ジャケット・アートの世界【ヒプノシス編】
|
1968年に結成されたイギリスのデザイン集団、ヒプノシス アルバム・ジャケットをアートワークの域にまで高めたのは彼らだといって間違いないだろう ◎How Dare You!(びっくり電話)10cc ヒプノシスといってわたしが最初に思い出すのは10cc「びっくり電話」 自宅で電話をかけている女性のもとへクルマでやってきたのは誰なのか? オフィスでの社長らしき男は仕事以外の会話をしているのか? 怯えているように見える女性と電話している相手は誰なのか? コロンボみたいな探偵らしき男は抱き合っているカップルを調査中なのか? ◎The Original Soundtrack(オリジナル・サウンドトラック)10cc ◎Deceptive Bends(愛ゆえに)10cc ◎Bloody Tourists(ブラディ・ツーリスト)10cc 10ccやゴドレイ&クリームはこれら以外にも何作か手がけている ◎Peter Gabriel(ピーター・ガブリエル1)ピーター・ガブリエル ◎Peter Gabriel(ピーター・ガブリエル2)ピーター・ガブリエル ◎Peter Gabriel(ピーター・ガブリエル3)ピーター・ガブリエル オリジナルタイトルがすべて「Peter Gabriel」だったソロ作品1〜3 現在は「カー」「スクラッチ」「メルト」と呼ばれているがどれも不気味な作品ばかり ◎The Lamb Lies Down on Broadway(眩惑のブロードウェイ)ジェネシス ◎Unorthodox Behaviour(アンオーソドックス・ビヘイヴィアー)ブランドX ◎Moroccan Roll(モロカン・ロール)ブランドX ピーター・ガブリエルにとってジェネシス最後の作品「眩惑のブロードウェイ」や フィル・コリンズが在籍していたフュージョンバンド、ブランドXも彼らのデザイン ◎Houses of the Holy(聖なる館)レッド・ツェッペリン レッド・ツェッペリンはこれ以外にも「プレゼンス」やライヴアルバム「永遠の詩」 ◎Venus and Mars(ヴィーナス・アンド・マース)ウイングス ◎Tug of War(タッグ・オブ・ウォー)ポール・マッカートニー 黄色い球と赤い球で金星と火星をイメージした「ヴィーナス・アンド・マース」は傑作 ◎The Electric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ)ELO ◎E.L.O. 2(E.L.O. 2)ELO 電球のイメージだった初期ELO、おなじみの円盤が出てくるのは6作目から ◎Going for the One(究極)イエス ◎Back to the Bars(未来への回帰)トッド・ラングレン どちらも裸の男が登場するジャケット ◎Eye in the Sky(アイ・イン・ザ・スカイ)アラン・パーソンズ・プロジェクト ◎Go 2(ゴー2)XTC イラストや英文だけの比較的地味なデザインもいくつか手がけている ◎昨晩お会いしましょう/松任谷由実 ◎VOYAGER/松任谷由実 日本人ミュージシャンのアルバムはほとんど手がけていない所を見るとやはりユーミンは大物 ◎Atom Heart Mother(原子心母)ピンク・フロイド ◎Meddle(おせっかい)ピンク・フロイド ヒプノシスといえばやはりピンク・フロイドのアルバムジャケットが有名 最初の作品は「神秘」だが最もインパクトが強いのは「原子心母」 タイトル名もミュージシャン名もない牛だけのジャケットでよくOKが出たものだ ◎The Dark Side of the Moon(狂気)ピンク・フロイド ↑はゲートフォールドカバーを見開いた画像、表裏面と内面ですべてつながっている 他にもピラミッドポスターやライヴポスター、2種類のステッカーもついている ◎Wish You Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)ピンク・フロイド 「炎」という邦題は日本独自のタイトル、裏ジャケに写っているのは透明人間 ◎A Momentary Lapse of Reason(鬱)ピンク・フロイド ◎Delicate Sound of Thunder(光〜パーフェクト・ライブ!)ピンク・フロイド ◎The Division Bell(対)ピンク・フロイド ◎Pulse(P.U.L.S.E)ピンク・フロイド アルバム「アニマルズ」でロジャー・ウォーターズとトラブルがあって以来、 ピンク・フロイドのデザインをやめていたが、ロジャー脱退後の「鬱」で復活した ※明日から4連休になりますのでコメントのご返事は5/7水曜日になります。
ご迷惑をおかけしますがこれからもよろしくお願い申し上げます。 |
トラックバック(0)
トラックバックされた記事
トラックバックされている記事がありません。
ヒプノシスのデザインはちょっと風変わりで目を引きましたね。
LPサイズで見慣れていたものはCDサイズだと物足りない気がします。
特にピンク・フロイドのものは凝っていましたね。個人的な趣味としたら苦手ですが(笑)。
ユーミンは多摩美出身ですから、アート・ワークにこだわったのでしょうね。当時彼女のレコードのジャケットを印刷していた会社の営業の方から聞いた話しでは、色にもすごくうるさかったそうですよ。大物だし売れていたから許されたのでしょうね。
2008/5/2(金) 午後 4:30
WINDさん、確かにアナログ盤世代のわれわれにとってはCDサイズだと物足りないです。だからCD時代になってからのアルバム「P.U.L.S.E」などはCDとしてのデザインなんでしょうね。
プログレ好きのユーミンはきっと前からヒプノシスにジャケットデザインをお願いしたかったのだと思います。あの頃のユーミンは全盛期でしたから(金銭的にも)やっとOKが出たんでしょうね。
2008/5/2(金) 午後 4:36
良く名前を聞きますが、デザイン集団だったのですね。
この中ではやはり『原子心母』が1番印象に残っています。
たぶんアルバムの内容も影響していますね。
つまらないアルバムだったら何とも思わなかったかもしれません。
2008/5/2(金) 午後 8:37 [ cha-cha-cha-chance ]
「Venus and Mars」のように、シンプルなのに芸術的なものから
「How Dare You」のように、人間関係をいろいろ推測して楽しめるものまで
本当に幅広いですよね。しかも、名盤だらけですね。
ピーガブも、こうして3枚並べると、不思議な存在感があります。
「Go 2」が、ヒプノシスというのは意外でした!!
2008/5/2(金) 午後 11:21
ヒプノシス作品で印象深いのはフロイドの「鬱」ですね。
合成など一切おこなわず、実際にトラックで大量のベッドを運び込んだと聞いて驚きました。
2008/5/3(土) 午前 3:42
りゅうどうです。
今日髪型などを変えたので、顔アイコンの雰囲気などが違うと思いますが、りゅうどうです。
ヒプノシス、サイコーですよね〜。
僕もストレンジ・デイズから出ている『ロック・ミーツ・アート』(01年の初版)片手にジャケ買い計画を立てるだけで、よだれが出てきそうな勢いです。
このガイドには他にロジャー・ディーンとキーフが載っていていつまで観ても飽きない一冊です。
2008/5/5(月) 午後 6:21
chachachachanceさん、はじめまして、訪問&コメントありがとうございます。
確かに楽曲自体がつまらないアルバムだったらジャケットも何もないですよね。
2008/5/7(水) 午前 11:07
nyaoさん、「びっくり電話」のジャケット解説をヒプノシスにしてもらいたいですよ。
ガブリエルも3枚並べると(すべて文字が印刷されていないし)かなり異様です。
XTCは「Go 2」だけでした。たぶんアンディ・パートリッジとうまくいかなかったのでしょうね。
2008/5/7(水) 午前 11:11
かなかなさん、「鬱」のベッドはCGなしですか!
かなり遠くの方までベッドが見えますから大変な作業ですね。
2008/5/7(水) 午前 11:14
りゅうどうさん、イメチェンとってもナイスです。
わたしが持ってる「ロック・ミーツ・アート」はレッド・ツェッペリン「プレゼンス」が表紙の増補改訂版です。確かにジャケット写真を見ているとアルバムも聴きたくなりますね。
2008/5/7(水) 午前 11:24
彼等の作品は素晴しいものが多いですよね。彼等の作品集は2冊もっているんですけど、結構驚くものもあります。ユーミンとかもやっていますから。(^^
2008/5/7(水) 午後 0:11
SGTさん、ロック好きに「このジャケットはヒプノシス作品だ」と認知されているところがヒプノシスのすごい所だと思います。
2008/5/7(水) 午後 1:18
すきっぷ・どっぐです。
お久です、僕も上記記事だけの理由でジャケ買いしました
一人です(笑)
Yesの「Tometo」なんかも良いんですがね!
制作方式が手作業オールアナログには脱帽です
2008/5/9(金) 午後 3:19 [ すきっぷ・どっぐ ]
すきっぷ・どっぐさん、お久しぶりです。
最近では楽曲配信が当たり前になっているみたいなので「ジャケ買い」という言葉も死語になりつつありますね
(ちなみにわたしは配信サービスを利用したことは1度もありません)
むしろ「紙ジャケ買い」をついついしてしまう古い世代の人間です。
2008/5/9(金) 午後 3:37
コメント、TBありがとうございました。
Hipgnosisと言えば、僕はPink Floydのイメージが強いですね。
最初に手元に置いたHipgnosis作品が『狂気』だったので・・・
HipgnosisのStorm Thorgerson、Aubrey Powellが自身および他デザイナーの有名ジャケを詳細に解説した『100 Best Album Covers』は、ジャケット・アートの世界の面白さ・奥深さを伝えてくれる素晴らしい書籍ですね。ジャケ・アート解説のバイブル的な1冊だと思います。
2010/6/5(土) 午後 2:16 [ ez ]
ezさん、ピンク・フロイドの「狂気」を初めて聴いたのは高校生の時、ezさんの家でしたよ!
裏表が一体となったゲートフォールドカバー、アナログ盤についていたポスターやシールのおまけ、そして何よりもあのサウンド、本当に印象的なアルバムでした!
2010/6/6(日) 午前 8:38