あらなみの相場技術研究所

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SBI難民の大量発生

2月18日朝、私は、SBI証券のホームページを見て、暗澹とした思いになりました。

それは、SBI証券のHPにあった1通のお知らせです。

「インターネット取引の株式委託手数料改定のお知らせ
〜お客様の取引動向に合わせて、一部引き下げを含む正規手数料改定を実施〜」

手数料の引き下げ??と内容を読んで、気分はどんどんブルーになってきました。
タイトルは、手数料の引き下げなのですが、私のようなハイパーアクティブトレーダーにとっては、超超超値上げのお知らせだったのです。

大勢のデイトレーダーと同じように、私は、SBI証券の信用取引の「アクティブブラン」という手数料コースを選択しています。売買代金が5000万円まで2000円、それを超えると5000万円毎に2000円づつ加算という手数料形態です。

新手数料を自分のトレードに置き換えて計算して、ちょっと真っ青になりました。

手数料が10倍増です。

2000円で済んでいたのが2万円、4000円で済んでいたのが4万円。

これを「手数料の引き下げ」と表現したSBI証券の姿勢・・・

昨年7月、メインで使ってたジョインベスト証券の手数料10倍増によって、私は「ジョインベスト難民」となって、SBI証券に流れ着きました。

そして再び難民となって、次の母国を探してボートピープルになろうとしているのです。

今回、実は、板乗りとシステムの使い勝手から、昨年10月ごろからメインを岡三オンライン証券に移していた関係から、「ミニSBI難民」なのですが、SBI証券の告知を見て、これはただごとではない、と思いました。

ジョインベスト証券が10倍値上げをした時には、ネット証券の盟主であるSBI証券が値上げには追随せず見事に受け皿役を果たしたわけですが、今回は、圧倒的シェアを持つSBI証券自身の値上げとなります。

SBI証券の値上げですぐに思ったのが、他のネット証券の追随値上げでした。

18日は、本当にブルーになってしまって、デイトレもあまり気がはいらないで、十数回程度で止めてしまいました。


翌19日、岡三オンライン証券から、1通のメールがきました。
「皆さまの疑問におこたえします」というものでした。
http://www.okasan-online.co.jp/information/2009/info00434/

これを見て、ブルーだった気分が一気に反転、ボルテージは上がりました。

メールの内容は、手数料の変更予定はないことと、サーバー処理能力の4倍増、のお知らせでした。

助かった・・・本当に助かった、涙涙涙。


さて、手数料が増えた程度で、何をビビッてんだ、こいつは、と思われるかと思います。

そもそも、超短期売買など、取引コストが低下した今だからできる売買手法であって、これは10年前なら不可能なものでした。全てコストに食われてしまうからです。

私が、野川ブートキャンプに在籍していた時期はもう10年前になりますが、当時は、手数料自由化前であったので、イントラデイの短期売買は不可能で、教えてもらっていたことは全て日足をベースに数日間で売買するという売買でした。

超短期売買で、1円、2円の勝負を繰り返し売買するスキャルピングにとっては、ちょっとした手数料の増加が命取りともなる事態なのです。

年間手数料ベースでは、車数台分の違いになってしまいます。

取引税の据え置きで、年間10%の税金で済むことになってホッとしたのもつかの間、環境の激変が待っていました。

今のようなスキャルの売買は、安い手数料という仕組みがあってこそ成り立つ部分が大きいのです。

後で触れますが、今の肥沃な大地を捨てて、マーケットセレクションにおける移動も視野にいれて、資金効率や手数料から考えて、先物、FXも考える必要がある、ということになります。

他の証券の選択肢としては、クリック証券も手数料的にはあります。しかし、ここは、板乗りがSBI証券よりも遅いのです。体感的にですが、岡三オンライン3秒、SBI証券4秒、クリック証券5秒、という感じでしょうか。

5秒だと、スキャルピングは、不可能です。

岡三オンライン証券が手数料的には、踏みとどまってくれているので、手数料的には当面しのげそうですが、もう1つ問題が発生しそうです。

それは、大量のSBI難民の漂着による岡三オンラインのシステムトラブル

です。

SBI証券は、なんといっても業界の盟主です。口座数は何と183万口座、そのうち信用口座は18万口座です。
月間売買代金は相場が低迷した1月でも4兆円、うち信用取引が3兆円と75%を占めています。口座数では10分の1の信用口座ですが、売買代金では4分の3を占めるわけです。

アクティブな投資家のかなりの部分は、今回難民となってSBIを離れることが予想されます。
そして、2ちゃんねるなどでは、その難民の目指す先がほぼ一致しているのです。
http://dubai.2ch.net/stock/

そう、岡三オンラインです。

私は、ある意味、先住民ですが、少ない土地にこれまでの先住民の何倍もの難民漂着となれば・・・考えただけでも恐ろしい・・・

岡三オンライン証券は、後発のネット証券で、システムがようやく安定しだしたのは、昨年9月ごろからでした。それまでは、信用の担保計算の不備やシステムが不安定なことから、メインとするには、問題がかなりありました。

今回、大勢の難民漂着を見込んで、サーバー処理能力4倍増なわけですが、3月はシステムの不安定とも向き合わねばならないのか、とちょっと不安なところです。


さて、今回の騒動で思ったのは、かなりの部分、ネット証券の手数料に依存して楽させてもらっている自分のトレードというものを見せ付けられました。場合によっては、ネット証券のちょっとした政策変更で、他のマーケットへの引越しをしないといけませんね。

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ほんとですね・・・てっきり安くなってるのかと思ってましたが、上がってるんですねw

2009/2/22(日) 午後 9:01 [ nobo ]

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あらなみさん、こんばんは

私はあらなみさんなどのプロのトレーダーの多くがどうして個別株にこだわって取引するんだろうというのをずっと疑問に思っていました。
日経ミニとかのほうが流動性もあるし手数料も安いと。

ただあらなみさんが今回の記事でも触れているように実は個別株というのはチャンスに恵まれた肥沃な大地だったんですね。
私はこれまで非常にせまい市場や銘柄しか見ていなかったのでそのことに気がつきませんでした。

土曜日に野川氏の第二回のセミナーに行ってきましたが、そこで銘柄にやり方を合わせるんじゃなくて自分のやり方に合った銘柄を見つけるのが一番だ、とおっしゃっていました。

魚がいないところで釣り糸を垂らしていても獲物はつかまらないということですね。
漁師が今日は一匹も釣れなかったでは商売になりませんから、そのために船をだして漁に出るということが分かったような気がしました。

2009/2/22(日) 午後 10:56 [ サーモン ]

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noboさん、こんにちは。
そうなんですよ。「値下げのご案内」と称して、10倍値上げって、どういうセンスをしているのか・・・返って怒りを買うぐらいのことが何故わからないのか、SBIのセンスを疑いますね。

2009/2/23(月) 午前 11:40 あらなみ

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ビットウィーンさん、こんにちは。

第二回行ってこられたんですね。同じことを言っておられたようですね。

実は、次回に特集しようと思っていたのが、「マーケットセレクション」だったのですが、先回りして書かれてしまって・・・途方にくれているところです・・・

2009/2/23(月) 午前 11:44 あらなみ

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こんばんは

「マーケットセレクション」に関しては例によって野川氏が結構サラッと言われたので、おそらく私は全然分かっていないと思います。
なので特集していただけると非常に助かります。

ところで相場とは関係ないのですがあらなみさんの記事には要所要所にお笑いのギャグみたいなものが散りばめられていますね。
私も普段テレビはお笑いとスポーツ以外は全然見ません。

関西方面の方だからでしょうか?
私も大阪出身の仲のいい友人がいますが、昔よくダウンタウンのコントのビデオを無理やり見させられたりしました。
私は流行の芸人とかも好きですが一番好きなのは島田伸介です。
伸介がスキャンダルに巻き込まれたときは周囲の人にまるで身内のように弁護します。

全くの余談失礼いたしました!

2009/2/23(月) 午後 10:58 [ サーモン ]

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ビットウィーンさん、こんにちは。
マーケットセレクションの件、半分冗談です。

ということで、大阪人というのは、どうしてもボケとツッコミをどこかへ引っ張らなくては気がすまない性分らしくて、つい茶化して書いてしまうところがあります。
普段の会話からして、ダウンタウンですから、「なんでやねん」というのは、日常会話ですので。

ただ、お笑いやバラエティはそんなに見ないんです。どこのチャンネルを回しても同じような顔ぶれの芸人さんが出ているのには、ちょっと辟易とするものもありますので・・・

2009/2/24(火) 午後 3:38 あらなみ

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ん〜、今回の記事はトレーダーの置かれている状況を示していて複雑ですね。トレーダーは『自由で自分の能力を全力で発揮できる素晴しい職業』という意味の記事を見ましたが、その自由も証券会社の手のひらで謳歌しているようなもので、証券会社が手のひらを返してしまえば落ちてしまうほどもろい自由なのでしょうか?

2009/3/24(火) 午後 10:54 gin*ad*n44

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はい、はっきり言って、安い手数料で売買機会を提供してくれる証券会社があるからこそ成り立つ職業だ、と断言できるでしょうね。

今の自由化以前には、どう転んでもデイトレーダーなどという職業は存在しようがありませんでした。

国内株で売買したければ、証券会社に所属してディーラーになるしかなかったのです。

ただ、今はグローバルなインターネットの時代です。国内マーケットだけでなく、海外マーケットを利用するという手段がありますから、国内を追い出されたら海外に逃げるしかないでしょう。

私も過去ナスダックで売買していた時期がありました。昼夜逆転で、体力的に辛く断念しましたが・・・

2009/3/25(水) 午後 7:04 あらなみ

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