚していた。
そして、これが最期に見る夢となるであろう事も、また。



ことここに至って一つ、私は考えていることが在る。
夢を見ていることを自覚しなければ、夢を見ていないのと同じなのだろうか。
在ることを知り得ないならば、それは無いのと同じであろうか。
だが、無自覚な生が命ではないかと言えば
やはりそれでも生は生、生きていることに変わりは無い。
直接に知る術が無くなろうとも、在るという事実に変わりは無い。

そう結論付けた私は、それ故に安心していた。
私が気付けなくなろうとも、きっとこの夢だけは残る。
ずっと見続けた夢だ。今、この時となっても見続けている夢だ。
本来、夢など見ることも叶わない私が抱き続けた時の残滓。
私が終わった後も、きっと夢だけは続いて行く。





夏を彩る合唱に紛れて、にぎやかな笑い声が届いた。
遠くに、ポチを先頭にして、ルシオラ、ベスパ、パピリオの四人が見える。
パピリオにじゃれ付かれて、吹き飛ばされるポチ。力加減を誤ったのか。
そんな妹をルシオラは軽く叱って、ベスパは呆れながら窘める。
何事も無かったかのように復活したポチは、再び彼女らの輪に加わる。
それは他愛も無い光景だった。行為の激しさを別とすれば、何処にでもあるような。
更に離れた所には、アシュタロス様が居た。土偶羅様、ハニワ兵が傍に控えている。
ポチ達の様子を見守るようでもあり、また眩しいものを見詰めているかのようでもあった。
更に離れて、美神令子の姿までが在る。こちらは不貞腐れた様子を隠そうともしていない。
アシュタロス様には露骨に背を向けて、ポチが笑いあっている光景からは顔を背けている。
それでも、ポチ達が進む方向へと付いていくのは、ちゃんと意識をしているからか。

私の傍を、ポチが通り過ぎて行く。
ルシオラが、ベスパが、パピリオが、美神令子が
アシュタロス様が、土偶羅様が、ハニワ兵が
何処かへと向けて一人一人、順番に過去って行く。
私だけが動かずに、彼らの後姿を見送っていた。





次第に暮れ始めた風景の中で、私は願う。
この蟲の魂にも、もし生まれ変りが在るならば
後の世も私として、また蟲として生まれたいと。
そして同じ様な時を、夏の夢を過ごしたいと。




でも今は。
少しだけ疲れたから、少しだけ休もう。
再び暗がりは広がって、世界の輪郭はぼやけて行った。
瞼をゆっくりと閉じるように、夏の夜が緩やかに訪れるように。
心地良い安らぎを伴いながら、受け入れた睡魔に身を浸す。

闇に満ちた世界で、声だけが聞こえる。
零れて行く意識の中で、最後に残された夢との繋がり。
少しずつ遠ざかりながらも、少しずつ薄れながらも
未来へと向かうその声が、過去から今へと届く。


そう―――――――










――――――――蝉の声が、聞こえている。



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一里の蟲にも五分の魂 10

光の刹那が過ぎれば、後に訪れるのは漆黒の世界。



どれ程の時間が過ぎたのか。
そもそも時の流れを自覚できたのは何時であったか。
視覚はまるで効かず、聴覚は意味を成さない。
味覚嗅覚に至っては、元より鋭敏な方ではなかった。
故に、残るのは薄布を介すかのように朧な触覚のみ。
ただそれだけを以って、私は世界を知覚する。
自らが何物であったかを自覚せぬままに。



『よく、やってくれた。逆天号』



何かを堪えるような声だけが聞える。
それは聴覚ではなく、体そのもので聞いているようで。
恐らくだが、私の身体はほとんどが機能していない。
残された感覚が、他の部分を補完しているのだろう。
思考さえも千々に乱れ、意識しようと努めなければ
音を音と、声を声と認識することさえも難しい。
音と声との境界。その狭間を想うことに何故だか懐かしさを感じた。

遠くから近くから、山彦のように聞こえてくる声。
薄れども消える無く、私の内で繰り返される残響。
今の私にとって、世界は闇に包まれており
実際に何処から発されたものなのか定かではない。
果たして、これは誰の声だったろうか。



『ベスパよ、任務を与える。
 逆天号をこのポイントへと。
 決して傷付けぬよう――――――――二度と傷付かぬように』

『・・・・・・・・・・はい』



響きの異なる二つの声。それが誰なのかは、やはり解らない。
それでも、絶える事が無かったのだと思い至った私は満足を得た。
もはや、それが何であったのかを知る術はない。
だが、私は何事かを成せた。ならば、それでいい。

あるいは、幻聴の類であったのかもしれない。
緩慢に壊れようとする自らを慰めるために
愚かな願望が聞かせたに過ぎなかったのかもしれない。
それでも私は充分だった。
虚ろな幻の可能性が在るならば
逆に確かな現実である可能性とて在るのだから。

誰かに持ち上げられて、運ばれる感覚を最後に。
微塵に砕けた私が暗闇の中へと、少しずつ零れ落ちて行く。
薄れて行く感覚、沈み込む感覚。自分が次第に溶けて行く。



触覚さえも絶え果てて、闇そのものと化した意識で。
漠然とではあるが、迫る死を実感することは出来た。
想う事さえ止めれば、世界と繋がりを持たない今、死んだも同然の身であろう。
そう解っていながらも、私が思考を止めないのは一つの予感があったから。
もう顔も思い出せない誰かが、私を運ぼうとしている先。
脳が無いこの身でありながら、繰り返し見続けた夢。
過去が保管されているとするならば、私の内ではなく外。
私の生まれた世界が見せる、過去った季節の残滓。

変化は突然だったのか。気付かなかっただけだったか。
周囲の闇が薄れる感覚とともに、光が次第に返ってくる。
世界はその輪郭を取り戻し、音が意味の在る形を成して届く。
目の眩むような陽射。むせ返るような暑気。人里から離れた山の奥。

そして私は、何時か在った場所へと辿り着いた。





そして、私は―――――――――最期の夢を見る。

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