屠られ日記!

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2010年1月15日

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赤の9番【隷従】

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赤の9番“隷従” (電撃文庫)
著者/相原あきら   イラスト/カズオキ

冴えない男子高校生・木下つくしは、ある日ネットを徘徊中に、クラスメイトが書いたと思しき
ブログを見つける。「私は赤の9番『隷従』です。至急私にベットしてくれるプレイヤーを探して
います」―凛とした態度で同性にもファンが多く、つくしも憧れるクラスメイトの小田かずさが、
実はゲーム好きの同志だった(これはチャンスかも)!?そんな妄想全開で、彼女に話かけてみれば、
妙に切羽詰まったかずさの様子に引くに引けず、気が付けば彼女の下僕として不可解なゲームに巻き
込まれるハメに―!?“地球の運命”を担った12人の少女達による「運命ゲーム」が幕を開ける。

●私専用の奴隷になる栄誉を与えましょうか?

「……そんなに自分が偉いと思うのなら、敬称をつけなくてはね。じゃあ、こうしましょう。
その口からあなたが尊いお言葉をひり出す前と後ろに、僕朕もしくは俺様ちゃんを付けなさい」
「僕朕、それはどうかと思うんだけど。僕朕……」  「私の命令は?」
「俺様ちゃんの喜びです……」

冴えない高校生・木下つくしは、ある日クラスメイトの小田かずさのモノと思われるブログを発見する。
「赤の9番『隷従』」と書かれた謎ワードを元に彼女に近づこうとするが何故か不可解なゲームに巻き込まれ……。

12人の少女達がそれぞれ自分が叶えたい世界にするために、世界の運命を巡って争われる物語。
少女たちを“ポケット”としてその世界(『隷従や博愛の世界』など)に未来を賭けたい人間たちを“プレイヤー”
とし、それぞれの世界成就のため争われる『運命ゲーム』。なんとなく雰囲気は「未来日記」を思わされたりも。

――短評――

その世界に準じた異能力とか『ゲーム』の設定とかは面白そうだし、やりたいことは分かるのですけど、
本当に世界の命運掛けているの?と疑問視したくなる胡散臭さに「なんだかなー」と少し思ってしまった。

ヒロインは「隷従の世界」を目指す少女なだけあってSっ気が強い女の子で、主人公のほうはヘタレなうえに
ドM体質なだけあって相性バッチリ!と思いきや、どうもこの主人公がいただけない。会話中とかに妄想と現実
の区別が付きにくい思考をしてくれちゃうから非常に読みにくいしヘタレなくせに中途半端な正義感を振るとかね。

「隷従の世界」にベットしたんだから、そこはちゃんと小田さんの奴隷になってろよと思うシーンとか
もあって、最後は少し頭を働かせてたけど、全編通してみると主人公の頭の悪さがかなり痛いお話だった。

主従関係を押し出した二人の掛け合いはいいけど『ゲーム』の方はイマイチ突き抜けれてなくちょっと残念。

【評価:★★★★★☆☆☆☆☆】

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とある飛空士への追憶(1)

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ふたつの大国の戦争が続く時代。一介の傭兵パイロットである狩乃シャルルに極秘任務が託される。
王家の次期皇妃・ファナを飛行機の後席に乗せ、たった一機で敵国の支配する海を横断し本国まで
ファナを送り届けよ−−と。絶望的な蒼天の旅路の中で、身分が違いすぎる二人の距離は少しずつ……

とある飛空士への追憶(1)
(原作) 犬村小六  (作画) 小川麻衣子  (ゲッサン少年サンデーコミックス)

一万二千キロの恋と空戦の物語、始まる――

レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルに一つの指令が下された。それは「次期皇妃を守って単機敵中翔破
する」という極秘任務「海猫作戦」だった。身分の違う二人による1万2千キロの旅路が始まろうとしている……。

コミックで再び「恋と空戦の物語」!映画化も決まっている大ヒットライトノベルからのコミカライズ、
『とある飛空士への追憶』1巻です。一介の傭兵と次期皇妃。身分違いな空の旅路には切なさと愛しさを
感じてしまって第一章タイトル『テイク・オフ』のとおり「恋と空戦の物語」を予感させれる始まりとなってます。

http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/71/c3/gtjttfg/folder/1462600/img_1462600_59013895_1?1263504766

市民階級の厳格なレヴァーム皇国においてシャルルは最底辺の琉民階級。しかし幼い頃に次期皇妃・ファナと
出会い、彼女の優しさに触れて今日まで生きる糧としてきたシャルル。そう、これはシャルルにとっても12年ぶり
に再会するファナとの“空のロマンス”なわけです。けど久しぶりに見るファナは生気のない人形みたいで……。

丸々一話使って「序章」という形で互いの立場や状況などは丁寧に描かれているので、本編開始前にその辺り
二人が抱えてる物などは見えてくるはず。ファナからすればこれは“最底辺からの旅路”なんだと思うわけです。

http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/71/c3/gtjttfg/folder/1462600/img_1462600_59013895_2?1263504766

漫画ならではの表現に期待です

私も原作は読んでいますし、結末とか分かってるわけでこのコミック版も原作を忠実になぞった優等生的な
出来に感じます。別に原作どおりが悪いわけじゃありません。ただ、漫画でしか描けない表現方法でもって新た
な『とある飛空士への追憶』の魅力を引き出して欲しいかなと思います。絵は主張しすぎてなく丁度いいかな?

物語は序章も序章。まさに「静」といった淡々とした空の旅で、少しずつシャルルとファナが互いの距離を縮め
ていく様が初々しくもどこか切なさもありこれから「静」から「動」になった時どんな変化が起きるのか楽しみ。

当初から比べればファナにもだいぶ変化が見えますし、2巻では色々な面で燃え上がるんじゃないかしら。

http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/71/c3/gtjttfg/folder/1462600/img_1462600_59013895_3?1263504766

とにかく燃え上がる材料(シチュエーション)は最初から用意されてるわけですから、
あとは調理する料理人の腕次第。ちょっと冒頭の空戦シーンは残念に感じたけど、これからですよね?(汗)

テイク・オフしたばかりの恋と空戦の物語。このマンガ版も期待には応えられる物に仕上がるのか、期待です。

【評価:★★★★★★★★☆☆】

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