VS!!―正義の味方を倒すには―
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俺は21号。悪の組織の下っ端戦闘員だ。キーって叫びながら、変身ヒーローにアッサリ倒され ちゃう、全身黒タイツのアレだよ、アレ。キー!毎度毎度、新たな怪人とともに懲りもせずにヒーローに 挑み、敗北ばかりの日々。よくみんな飽きねぇな。というか、ヒーローに勝つなんて無理に決まってるじゃん。 そんなある日、史上最強の怪人〈ジャバウォック〉が誕生したという噂が流れたが、なんとソイツは――。 ●雑魚戦闘員にだってほんの少しの意地、あります 「やめだやめ!もういいって、ジジ。こいつの言う通りだ。
勝ち目のない戦いに命を賭けることほど、バカバカしいこともない。オレも逃げることに大賛成だね」 「……へえ。君みたいな戦闘員もいるんだね。絶対に引き止められると思ってた」 「だけどなジャバウォック」21号は投げやりに言う。 「オレたちに事情を話してる時点で、迷いがみえみえだぜ」 悪の組織『アルスマグナ』の戦闘員の21号(ニーイチ)と22号(ジジ)は、正義の味方『英雄機関』と戦って は負け戦を重ねる日々を過ごしていた。だがそんなある日、組織に“史上最強の怪人”が誕生したと聞き……。 『ガンダム』でも好きなMSはガンダムではなくザクでした。正義を引き立てるための“弱さ”に惹かれたもの です。正義のヒーローと悪の組織の世界。本作は、悪の組織の下っ端戦闘員視点で描かれたことで一概には 勧善懲悪といかない、その他大勢の彼らの事情や意地なんかも見えてくる熱血ストーリーだったりします。 ――短評―― 正義のヒーローに玉砕する普通の戦闘員とは違い、生き残ることを最優先にこれまで戦ってきた 21号ことニーイチ。そんな彼も一人の怪人との出会いと別れから、本来眠っていた『勝ちたい』という思い。 それでも下っ端戦闘員ゆえの弱さから本当の自分を出せない。そんな時に怪人・ジャバウォックが見せた戦う 姿に『滅びの美学』を感じたし、何よりそのことで本来ならあり得ないだろう一介の戦闘員に過ぎない21号に心 の成長が見て取れたことで後半は熱血アクションを展開することに。雑魚キャラだって生きるのに必死なのだ。 ガンダムを例えに出してアレですが、なんだか自分には21号の戦いっぷりに『ポケットの中の戦争』の バーニィとダブってしまったりなんかして。エンジンが掛かるのは遅めではあるけど、グイグイ読ませる力が ありましたし、へっぽこ戦闘員コメディ?と思っていたら、純然にアンチヒーローストーリーをしていました。 あとがきにもあるけど、まだまだ最初の一歩を踏み始めたばかり。彼らの生き様をもっとみてみたい。 【評価:★★★】
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[現代異能バトル][超人][シリアス]VS!!―正義の味方を倒すには
VS!!―正義の味方を倒すには (電撃文庫) 作者: 和泉弐式,白羽奈尾 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2012/01/07 メディア: 文庫 クリック: 14回 この商品を含むブログ (12件) を見る 「発想自体はよくある話だけど、展開やキャラ構成がよく面白い。まだ
2012/1/24(火) 午後 11:00 [ 愛があるから辛口批評! ]
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