ヤマトグサ ・ 大和草 (「伊吹憧憬」- 176)
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■ ヤマトグサ ・ 大和草
伊吹山 2007.05.29 ――変わった花やなぁ。 撮るとき、名前がなかなか分からないなどとは思っても見なかった。 しかも、これが名高い牧野富太郎と大久保三郎が 明治20年、日本人として初めて学名をつけたという記念すべき植物で、 大和(日本)草と命名された―― ということなど知ろうはずもなかった とにかく目立たない花だ。 ヤマトグサ科というほかに近縁の種があまりない特異な仲間という。 日本には本種1種のみが知られ、世界に1属4種ほどがあるそうだ。 風変わりなのに質素。 これはまだ透けるような緑の、咲き初め……。 これは雄花で、3mmほどの花糸の先に葯がぶら下がる。長さは4mmほど。 反り返っているのが雄花の萼片。 天辺に、ボーリングのピンみたいに突き出ているが蕾。 雌花も写っているがはっきりしないのでいつか追加しよう。 花ばかりを撮り始めてやっと1年になろうとしている。 伊吹山に行くようになって9ヶ月。 これはもしかして幸運……としておこう。 ヤマトグサ (ヤマトグサ科ヤマトグサ属)
学名 Theligonum japonicum(Cynocrambe japonicum)
本州(関東地方以西)の山地の林内に生える多年草。雌雄同株。丈は30cmくらいまで。
葉は対生。卵形で長さ1〜3cm。葉柄基部に托葉があり、1〜2個の雄花あるいは雌花をつける。 雄花は3個の萼片がくるりと反り返って多数の雄しべが垂れ下がる。白い花糸の咲きに葯がつく。 花期は4〜5月。雄花に花弁はない。径3〜7mmの風媒花。雌花は葉腋に付いている。 |

