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(画像は、東(ひがし)くめさんのポートレイト、上野音楽学校の2年後輩だった瀧廉太郎
の銅像。芸大音楽学部の前身、東京音楽学校旧校舎「奏楽堂」の邸内にあります)
「鳩ぽっぽ」と「鳩」
浅草の観音様の境内左側に、唱歌「鳩ぽっぽ」の歌碑がありました。
これは明治34年(1901)滝廉太郎、東くめらが中心となって編集刊行した
幼児向けの唱歌集「幼稚園唱歌」の中に「お正月」「水あそび」とともに収載されていますが、
全20曲の内15曲は、東 くめ作詞、滝廉太郎作曲のものです。
「幼稚園唱歌」は、幼い子供も理解できる口語体のやさしい言葉で書かれた日本最初の
楽譜付き唱歌集。それまでの唱歌は難解な文語体で、幼い子供向きではありませんでした。
「お正月」「水あそび」「さようなら」「雪やこんこん」等、次々と、傑作が生まれました。
滝はドイツへの留学が決定して居た出発日を伸ばして、この仕事に打ち込みましだ。
「幼稚園唱歌」と銘打った唱歌集が、くめさんの手で、東京芝の公益商社書店と言う出版社から
発行されたのは明治34年(1901)7月25日の事でした。その中の1曲「鳩ぽっぽ」は、
東 くめ が浅草の観音様の境内で無心に鳩とたわむれる子供たちの姿を心に浮かべながら
詩をつくったといいます。その詩に滝廉太郎が曲をつけたもの。歌は全国にひろまりました。
しかし、その10年後の明治44年(1911)「尋常小学唱歌(一)」に歌詞を少し変えた
「鳩」が登場、現在まで歌い継がれているのはこちらの方になってしまっています。
「鳩ぽっぽ」東 くめ作詞:滝廉太郎作曲
鳩ぽっぽ 鳩ぽっぽ ポッポ ポッポと とんでこい お寺のやねから おりてこい
豆をやるから みなたべよ たべてもすぐに かえらずに ポッポ ポッポと ないてあそべ
「鳩」文部省唱歌(作詞作曲者不詳)
1) ぽっ ぽっ ぽっ、鳩ぽっぽ、豆がほしいか、そらやるぞ。みんなで仲善く 食べに来い
2) ぽっ ぽっ ぽっ、鳩ぽっぽ、豆はうまいか、食べたなら、一度にそろって 飛んで行け
しかし「もういくつねると お正月・・・」で始まる「お正月」は今でも歌い継がれていますね
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