源氏物語
78、玉鬘・・(三)
(源氏35歳)
22帖 「玉鬘」(たまかずら)
宿のあるじの僧がきて、他の参詣人と相部屋にしてほしいという。
そのかわり供の人々は別棟に移らせ、
姫君と乳母たちは部屋の隅へ残って幕をひきめぐらした。
そこへ新しい客が入ってきた。 無作法な客ではなかった。
どちらもひっそりと遠慮しあって物静かな相客同士である。
なんという偶然であろう
後から来た客は常日ごろ姫君の行方を恋慕っている右近なのであった。
年月の経つのにつれ、気骨の折れる奉公にも疲れ、
姫君のことも案じられ、この初瀬寺
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