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字幕映画のススメ

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カリフォルニア・ドリーミング』(1979)
THE CALIFORNIA DREAMING
 

All the leaves are brown and the sky is gray
葉は茶色に変わり空は灰色
I've been for a walk on a winter's day
散歩に出かけたある冬の日
I'd be safe and warm if I was in L.A.
もし今ロスなら暖かくて不安もないのに
California dreamin' on such a winter's day
そんな冬の日にカリフォルニアを夢見る

ママス & パパスの1965年の大ヒット曲
夢のカリフォルニア』を元にした70年代青春映画。
監督は以前に記事にした『呪われたジェシカ』のジョン・ハンコック
ハンコックはこの『カリフォルニア・ドリーミング』を引き受けた理由に
カリフォルニアは景色も人々も美しいが、反面、人間を
堕落させる場所でもある、特にサーファーが好例だ。
サーフィン自体は素晴らしいが、
それを行う人間の多くは型にはまった人生しか送れない
それを全て描きたかったんだよ」と語る。
脚本はネッド・ウィーンが書き、製作総指揮はロジャー・コーマンの初期作品を
ほとんど手がけたサミュエル・Z・アーコフだ。
製作会社はアメリカン・インターナショナル(AIP)。
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主演はデニス・クリストファー
ヤング・ゼネレーション』で有名になる前に出た一本。
その後はもっぱらTVで活躍したが最近ではタランティーノの
ジャンゴ・繋がれざる者』にも顔を出していた。
70年代に映画を観ていた者ならその名は忘れない
グリニス・オコナー
少年少女の恋愛映画では傑作と呼ばれる
ジェレミー』でいきなりデビュー。その後も
ビリー・ジョー/愛のかけ橋』や『リトル・モー』など
でファンも多かった。
そしてタニヤ・ロバーツ
TVの『チャーリーズ・エンジェル』や
007美しき獲物たち』でブレイクする前の時代の彼女だ。
そして最近再評価されているジョン・カサヴェテスの親友で
彼の映画の常連のシーモア・カッセル
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シカゴからバスでやって来たTT(D・クリストファー)は
憧れのカリフォルニアのビーチに降り立って感激していた。
降り注ぐ陽光、白い浜辺、青い海、そしてビキニの娘たちにも。
行くあてのないTTは修理工のアール(N・ウィーン)に訊くと
デューク(S・カッセル)の店に行けと言う。
店にやって来たTTをデュークは見て驚いた。
日焼けしていない白い顔、アイビールックに革靴、トランペット。
だがそんなTTが気に入ったデュークは家に置いてやることに。
しかしデュークのひとり娘コーキー(G・オコナー)は怒った。
「私とパパの貴重な時間を他人に邪魔されたくないわ!」
TTはビーチにたむろする人間にも積極的に声を掛けた。
最初はよそ者で変な奴だと相手にしなかった連中も、純真ボーイで
あるTTに警戒心を解き、仲良くなっていた。
だが、オリンピックに出場したと自慢話をするデュークには
ビーチの若者も冷淡な眼で見ていたのは事実だった。
TTもコーキーに一目惚れして、なんとか彼女の気を引こうと
サーファーたちに頼んでサーフィンを教えてもらうことに。
デュークは別れた妻のフェイと寄りを戻してハワイに移住することにする。
その夜、お互いを理解していなかっただけのTTとコーキーも
わだかまりが消えてベッドインすることに・・・
「神様 ブラを外してくれたら他に何もいりません」
ぎこちない初体験だったが、その夜にTTとコーキーは結ばれる。
ベッドに入っていた2人を翌朝に帰って来たデュークが見つけて
からかうのを怒ったTT爆発してしまう。
「オリンピックも全部ウソだろう、ほら吹きって評判だよ!」
その日、デュークはビーチバレーに熱中する、いつもより熱が入っていた。
だが・・・彼はビーチで倒れて帰らぬ人になってしまう。
そしてコーキーが父の遺品を整理していたら
オリンピックの出場の賞状が出て来たのだ。ただ4年サバをよんでいたので
皆からウソと思われていただけだったのだ。やるせないTT。
愛する人も失ったフェイはいたたまれなくなりカリフォルニアを去ることに。
珍しく土砂降りの中、コーキーとTTは去っていくフェイに別れを告げる。
雨の中、そっとコーキーの肩に手を掛けるTTがそこにいた。
 
 
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主題歌は「名前のない馬」などで当時人気絶頂だった
ウエストコーストのロックグループ、アメリカ
ママス&パパスの大ヒット曲
「夢のカリフォルニア」のカヴァーを歌っている。
陽光まぶしいカリフォルニアのビーチを舞台に
シカゴからやって来たTTを主人公に、そこにいざなう人間模様を
描いた作品で、カリフォルニアサンルイス・オビスボ湾
面するアビラビーチが映画の舞台になっている。
それまで「清純派」として活躍していたグリニス・オコナー
ヌードが拝めると公開当時は結構有名になったが

60年代にありがちだったバカ騒ぎのビーチ映画ではなく、
節操のない男に愛想を尽かして去っていく金持ちの令嬢のエピソードも
盛り込んでAIP映画なのに意外にも
結構レベルの高い作品に仕上がっているのが素晴らしい。
 
 

イメージ 3アメリカン・インターナショナル製作
監督: ジョン・ハンコック 
製作: クリス・ウィッテカー 
製作総指揮: サミュエル・Z・アーコフ 
原案: ネッド・ウィン 
脚本: ネッド・ウィン 
撮影: ボビー・バーン 
音楽: フレッド・カーリン

 デニス・クリストファー 
 グリニス・オコナー 
 シーモア・カッセル 
 タニア・ロバーツ 
 ドロシー・トリスタン 
 ジョン・カルヴィン 
 トッド・サスマン 
 アリス・プレイトン 
 ネッド・ウィン 
 ジェームズ・ヴァン・パタン
 
イーストマンカラー
ヴィスタサイズ(1.85:1)
93分
英語・4チャンネル・ステレオ
(ドルビー・ステレオ版もあり)
松竹・富士映画共同配給
日本公開1979年6月30日
日本語字幕:清水俊二
 
「呪われたジェシカ」字幕映画のすすめ
 
※公開時の劇場パンフレットから一部参考にしております。
 
1979(C)Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
 

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    この”カリフォルニア・ドリーミン、、”と”ホテル・キャリフォーニア”は名曲だ〜、、嗚呼青春!!、イヤ待てよもう青春期は過ぎてたな〜??

    guch63

    2014/4/12(土) 午前 7:44

    返信する
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    この映画は棺桶に入れてほしい一品です。
    テレビ放映時の吹き替え版も凄く良かった。
    今となっては若く見られたいばかりに、オリンピックをひと大会サバ読みしていたシーモア・カッセルの心意気に感情移入できてヤバいです。
    凄く若い頃に憧れた映画。

    [ ゾンビマン ]

    2014/4/12(土) 午後 1:14

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    この歌はメッチャ好きです

    あく(ノ゜゜)ノびっくり!!

    2014/4/12(土) 午後 9:12

    返信する
  • ママス&パパスのほうが好きだ

    [ ごや ]

    2014/4/12(土) 午後 9:56

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    こんばんは。
    この手の青春映画は余り観てない気がしますが、このロビーカード見たら観たくなりました(笑)。

    bigfly

    2014/4/12(土) 午後 10:38

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    guchさん
    そっちの海もいい波が来そうですね。
    ゴールドコースト・ドリーミン!

    そっちはオフショアになりやすいと聞くので
    波乗りには最高だと。

    GH字幕

    2014/4/15(火) 午後 0:46

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    ゾンビマンさん
    自分も棺桶に入れてほしい映画です。
    TTが映画館の売店でネーチャンの
    下乳を紙コップで持ち上げる場面が最高!

    GH字幕

    2014/4/15(火) 午後 0:48

    返信する
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    あくびさん
    自分も波乗りに行くときは
    車のカセットにこの曲を入れてました。

    GH字幕

    2014/4/15(火) 午後 0:49

    返信する
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    ごやさん
    今なら婆婆ス&爺爺スかな?(笑)

    GH字幕

    2014/4/15(火) 午後 0:50

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    bigflyさん
    タニヤ・ロバーツのロビーカードが
    いいですね。このスチルは知らなかった。

    GH字幕

    2014/4/15(火) 午後 0:52

    返信する
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    「ジェレミー」など70年代に映画を見ていた者です(笑)。70年代だけといってもいいですが。

    fpd

    2015/6/15(月) 午後 3:35

    返信する
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    この映画を高校の文化祭で上映しようとして、顧問の教師に「猥褻な映画!」と断定・却下され、憤慨した思い出がある。

    スケベ心があったのは否定しないが、「ザ・青春」って映画だった。高校の多くの在学生にも観て欲しかったな・・

    [ tsy***** ]

    2016/7/12(火) 午後 0:46

    返信する
  • 顔アイコン

    > tsy*****さん
    ベッドシーンはあるものの
    猥褻とは程遠い・・・その教師はバカですね。

    GH字幕

    2016/7/12(火) 午後 5:12

    返信する

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