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秋を歌った歌 – 童謡・唱歌 – その四
「秋を歌った歌 – その一」が明治44年(1907)の「紅葉(もみぢ)」から始まり、
その二で終戦直後のすさんだ人々の心の隙間を埋めた「里の秋」にバトンタッチしましたが、
戦後の復興期を経て、昭和の30年頃(1955)から、新しい感覚の童謡が次々と現れ、
「ちいさい秋みつけた」と「真っ赤な秋」の二つが新感覚の秋を歌った歌として定着しました。
一つ忘れていた歌があります。落葉を歌った歌ですが、文句は全部空で覚えているので
検索してみたのですが、題名が分からず、全然ヒットしませんでした。
1日経ってもう一度歌詞で検索を掛けてみましたら、漸く探していた曲が浮かび上がって来ました。
それは、中田喜直さんの父中田章さんの名曲「早春賦」の詩を書いた、吉丸一昌さんの詩で
曲を「城ヶ島の雨」等で有名な 梁田 貞さんがつくった「木の葉」と言う題の童謡でした。
時代順に並べてきた積りですが、この吉丸・梁田の組み合わせですと、結構古いでしょう?
「紅葉」は明治44年の作ですから、多分「木の葉」は大正年間でしょう。
本当は、もっと前に思い出していたら、「その一」の次の「その二」で取り上げるべきでした。
「木の葉(このは)」吉丸一昌作詞/梁田 貞作曲
一、散るよ散るよ 落葉が散るよ
風も吹かぬに 落葉が散るよ
ちら ちら ちら ちら ちいら ちら
二、飛ぶよ 飛ぶよ 落葉が飛ぶよ
風に吹かれて 落葉が飛ぶよ
ひら ひら ひら ひら ひいら ひら
先週半ばの昼休みに散歩した上野公園は正にこの「木の葉」の童謡の通り、
舞い散る落葉でいっぱいでした。そして落葉を踏むカサカサという音も秋の音でしょうか。
(蛇足ながら・・・)
作詞・作曲とも不明の唱歌で、同名の「木の葉」と言うのが見付かりました。
明治44年の「尋常小学唱歌(一)」に初出した曲です。こんな文句でした;
一、何処から来たのか 飛んで来た木の葉 くるくるまわって くもの巣にかかり 風に吹かれて ひらひらすれば くもは虫かと よって来る
二、何処から来たのか 飛んで来た木の葉 ひらひら舞って来て 池の上におちて 波にゆられて ゆらゆらすれば 鯉はえさかと 浮いて来る
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