友の訃報
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友の訃報が届きました。
彼女は高校の同窓生ですが、実は高校時代はほとんど話したことがありませんでした。
高校時代の彼女はワイワイとうるさい私たちのグループと違って、とても大人っぽくて近寄りがたい雰囲気がありました。そしていつも数人の取り巻きに囲まれて、どこか女王のようでもあったのです。
卒業後はまったく会う機会もなく、結婚して東京に住んでるらしいことは風の便りで聞いていました。
それが三年半前の治療を始めたばかりの頃、関東在住の同窓生の集まりに私も呼んでもらった時、約40年ぶりに再会したのです。
彼女はこの集まりに来るのをかなり迷ったそうです。でも相談した人に「それは行くべきだ。」と言われて来たのだとか。
高校時代の話をすると「私もみんなのことが楽しそうだと思ってたけど、何か近寄りがたかった。」と話してくれました。
私がインターフェロンの治療をしていると話すと、彼女のお姉さんもC肝で治療したけどダメだったそうで、「しんどいと思うけど頑張って」と励ましてくれました。
二次会のカラオケでも楽しそうに歌って、よくおしゃべりしました。
そして「来てよかった!同窓生っていいねえ。」ととても喜んでくれて、メルアドも交換し、「また会おうね。」と約束して別れたのです。
去年の12月にも関東組の同窓会(私は不参加)があって、そのお誘いやら近況報告のメールやらのやり取りにも彼女からの返信はありませんでした。
どうしたんだろうと気になっていたのですが、高校時代の経緯もあって他の友人と、「やっぱり来たくないのかなあ。」と話していました。
今年になって幹事の人のところに「パソコンの環境が変わってメールは届いていたけれど返信できなかったこと。みなさんによろしくお伝えください。」とのメールが届き、転送されてきたのです。
メールが来たことで「あー元気だったんだ。」とみんな安心したのですが・・・・・
一年半前に大腸がんがみつかり、治療しても一年半と言われたそうです。私たちが「どうしてるの?元気?」とメールを送っていた頃、彼女は辛い治療をしていたのです。彼女が届いたメールをどんな思いで読んでいたのだろうと思うと涙が止まりません。メールをくれた頃も、メールを打つのも辛い状況だったのだそうです。それでも彼女はメールを送ってくれました。
思えば転送されてきたメールの最後に「みなさまのご多幸をお祈りいたします。」とあって、変だなあとは思ったのだけど。
あのメールは彼女からのお別れの言葉だったのですね。
今年に入ってメールで同窓生を繋ぐ、ということをやっていますが、今回の訃報もそのメールを通じて届きました。
そして彼女を悼むメールがあちこちの同窓生から送られてきています。
再会してまた新たなつながりができたと思っていたのに・・・・・・・
でもあの時会えたことに感謝です。
あんな素敵な彼女の笑顔を見ることができたのですから。
以外にお茶目な素顔も見ることができたのですから。
今はただ彼女のご冥福をお祈りするばかりです。
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