瑠璃色の夢
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女性と女性の恋は、ゆるやかで、穏やかで、ときに激しい。
ずっと二人で生きていくには難しい事もあるけど、大丈夫。だってこんなにも、繋がっている。 オフィスラブ、年の差恋愛、腐女子の恋、元恋人同士…、こんな恋が、きっとどこかで育まれている。
百合姫コミックに掲載された、森島明子先生の読切作品を集めて構成された短編集。表題作『瑠璃色の夢』を
含めた7作品は、どれも大人女子による恋愛ものなので自ずとテーマも興味深いシチュが多くなっていますね。
瑠璃色(深い青)には、作者さんにとっての「女性」をイメージされるカラーらしく、そして夢には「現実」とは
違う部分で、重なり繋がってるものという解釈があるらしく、特に夢に関しては作中の女の子達から、女性同士の 恋愛を現実と捉えながらも、それが彼女達にとっての夢であるかのように、幸せな形で描いてるのがとても素敵。
作者推薦の『萌え』と『好き』が凝縮
オフィスラブや、年の差恋愛。元恋人同士や、わけありカップルなど……20代からの大人の恋物語を小手先だ
けのソフトな百合とは一線を画して描いていておりまして、そのうえで同性同士だからこその悩みや甘〜い部分 などを肉体の重なりを通して(そんな描写は濃くないです)ラブラブなお話に仕上げてるのがほんといいな〜。
例えば手を握ったりだとか、抱き合ったりキスしたりの身体の接触にしても、下品さがないしどこか優しく
ポカポカした気持ちにさせてくれるのがなんだろ。女性同士特有の温かみと安らぎを感じてしまうのですよね。
好きな人の前では夢みる永遠の女の子
作中の女性たちは時として少女のように嫉妬したり落ち込んだりしますが、こういったストレートな感情にこそ
ドキドキしてしまうもので、なんだか男の自分が見てはいけないような、触れてはいけない領域を羨ましい気持ち で眺めてしまうのが百合作品の素晴らしいとこで、この作品はそういう感情もしっかり奮い立たせてくれました。
お気に入りは、20歳と30歳の年の差カップルの『20乙女の季節〜Virsin Seasonk〜』でしょうかね。まだ少女と
いっても差し支えない女の子と、30歳の大人の女性。この圭子先生が大人の包容力を持ちながらも可愛いらしい 人で基本ラブラブ甘甘なお話で幸せな気分にさせられちゃいました。後日談での満月の下での抱擁とかもうね。
いやー大満足な読切作品ばかりでした。森島先生の百合への「好き」がこれでもか!と感じられる、まさに
珠玉の一冊ですね。まだ読んでない「半熟女子」2巻も早めに読まねばなぁ。とりあえずこれはおすすめですよ!
【評価:★★★★★★★★★☆】
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