羽衣

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銀魂小説 近妙

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近妙小説 an Ideal Man 完結

もしかして。
僕は姉上と神楽ちゃんの、背後に佇む人物に視線を送る。

「感激です、お妙さん。オレの事をそこまで見てくれていたなんて―――――」

両目を瞑り、腕を組んで。
感慨深げに、何度も首を振っている。

やっぱり、近藤さん。
真選組の、隊服着たまま。

縁側の下に、潜んでいたのか。
・・・・と、言うか。仕事は?

僕は無意識に、姉上に視線を戻した。

「――――――――。」

マズイ・・・案の定。

『最凶』モードにスイッチが、入っている。

「大丈夫。安心して下さい。オレは、一生涯貴女を守りぬきますよ。」

両腕を広げて、「さあ、胸に飛び込んでおいで」と。
言わんばかりの、表情を浮かべている・・・・が。

「―――――あら?一体何処の動物園から、抜け出して来たのかしら?とっとと―――」

姉上は両足で畳を蹴り。

「家から出て行けやああああ!檻に戻って、バナナでも食ってろおおおお!」

近藤さんの顎目掛けて、飛び膝蹴りをお見舞いする。

「―――――――!」

顎に大打撃を喰らった、近藤さんは。

「お妙さあああああああん!」と、滝涙を流しながら。
綺麗な放物線を描き、庭先に・・・落ちた。

隣で一部始終を見ていた、神楽ちゃんが。
尊敬の眼差しを浮かべ。
「さっすが、姉御アル!」と、感動の言葉を述べる。

見慣れ過ぎた光景に、盛大に溜息を吐き。

「お茶・・・冷めますよ。」とだけ。
口にして、姉上を見た。
その時。

「――――!?」

軽く着物を叩く、姉上の顔が。
僅かに、綻んでいたのは。

僕の見間違いじゃない筈。
何時の間に、あんな顔を浮かべる様になったのか。

――――視線を再び庭先に移せば。
Yの字に足を広げて、失神している男。
 
そんな男を無視するかの様に。
テーブルに着き、少し温くなったお茶を。
一口含んで。

「おいし。」と、呟く姉上を見て。
複雑な心情が、芽生えた。

姉上?
さっきの「理想のタイプ」って。

ひょっとしたら・・・ひょっとして。

近藤さん・・・なんですか?


※今回は、新八君視点で。
しかし、近藤さん報われなさ過ぎ。
本当は、大好きなのに・・・・ORZ

この様な駄文を読んで頂き、真に有難うございました。

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