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1945年に日本が太平洋戦争に敗戦して、日本文化が根こそぎにされて、羊頭狗肉のアメリカ民主主義が接ぎ木された。
現代日本人の生活からは日本文化は跡形もなく消え去ったかに見える。しかし「異文化を知る」ことと、「温故知新」によって、本来の日本文化がはっきりと見えてくる。
NHKの大河ドラマ「篤姫」に端的に見ることができる。建築美、建具の美、調度品の美、衣装の美、人々の立ち居振る舞いの美、人間として立派であろうとする気位の美、ありとあらゆるものに共通しているのは、きめこまかさにある。繊細な美的感覚にある。
これは世界に類を見ない特性だと思う。もの作り日本を支えて来たのもこの繊細さにある。科学技術がどんなに高度化しても、それを支えているのは究極において繊細な職人の技である。
日本料理も和菓子(京菓子)も芸術だ。きょうのテレビで、タレントの誰だったか、万葉の歌を詠んで、菓子職人がその歌の心を表現した京菓子を作る。すべてにおいて、日本文化とはそういうものだと思う。心に対する繊細な感性というのも日本人の特性である。
俳句や和歌が存在するのは日本くらいのものである。わずか17文字で心を表現する究極の文学がこの日本にはある。これほどまでに洗練された文化は世界のどこにもない。
日本文化はその心の深さにおいても広範さにおいても世界に類を見ない。
このすばらしい日本文化を再発見すべきだ。経済中心の身も蓋もないアメリカ的ものの考え方から脱却すべきである。
2009.08.04
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