無題
いしぶみ40号(3)
過去の歴史地震・火山災害に学ぶ(三)
「大地動乱の時代」―九世紀の陸奥国
東北歴史博物館 上席主任研究員 柳澤和明
前回は、地震・火山噴火が続発し、現在の日本列島の状況との類似性が指摘されている九世紀における地震・火山噴火の概要を紹介しました。九世紀の陸奥国では、八〇六年(大同元年)に磐梯山が水蒸気爆発、八三七年(承和四年)に鳴子火山が噴火、八六九年(貞観十一年)に陸奥国大地震が起こりました。今回はこのうち八六九年(貞観十一年)陸奥国大地震(以下、貞観地震と略称)について紹介します。
貞観地震については、NPOゲートシティ多賀城の依頼を受け、「貞観地震・津波からの陸奥国府多賀城の復興」と題する一般向けの論文を同団体のホームページ(以下HPと略称)上で
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