GivingTreeの雑記帳

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

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さて、昨日見始めた社会派長編動画ZeitgeistIIIの続き、心して見ますか。
製作:ジェントル・マシーン・プロダクションズ(GENTLE MACHINE PRODUCTIONS)
監督:ピーター・ジョーセフ(PETER JOSEPH)

『ZEITGEIST Ⅲ : MOVING FORWARD 時代の精神』視聴の全記録Ⅱ 

第三章
プロジェクト・アース(PROJECT EARTH) 

科学
SCIENCE

持続可能な社会を目指す手法としての科学。科学の世界で発表されるアイディアは、再現・検証が可能であると同時に反証可能でなければならない。宗教や政治と違い、科学にはエゴがない。科学は固執せず、常に深化する。それが本来の姿である。

どのようにすればよいのか
WHAT DO WE NEED?

科学という手法を用いた持続性の最大化を目指した社会構築
まずはニーズの把握が必要であると。保有する資源の所在や量だけでなく、その使用量を追跡しなければならない。自然界との「動的均衡」の追跡が不可欠であると。 

「動的均衡」とは、自然界に存在する資源が成長するよりも早くそれを奪取してしまうと、持続可能性の機会をも奪ってしまうことになる。この機会を奪わないよう、自然界の有限の資源をどう持続させつつ活用するかを検討し追求することを意味する。 

中間観測
Zeitgeist運動が広める持続可能性の最大化という目的は、経済・金融システム全体に”そぐわない”もの。しかしこの目的を実現せずに人間社会の安定と存続はあり得ない。原発は、既存の経済システムを存続させる上では非常に理に適っている。だが人間社会との共存が不可ならば、人間が社会のニーズに合わせて原発という発電システムの用途を判断しなければならない。経済が人間のニーズを必ずしも考慮するシステムではない以上、人間のニーズを最優先に考慮する持続可能な発電システムを開発する必要がある。
システム理論
SYSTEMS THEORY

人間を含み自然界は巨大な相互作用システムであることを説く「システム理論」に基づくごく当たり前の視点を展開。曰く「有限の資源の“戦略的保全”をベースとした地球規模の資源管理システム”の構築が必要であるということ。

地球を一個の生命体と考えれば、当然の発想。

人体に害を及ぼす(マイナス作用)を起こす資源(化石燃料等)については「本当に必要なときのみ使う」という戦略的発想が必要。様々なエネルギー資源について、マイナス作用を避けるべく、客観的に戦略を立てる。これを実施するために生産過程で「効率化」が必要となる。

地球規模の資源管理システム
GLOBAL RESOURCE MANAGEMENT SYSTEM

戦略的保全
STRATEGIC PRESERVATION

戦略的安全
STRATEGIC SAFETY

戦略的効率
STRATEGIC EFFICIENCY

地球規模の生産システム
GLOBAL PRODUCTION SYSTEM

生産
PRODUCTION

この「効率化戦略」は3つの柱からなり立つ。
①可能な限り使い続けられる製品を生産する。

②使えなくなったものは回収し可能なかぎり再生する。

③規格化や普遍的な交換可能性により技術を予測的に適用する。
すなわちあらゆる製品は、技術革新を考慮に入れて設計される。

この
「戦略的保全」「戦略的安全」「戦略的効率」のメカニズムの必要性は「人間のために必要であろう」という意見や主張などではなく、合理的に導かれる技術的観点からの結論である。

物流
DISTRIBUTION

あらゆる製品の生産は、移送距離を可能な限り短縮して物流を効率化させるために現地生産を軸とする「接近戦略」(proximity strategy)に基づいて行われなければならない。
そのために把握しなければならないのが想定需要ではなく実質需要。実質需要を把握するために実質の需要と供給のバランスを掌握する「需要供給追跡システム」が必要となる。これはすでに企業・産業レベルで実用化されているが、地球規模の資源・生産管理を実現するには、このシステム自体が地球規模のものである必要がある。

地球規模の需要と物流の追跡システム
GLOBAL DEMAND & DISTRIBUTION TRACKING SYSTEM

需要
DEMAND

生産・物流は人々の需要に基づいて設計・運用されなければならない。しかし全ての人間が製品の効率的な使用を実践できるわけではない。
製品はその有用性のみにおいて重要であると捉えると、製品を「所有」するという概念そのものがいかに浪費的であるかがわかる。

戦略的アクセス
STRATEGIC ACCESS

効率的な製品の使用を実現するため、需要供給追跡システムの根幹となる「戦略的アクセス」という発想が必要になる。
そのために中央制御された「アクセスセンター」を需要のある地域に近接配置し、物流の負荷を最小化して、製品の利用を循環させる。いわば図書館のように。

真の経済システム
A TRUE ECONOMY

この「資源管理」「生産管理」「需要供給追跡」の三つのシステムを掛け合わせると、地球規模の、統合化され、動的に更新が可能な、真の「経済システム」が構築される。これが「保全」の科学を基礎とするアプローチであり、真に人類社会を持続可能なものとする手法となる。

地球規模のアクセスの充足
GLOBAL ABUNDANCE

このシステムが構築されると、地球上のあらゆる資源・生産・物流が地球上のあらゆる個人の需要に応え供給のバランスが完璧に保たれるGLOBAL ABUNDANCE(地球規模のアクセスの充足)。すなわち不可能と思われていた、均等かつ公平なモノの分配が実現する。

中間観測
残りまだ1時間もあるが、この運動が目指すものは見えてきた。要は地球規模のグリッドコンピューターによって完璧に管理された、超管理社会の必要性を説いているのだ。ここでこれを絵空事として切り捨てるのはたやすいが、結論に至るまでの過程は実に参考になる。

優秀なマザーコンピュータをプログラミングして全て管理させてしまえばいい、という発想は陳腐とすらいえる。が、『何』をプログラミングするかをパーツごとに具体的かつ論理的に導いていることが、真に持続可能な社会とは何かを考察するうえで参考になる。

手塚治虫の名作『火の鳥』でも、未来の人類社会が完璧なコンピュータによって管理され、そのコンピュータ同士の暴走により5つの国が超水爆で消滅するという話があった。手塚さんは、来るべき電脳社会を予見しつつすべてを電脳任せにするのは危険だと警鐘を鳴らしてきた。

そんなフィクションに促されなくても、ヒトが作るモノには限界があり、モノに社会の管理の全てを任せることの愚かさは自ずと悟ることができる。だが、持続可能な社会運営を可能にするパーツがわかっていれば、少なくとも各個撃破的に取り組むことは可能でないか。

Zeitgeist IIIは、その荒唐無稽ともいえる結論を仄めかす中で、そんな洞察を与えてくれた。この運動がその思惑とは違って”地球規模的”広がりを持たないのは、GPDCAを踏まえつつ、最終的にそのシステムをどう作るか、環境を整備するかの視点が欠けているからだ。そこを見極める。

尚、ここで挙げたGPDCAとは。目標(Goal)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のサイクルである。仕事で現在進行形で受講中のマネジメント研修でたたき込まれている概念である。
  Ⅲへ続く

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