徒然草子

山中心の日記 カッコウをつけず、書くときはできるだけ感情移入して書く!

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2012年2月7日

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12/02/05 スリルと冒険の那須空沢降り!

娘も今日台湾に行ってしまい、お天気も涙雨。
昨日は午前中はお疲れのようで死んだように寝ていた。
2レンチャンの山スキーは少々きつかったようだ。
初日がスッカン沢で度肝を抜かれ、二日目も違った意味で度肝を抜かれた。
2日目の予定は当初鶏頂山を予定していたが、初日が藪っぽかったので藪の鶏頂山はパスして急遽スカッと滑れる那須のスダレ山に向かうことにした。
気がかりは、初日にブーツの当たりが悪くスネを打撲ぎみの娘の状態だ。
朝から、「今日は観光でもいいよ。」と言っているくらいだから・・・
それにしても、勿体無いくらいのイイ天気だ。
無理をせず行けるところまで行こうということでマウントジーンズに向かった。
 
 
少々長いですがほぼ全行程迫力のコースですよ!
記事を読んでから見るたほうがより楽しいと思いますよ!
 
 
イメージ 12
10時 マウントジーンズTOPよりはじめはシール無でハイクコースに入る。
ひとコブ滑り降りたらシール貼り。
あれれ、シールを一人分忘れた・・・
娘の板にシールを貼って、自分の板にはダブルフィンのクトーのみで行くことにした。
圧雪された雪面にクトーの効きが良くシール無でも問題ないが、娘のスネの方が問題のようだ。
登る前に救急室で湿布を貼ってもらったが、当たればやっぱり痛いわな。
 
イメージ 14「もうだめ、あそこでもう終わり!」
そう、本日の最高到達点はあの1462mの山というよりは丘。
何れにしてもシールも無いし、これより先は無理があるので、あっさり、娘の意見に合意した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 15
10時50分
滑降開始!
 
 
 
 
イメージ 16
実に気持ちのイイ滑り出しだが、娘は足が痛くてカチカチの滑りとなっている。
 
滑りながら、
「痛い、痛い、もうダメ〜!」
と叫んでいる。
 
でもここまで来たらもう行くしかないのだよ。
 
ゆっくり行こう。
 
 
 
 
 
 
イメージ 17
それにしても、きれいな尾根だね〜。
 
娘は痛いのを我慢していてそれどころではないようだけど・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 1
ん、痛みも治まったのかなんかまったりしているぞ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
東尾根の方が安全そうなのでGPSで確認していると、調子が出てきた娘があろうことか自分をブチ抜いて滑りやすい右に突進していっている。
 
「左だよ、左だよ!」
 
叫ぶ声が悲しくも美しい雪原にこだました。
 
 
 
 
イメージ 13
気が付けがもう取り返しの効かないところまで来ていた。
 
東尾根は谷の向こうになってしまった・・・
「滑る前に何も説明がないんだから・・・」
愁いを帯びた娘の目を見たら、
「大丈夫、問題ないよ、谷ルートもあるから」
と言うしかなかった。
 
 
イメージ 18
そうと決まればもう行くしかないでしょう。
基本右も左もゲレンデだから最悪の場合でもなんとかなるでしょ。
この辺りから急斜面が続く。
 
雪質も良く適度に締まり安定しているので大丈夫かな。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 19
空沢の源頭部。
 
辺りは杉の森に代わり樹幹も狭くなったが、滑るには十分な隙間がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 20
底に吸い込まれないように注意が必要だ。
 
適度に斜度はあるので歩くようなことは無い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 21
気温もかなり高くなってきて板に雪が付着して滑らなくなったので、ワックス塗りがてら休憩することにした。
 
昨日のラーメン独り占めの反省か、はたまた、谷に吸い込まれた自責の念か、今日はやたらと食べているスナック菓子を差し出してくる。
 
気持ちだけで十分。
結局6割がた娘が食べた。
 
でも、ここまで連れて来たのは自分なので娘の足が心配だ。
 
イメージ 22
滑り始めは娘の豪快なズッコケで始まった。
 
右から左に無理にトラバースしようとして登り斜面に板を突き刺したのでこうなった。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 23
先に進むのは無理と判断し、空沢を渡ることにした。
 
ビビッている娘。
 
スノーブリッジの状態をまず自分が確認してから娘を渡らせた。
 
 
 
 
 
 
良く見れば綺麗な谷底。
イメージ 24
イメージ 3
 
谷底をトラバースするように滑っていく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4前進が難しくなり再度空沢を渡り滑れそうな左斜面に出ることにした。
 
先行してスノーブリッジを渡ろうとして橋崩落、落下。
 
救助活動を終え、したり顔の娘。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5その先のふざけた急斜面をトラバース。
 
ここは雪の状態が不安定な時は雪崩る危険性大。
 
本来あまり来ないに越したことはないのかも・・・
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
尾根の上に出たら急降下。
 
 
GPSで確認すると林道ももうすぐだ。
 
頑張る娘。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
急斜面のやせ尾根。
 
「踏ん張りが効かないのに、こんなところ!」
 
怒れる娘。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10難所をなんとかやり過ごすとゴールは近い。
 
樹間から林道が見えてきた。
 
この先リフトの下を滑れば滑りやすいのだが、どうにも気が引けるのでリフト脇の藪を抜けて地味に行こうと言う事で意見は一致し、いろいろあったがこの瞬間に親子の絆は激しく深まった。
 
と、思う・・・
イメージ 8
 
12時40分
林道を抜けるとすぐにゲレンデに出た。
 
ここを降りると第2駐車場に降りる。
 
センターハウスまではリフトに乗らないと戻れないのだが、駐車場からでも少し歩くだけだ。
 
余分にリフト券を買っていないので乗れるように交渉してくると言ったら、
「大丈夫、歩いていく!」
と言う。
イメージ 9
 
第一駐車場までの車道歩き。
 
 
 
 
「重いものも軽々と持つのが男なんだよ!」
と言いつつ、
そこには今日1日頑張った娘をねぎらう父の姿があったとか無かったとか・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 11
所要時間2時間40分
やや予定外の空沢突入となってしまい、ルーファイにも時間をかなりかかり、実際にかかった時間よりはるかに長い時間に感じた。
後で「尾根が切れて谷が出てくる度に、本当に心の底から冷や冷やしていた。」
と娘が言っていたが、まさに自分もそうであった。
空沢周辺の地形はかなり複雑に入り組んでいて地図には出ていないので少々あなどっていた。
ただ、連日の積雪でかなり雪が沢を埋めているだろうとは思っていた。
結果オーライと言いたいところだが、予備情報もなく行くにはかなり危険なルートだ。
無事であれば、これほど楽しいルートはないのであろうが、それにしても危険すぎる。
ソロで行くのは控えた方が良いであろう。
とかいっても、やはり娘と二人、人跡未踏の地を開拓した充実感は間違いなくあった。
娘はもう台湾に帰ってしまったが、この短い休みに1年分の思い出をギュッと詰め込んでいったと願って止まない。

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