昭和は遠くなりにけり
ある商社マンの想い出
必殺・ハンマーパンチ
藤 猛
「勝っても かぶっても オシメヨ」
私がフィリピン駐在から帰国して、見合い結婚をし、まだ新婚の夢覚めやらぬ頃、白黒テレビで見た藤猛の試合ほど強烈な印象を残したボクシングの試合は知らない。
相手をノックアウトして、インタビューの時に、彼自身も興奮から覚めず、奇妙な日本語で 「勝っても かぶっても オシメヨ」 を連発、たちまち日本中の人気者になった。私の職場でも、彼の試合の翌朝は、必ず話題になった。もちろん、これは「勝って兜の緒を締めよ」のうろ覚えの言い方だ。そのほかに「岡山のばあちゃん、見てるかい。」というのも良く言っていた。これが、彼の好感度を高めたことは間違いない。
1940年7月6日、ハワイに生まれる。 1964年4月14日、プロデビュー。2RKO勝利。 1
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