花屋の日記

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グリーンマーケット肥料別生育実験

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肥料別生育テスト part25

しばらく、ご報告の間が空きましたが、植栽して丁度5ヶ月経ちました。
区切りでもあり、今日は植栽したすべてのサンプルについて書きます。
 
イメージ 3
向かって右が、無肥料。左はバイオゴールド元肥です。
両方とも完全に肥料不足で、バラの葉っぱは全部黄色くなって落ちてしまいました。
グリーンの支柱が立っている手前にはポレモニウムが植えられているのですが、これもまた、葉っぱが黄色くなって全部なくなってしまい、かろうじて株の中心の存在が解る程度です。
この画像をご覧いただければ、細かく言うまでもなく、無肥料でなど、どんな理由があるにせよ植えてはならない、ということ。更に高価なバイオゴールド元肥など使ってはならないことも解ります。
バイオゴールドのパッケージには、肥料効果持続 半年から1年とはっきり書かれています。
5ヶ月目にしてこのありさまです。
いったいこの会社の営業マンは、どんな気持ちでこの肥料のサンプルを持ってお客様のところを訪問しているのでしょう。私には到底できません。
 
イメージ 4
デビッド・オースチン社が販売するローズフードです。
前述のサンプルと比較したら、緑も豊かに残っています。
この肥料のパッケージにはゆっくり効く有機肥料と、素早く効く化学肥料が配合されていると書かれています。
元肥として使えるし、追肥としても利用できます。このサンプルは2ヶ月目に追肥しました。
そろそろ2回目の追肥時期です。
お値段は少々高いが、なかなか使い勝手のよい肥料だと思います。
 
イメージ 5
このサンプルは皆さんよくご存知のマグアンプK中粒です。
植栽時に元肥として1度与えたのみで、追肥は行っておりません。
4ヶ月目くらいで肥料涸れが始まり、ポレモニウムなどは葉っぱがほとんど見えなくなってしまいました。
マグアンプKのパッケージには、約半年から1年の肥料効果と書かれていますが、皆さんも承知されていると思いますが、話半分です。
1年間など到底不可能です。
多くの皆さんが、この肥料を利用されていると思いますが、この肥料を上手く利用するコツは、以下です。
まず、植栽して1ヶ月間は肥料が効いてきませんので、植栽時に液肥等、即効性肥料を併用すべきです。
また、4ヶ月を過ぎる辺りから肥料涸れが見られますので、それ以降は追肥が必要になります。
1年間効果があるなど到底ありえません。
 
イメージ 6
このサンプルは花工場の液肥です。
植栽時も含め、毎週1回1000倍に薄めた液肥を与えています。
この時期になっても、今回のテスト品の中で一番みどり豊かです。
今回の肥料テストの中で、たいへん重要なことに気付かなくてはなりません。
それは、肥料涸れさせてはならない、ということです。
植物は常に成長したいと願っているわけですから、その成長を持続させるためにこまめに肥料を与えていく、ということがとても重要です。
たぶん、春を向かえればこのサンプルにもすばらしい花が咲くことでしょう。
 
イメージ 1
私が常に追肥用として使用するわかみどりです。
本来は、追肥用なのですが、今回は特別、元肥として使ってみました。
このサンプルも2ヶ月目に追肥しています。そろそろ2回目の追肥をする時期です。
バラの成長は今回のサンプルの中で、ダントツの1位です。やはり、バラはチッソ肥料を多く必要とする植物だと改めて感じます。
 
イメージ 2
このサンプルは前述のわかみどり同様、私が常に使い続けている元肥のBB N552です。
本来は野菜農家が使用する肥料ですが、園芸用として使っても安価ですばらしい肥料です。
このサンプルも、元肥として植栽時に1回与えたのみで追肥はしていません。
この肥料は3ヶ月で肥効を失います。
したがって、5ヶ月目を迎えた今は肥料涸れの状態でポレモニウムなども小さくなってしまいました。
このサンプルの状況は、マグアンプKのサンプルとよく似ています。
本来は追肥を行う時期を過ぎていりますが、マグアンプKとの対比をするために、追肥せずにテストを続けてみるつもりです。
ちなみに、このテストサンプルに使用された肥料代金は、たったの2円です。
今日紹介した園芸用の肥料価格の100〜200分の1程度のコストです。
 
 
これらのサンプルはビニールハウスの中に置かれています。
今が一番寒い時期なので、夜間は−2℃くらいまで下がる日もあります。ハウスの中は、だいたい今の東京の気温と同じくらいだと考えて頂ければ結構です。
この先、またテストの状況を報告いたします。
早く、暖かくなって花の咲く時期を迎えたいですね。
 

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肥料別生育テスト part24

大変長いこと間が空きましたが、ここで中間報告いたします。
 
8月27日に植栽して、すでに100日を過ぎました。
テスト品はハウスの中に置いてあります。
ハウスの外は、毎日霜が降りる温度で、今朝も−6℃まで冷え込み、寒さが日々厳しくなります。
ハウスの中の環境は、現在の東京くらいの温度です。朝は3℃くらいまで下がりますが、日中晴れていれば20℃くらいまで気温上昇し、テスト品は休眠せずにおります。
 
言葉で説明するまでも無く、大差が生じています。100%、与えた肥料の差がでていると考えてください。
 
イメージ 1
植栽した植物は、植え込んだ時より小さくなってしまいました。バイオゴールド元肥(中央)という肥料はなんの効果もありません。これは結論と申し上げてもよい結果です。
 
イメージ 2
グリーンマーケットで、長年使用している肥料で育てたテスト品です。
わかみどり(右)は2ヶ月で肥効を失いますので、元肥として与えた等量を11月初めに追肥しました。
BB−N552(左)は約3ヶ月で肥効がなくなります。既に追肥の時期を迎えていますが、あえて追肥せず、マグアンプKとの対比をしてみたいと思っています。
 
イメージ 3
マグアンプK中粒(左)のパッケージには、約6ヶ月〜1年効果が続くと書いてありますが、私の経験では、良くても6ヶ月です。ですから、テスト品も既に肥料が切れている状態が観察できます。
ローズフード(右)も2ヶ月で肥料が切れてきたので、メーカーのマニュアルに従い、元肥として与えた等量を鉢の上に追肥したところ効果が現れてきています。
 
植栽した品種は春を迎えないと、花を付けないものばかりで、ちょっと淋しいですが、長い冬の時期を乗り切って、どんな花が咲くか私も楽しみです。
 
 

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肥料別生育テスト part23

話は昨日の続きです。
前々から色んなお客様と話をしていてよく感じることですが、多くの方が『野菜には野菜用の肥料』『花には花用の肥料』と間違った思い込みをしているように感じてなりません。
本来は、『花』とか『野菜』とかを分けて考える必要はないのです。
なぜならば、人間が食するために作っている植物を一般的には『野菜』と呼び、観賞用に作る植物を『花』と呼んでいるだけで、なんの違いもないと考えるべきです。
だって、野菜にも必ず花は咲くでしょう。キュウリだってトマトだってナスだってトウモロコシだって枝豆だって。
花が小さくて目立たないから、観賞価値はないけれど、花をたくさん咲かせることに努力しないとたくさんの実もつきません。
と、考えると花だって野菜だって果樹だって、みな同じじゃないですか。
なのに、肥料だけは、なぜか区分して使っている方が多いのか?
これを、根本的に修正しなければ、ただただ値段ばかり高くて、効果が伴わない肥料で花を育てることになってしまいます。
こんな風に、誤った考え方になってしまう理由を、私なりに考えてみました。
日本全体の肥料と名の付くもので、一番多く出回っているものは稲作(水田)用の肥料だと思います。なんたって、田んぼの面積はものすごく広大です。
次に多いのは、野菜や果樹用ではないでしょうか。
そして、その次が、プロの園芸家がバラや菊やカーネーションやシクラメンなどを育てるために利用する肥料ではないでしょうか。
そして、最後の最後に、カウントされるのが家庭園芸になると思います。
一般の方が家庭で消費する肥料などは、肥料全体の中のほんとうに微々たるものにすぎないと思いませんか?
となると、それを生産する肥料メーカーは利益を確保するため、消費者にとっては割高な肥料を流通させることになります。
そんなことでいつの日か、花には花の肥料。というイメージが焼きついてしまったのだと思います。
賢い消費者の方は、その部分を転換して欲しいと思います。
肥料全体の中には、花を育てるためにも、極めて優秀で安価なものが、たくさんたくさん存在します。
その中のひとつに、私が使っている、BB N552やら、わかみどりなどがあります。
 
これらの肥料は、いわゆるプロの農業者が十分その効果を長年に渡ってチェックしてくれています。
プロは絶対に高価で効き目の無い肥料には手をだしません。
一方、家庭園芸の肥料は、以前にも書いたとおり、百害あって一利もないものが、たくさんたくさん出回ってしまっています。売ってしまえばこっちのもの。的な考え方で、検査なり、チェックなりを省いた、粗悪品が出回っていて、それを購入した消費者がチェック役になってしまう羽目に陥ります。
肥料が効かないからって裁判を起こす方は、まずもっていないでしょう。
今日書いた一番言いたいことは、『花は花用の肥料。野菜は野菜用の肥料』という誤った既成概念を取り去ってほしい。ということです。
最後に注意しなければいけないことを。
水田用の肥料は、水の中で効果を示すように作られていますので、この肥料は園芸には利用できません。
 
                グリーンマーケット Information blog 花屋の日記 Vol 2 はじめました。
 
 
 
 

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肥料別生育テスト part22

今までのテストの経過を表にまとめています。
見にくいので拡大画像で見てください。
イメージ 1
 
今日は、表の一番下の部分に注目してください。
合計肥料価格とは、今回のサンプルに使用した肥料の今日までの合計額です。
10号鉢 1個でこれだけの肥料代がかかっています。
金額を見れば、たかだかしれた金額です。しかし、赤い字の数字を見てください。
これは、仮に50坪の広いガーデンに、今回のテストと同じ比率で、肥料を加えたときの計算上の数字です。
今回テストに使った鉢は、10号鉢で上側の内径は28cmあります。これを計算すると0.06平方メートル
50坪は165平方メートルですので、この鉢の面積の2,750倍となります。
ここから算出された数字が、赤い数字の金額となります。
 
一番左の肥料などは、冬のボーナスまるまるぶち込むことになりますね。
実際はこの他に、土壌改良材として腐葉土やらバーク堆肥などが必要になりますので、金額は更に膨らみます。
こうして比較してみると、安くて、効果がある肥料を選択していかないと、この不景気な世の中、園芸など益々衰退してしまうのではないでしょうか。
 
この肥料テストを始めてから、わざわざ他県から、わかみどりとBB N552を買いにこられるお客様が何人もいらっしゃいます。
この肥料は、JAが主体的に、野菜づくり農家用として販売しているもので、一部のお客様については、なかなか入手が難しいようです。なので、わざわざ、時間をかけて来てくださっているのです。
昨日も書きましたが、自分の使い慣れた肥料を、使い続けるのが一番いいわけですが、もし、自分の使い慣れた肥料が見つからないで迷ってらっしゃる方は、この肥料をぜひ試して欲しいと思います。
100点満点は取れませんが、70点は必ずもらえる肥料だと確信しています。
日本中のどこの園芸雑誌を見ても、野菜づくりに使う肥料は、とても優秀でよい効果を発揮します。などと書かれていることはゼッタイにありません。
なぜならば、園芸雑誌というのは、必ずと言っていいほど、肥料メーカーなどがスポンサーとなっており、私が書いているようなことは、口が裂けても取り上げたりはしません。
どこの園芸誌も見て見ぬ振りをするのみです。
バラでも、花でも、野菜用の肥料で十分立派に育つことを、しっかり頭に置いてください。
トマトやきゅうり、ナスが立派に育つ肥料は、バラでも花でも更に立派に育ちます。
まだまだ、書きたいことがたくさんありますので、この続きは後日です。
 
 
 

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肥料別生育テスト part21

「良い肥料の条件てなんですか?」
そう聞かれた、花屋の私でも答えが即でません。
良い肥料とはなにか?それはよく効くもの?よく効くってどういうことなんだろう?
安いもの?高い、安いは何で決まるんだろう?
成長が速いもの?きれいな花をたくさん咲かせるもの?長い間効果があるもの?
このように、などなど考えてみると、なかなか的確な答えがでないものです。
私自身、日頃からこんなことは考えたことは滅多にありません。
誰に聞いてもポンポンポーンと答えがでる方は滅多にいないでしょう。
これほど肥料と言うのは難しいものです。
 
考え方のヒントとして頭に浮かんだのが、マグロの刺身です。
よいマグロの刺身はどんな条件でしょう?と聞かれて簡単に答えがでないのと同じように思えます(笑)
ひとことでマグロといっても、色んな種類のマグロがいます。同じマグロでもオオトロから中トロ 赤身もあればブツもある。生もあれば冷凍もある。
値段も実に様々だ。
私がいつも食べている、ひとさく500円のものもあれば、3000円のものもある。もちろん、その上は限りなく、お高いものもあるでしょう。
こう考えると、マグロの刺身でも、単に高いものが上手いとも限らないし、安いからいいとも言えない。
だったら、ほどほどの値段がいいだろう。っていうこともないはずです。
結論は、日頃食べなれていて、あの店のあのマグロが私は好きだ!ということになるのではないでしょうか。
食べなれているものが、やっぱり美味しいのです。
 
肥料についても同様なことが言えるのではないでしょうか。
使い慣れていて、効果も十分確認できている自分に合ったものが一番良いと思います。
例えばそれがマグアンプKであったとすれば大いに結構だと思います。
何回も使って、特徴がハッキリ解っているので、いつ使っても失敗がありません。
私も同様で、今回の肥料テストの中にも入っているものを、常に長いこと使用しています。
グリーンマーケットのガーデンは約500坪ありますので、安価で効果の高いものと、考えたとき元肥には、BB N552、追肥にはわかみどりを使用しています。
プロというものは、結構、頑固一徹で、ブレずに同じものを使います。先程書いた、使い慣れたもの。ということです。
一般の方の場合、よくありがちなのが、いろんな情報に惑わされて肥料をコロコロ変えることです。
これは最悪です。何が良かったのか、悪かったのか、後で考えてもまったく解らない。
ブレまくると、良い結果には至りません。
 

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