ヴェルディの「ナブッコ」(オーレン/ヴェローナ音楽祭) DVD
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ディアゴスティーニ社の廉価盤DVDからヴェルディの「ナブッコ」を見てみました。
2007年、ヴェローナ音楽祭の野外ステージの録画です。 ここの音楽祭の舞台は、夏場の観光客相手のものと思っていたら大間違いで、なかなかレベルの高い演奏を聞かせてくれます。 主な出演者も次のとおりでかなり豪華なメンバーです。 ナブッコ;レオ・ヌッチ アビガイッレ:マリア・グレギーナ ザッカリア:カルロ・コロンバーラ イズマエーレ:ファビオ・サルトーリ フェネーナ:ニーノ・スルグラーゼ 指揮:ダニエル・オーレン 演出:デニス・クリーフ 先に見た2001年のMETの舞台でもアビガイッレはグレギーナが歌っておりまして、やはりこの強烈な声を必要とする役柄を歌える歌手は、それほど多くないということでしょう。 それと気になるのは、こういうドラマティックな役柄を歌える女声歌手がイタリアには少なくなって、東欧系の方が増えていることです。 この舞台でもグレギーナはウクライナ出身、フェネーナを歌っているスルグラーゼがグルジア出身です。 確かに東欧系の女声歌手の方が強い声で歌える特徴を持っている人が多い感じはします。 思い出してみると、このオペラを初めて聞いたシノーポリ盤もディミトローヴァがアビガイッレを歌っていました。 スルグラーゼというメゾ・ソプラノは初めて聞きましたが、歌はそこそこで、それよりも舞台姿の美しさで人気があったのではないかと思えます。 他方、男声陣はイタリア勢で固めてあります。 恐らくはこの日の舞台を見に来たヴェローナの観客のほとんどがヌッチ歌うナブッコを聞きに来たのではないでしょうか。 そうした期待には十二分に応えた歌唱と演技です。 1988年のスカラ座来日公演時にムーティ指揮で聞いたもう一世代上のレナート・ブルゾンの絶唱を思い出させてくれます。 なにせ、開始前の映像から乗馬姿で、実際登場する際には馬に乗って舞台に現れます。 この辺が、いかにもヴェローナ音楽祭です。 ヌッチの乗馬技術よりも、耳元でヌッチが歌い、オーケストラが演奏して大観衆が座っている中で動じない馬に感心してしまいました(笑) ザッカーリアを歌うコロンバーラというバス歌手、イズマエーレ役のテノールのサルトーリともに正統的なイタリア歌手といった感じで、飛び抜けたところはないものの、それでも全体の演奏水準を引き上げる歌と演技です。 さすがに底力を感じさせられます。 オーレンは、この映像でも例によってユダヤの小さな帽子をかぶっています。 それと、随分気合の入った指揮ぶりではないかと思います。 序曲から唸り声満載で、その後もマイクセッティングの関係からか再三にわたって指揮者の声が聞こえるという珍しい映像です。 ただ、思い切り聞かせたくてテンポを落としてしまうがために、ときとして歌手の歌が飛び出してしまうところが散見されます。 リハーサルと違うテンポになっていたのでしょうか。 肝心なことを書くのを忘れていました。 このオペラでは「行け我が思いよ、黄金の翼に乗って」だけでなく、合唱が大きな役割を果たしています。 恐らくは、この音楽祭のために臨時に編成されたであろう合唱団の迫力は、これは特筆していいと思います。 スカラ座でもそうですが、イタリアのオペラでは合唱団の凄さが公演の印象を大きく持ち上げてくれます。 クリーフという方の演出は、野外の横長の大舞台をそつなく消化したもので、特に斬新さを感じるものではありません。 同時に、奇妙な読み替えもなく、比較的安心してみていられる舞台です。 |
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このオペラは気になるのか、同じものを所持しているほかに、MET、ウィーンそれにヴェネツィア・フェニーチェの映像も手許にあります。やはりMETやウィーンは余裕をもって演奏していますね。METの2ndトロンボーンは日本人奏者でした。
2012/3/3(土) 午前 0:36 [ SL-Mania ]
SL-Maniaさん、
その昔のLD時代は2万円近くするものもあって、オペラ映像を買うのにはかなり勇気が必要だったんですがねぇ…
いまやオペラDVDも多数の異盤が棚に並ぶ時代になりましたね。
ただ、LPや初期CD以上に値下がり率が高いので、廉価盤DVDの価格を見ると棚のLD価格と比較して、ショックが大きいことがあります(笑)
2012/3/3(土) 午前 1:00
おはようございます。
「ナブッコ」の合唱は余りにも有名ですものねぇ。
実は私の携帯の電話着信は「この「行け我が・・・」
にしています(^_-)-☆
ベローナ、野外なのでどうかと思いましたが・・・
声も飛んできますし・・・ただ・・記憶としては7月
終わりでしたが寒かった・・・震えるほど寒かった
記憶が・・・数日後は今度は暑くって・・・変な
記憶しか残ってません(^^;
ブルゾンはもう引退したんでしょうか?
2012/3/3(土) 午前 9:42
Gattiさん、
「ナブッコ」は、イタリア人は本当に好きみたいですね。
個人的には、ストーリーがやや暗い気がしてはいるんですが…
ヴェローナは、寒暖両方の支度をしていかないと危なくて仕方がないみたいです。
野外特有の良さもある一方、大変さもあるみたいですね。
祖いえば最近ブルゾンの噂を聞かないですね。
もう相当なお歳ですから教える方に回っているかも知れませんね。
2012/3/3(土) 午後 0:05