GivingTreeの雑記帳

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

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2008年12月28日

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和訳:"Forbidden Colours" by David Sylvian

TB先に新訳を載せたばかりだが、新訳をしたおかげで真の和訳の輪郭が見えてきた。
このブログの方針に則り、さっそく思いついた瞬間に綴ってみようと思う。
YouTubeを聴きながら読むと、伝わりやすいかもしれない。




和訳 by GivingTree(日英併記)

あなたが手にした傷は けっして 癒えることはない
The wounds on your hands never seem to heal
信じてさえいれば報われると 僕は思っていた
I thought all I needed was to believe

僕はここにいるのに あなたとの間には 越えられない 距たりがある
Here am i, a lifetime away from you
信ずるべきか 心の衝動に身を委ねるべきか
The blood of christ, or the beat of my heart
あなたへの愛は 禁じられた色彩を装う
My love wears forbidden colours
僕は あなたを選んでしまう
My life believes

無意味な歳月があっという間に過ぎさり
Senseless years thunder by
誰もが喜んで あなたに命を捧げるのに
Millions are willing to give their lives for you
それでも 何も残らないのか?
Does nothing live on?

自分の中にわきおこる 心の衝動を抑えようと
Learning to cope with feelings aroused in me
僕は心の奥深くに 自分の気持ちを沈める
My hands in the soil, buried inside of myself

あなたへの愛は 禁じられた色彩を装う
My love wears forbidden colours
けれども僕はまた あなたを選んでしまう
My life believes in you once again

Ill go walking in circles
While doubting the very ground beneath me
Trying to show unquestioning faith in everything
自分の拠り所すら たしかじゃないのに
一心不乱に 信じこもうとしながら
答えのない問いを 繰り返す自分がいる

僕はいま ここにいるのに あなたとの間には 越えられない距たりがある
Here, Here am I, a lifetime away from you
信ずるべきか 心変わりを待つべきか
The blood of christ, or a change of heart

あなたへの愛は 禁じられた色彩を装う
My love wears forbidden colours
けれども僕は あなたを選んでしまう
My life believes
あなたへの愛は 禁じられた色彩を装う
My love wears forbidden colours
けれども僕はまた あなたを選んでしまう
My life believes in you once again

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新訳:"Forbidden Colours" by David Sylvian

邦画『戦場のメリークリスマス』の本編では決して使われることのなかった隠れた名曲がある。デイビッド・シルヴィアン(David Sylvian)という英国アーティストが、坂本龍一作曲の『戦場のメリークリスマス』(原題「Merry Christamas, Mr Lawrence」)に歌詞をつけ編曲したもので『Forbidden Colours』(邦題「禁じられた色彩」)という曲だ。


国内販売のサントラには、どうやらこの曲は含まれていなかったようだが、俺が在学時代にアメリカで購入したサントラにはこの曲が含まれており、俺は長年、なぜこの曲が本編で使用されなかったのか不思議に思っていた。

ネットでの情報を探ってみると、この曲は三島由紀夫の『禁色』にインスピレーションを得たもので、同性愛を「禁じられた色彩(いろどり)」として歌った曲だという。ならば、この詩が映画本編で使われなかったことも納得がいく。訳詞はあるようだが、個人による要約でしかないことがソースを辿ってみてわかった。

大島渚監督はあらゆる形の情愛を分け隔て無く描くことで有名で、同性愛を題材にした作品も多いが、『戦場のメリークリスマス』は単に「禁じられた色彩」=同性愛を扱った映画ではないと思う。また単なる反戦映画でも、単なる戦争映画でもないと思う。

俺はこの曲を繰り返し聴くうち、この曲が映画本編で使われてもおかしくならないテーマを感じ取った。それは、「禁じられた色彩」=戦時における人間愛の発現。これこそが「Foribidden Colours」なのではないかということ。そしてこの色は戦時には交わることが禁じられ、戦争が持つ色の無い、灰色の世界を彩る色彩(いろどり)の誕生こそが、戦時に禁じられる人間愛の発現なのではないか、そうした戦時における、人としての当然の心の葛藤を訴えたいのではないか。

こういうまったく自己(勝手)流の新解釈で、唯一の既存の和訳(要約)といえるものを練り直し新訳としてみた。ただ、キリスト教の禁忌(タブー)としてのソドミー(男色)を唄うくだりもあるので、こうした部分も自己(勝手)流でかなり強引にアレンジしてみた。




新訳 by GivingTree
手にした傷は けっして 癒えることはない
信じてさえいれば報われると 私は思っていた

彼らとの間には 越えられない 距たりがある
イエスの教えに従うべきか 内なる衝動に委ねるべきか

この愛は 禁じられた色彩を帯びる
けれども私は 人の営みを信じる

無意味な歳月があっという間に過ぎさり 
無数の人々が喜んで 命を捧げていく
それでも 何も残らないのか?

わきおこる衝動を抑えようと
私は心の奥深くに 自分の気持ちを沈める

この愛は 禁じられた色彩を帯びる
けれども 私はいま一度 人の営みを信じる

己の拠って立つ所すら 信じきれないのに
何もかも盲目に 信じこもうとしつつ
答えのない問いを 繰り返す自分がいる

彼らとの間に 越えられない距たりを感じる 私がいる
イエスの教えに従うべきか 心変わりすべきか

この愛は 禁じられた色彩を帯びる
けれども私は 人の営みを信じる
この愛は 禁じられた色彩を帯びる
けれども 私はいま一度 人の営みを信じる

オリジナル歌詞 by David Sylvian(一部耳コピ)
The wounds on your hands never seem to heal
I thought all I needed was to believe

Here am i, a lifetime away from you
The blood of christ, or the beat of my heart
My love wears forbidden colours
My life believes

Senseless years thunder by
Millions are willing to give their lives for you
Does nothing live on?

Learning to cope with feelings aroused in me
My hands in the soil, buried inside of myself
My love wears forbidden colours
My life believes in you once again

I'll go walking in circles
While doubting the very ground beneath me
Trying to show unquestioning faith in everything
Here are you and i, a lifetime away from you
The blood of christ, or a change of heart

My love wears forbidden colours
My life believes
My love wears forbidden colours
My life believes in you once again

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