日本刃物工具新聞発 記者ぽっ歩

日本刃物工具新聞の編集部が、本紙では書ききれなかったエピソードや編集部の日常などをご紹介します。

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砥石山を訪問

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京都の天然砥石をご存知でしょうか。包丁や鉋など、あらゆる刃物類の切れ味をよみがえらせるには砥石を使いますが、砥石の中でも最高級品です。一般ユーザーですとホームセンターに売っているような市販のものを使っていることが多いと思いますが、こちらは山に坑道を掘って採掘したもの。刃物を造ったり使ったりする人は、必ずと言っていいくらい絶賛するとともに、研ぎを極めていくうえで行きつくところでもあるようです。

その天然砥石を採掘している砥取家さんへ取材に行きました。京都市街から少し離れた亀岡市の山中にあるのですが、4代目の土橋要造さん(写真右端)のご自宅にある砥石加工場には、両手で抱えるほどの巨大な砥石の原石がゴロゴロ。これを決まった形にカットして、販売されます。

京都の山々は砥石に適した地質が多く、鎌倉時代から砥石の採掘が行われていました。昔は刃物を使う場面も多く、研ぎは自分でする人も多かったのですが、現代では市販の人造砥石が普及するとともに、研ぎをする人も少なくなっています。それゆえに砥石の需要も少なくなり、業者も採掘場も減少。今では天然砥石を扱う業者は数えるほどになってしまいました。

こちらの砥取家さんは、刃物メーカーや大工、料理人、研ぎの趣味人などに、京都天然砥石を提供しています。採掘場は加工場から車で山中に分け入り、急峻な山道を登って行きます。坑道に入ると、ひんやりとした空気が満ち、壁という壁が巨大な砥石の層になっています。どこの山でも切り崩すと地層が見えますが、それが砥石になっていると言えば、一般の人には分かりやすいでしょうか。この層をはがしていき、加工場へ持って帰り、成型して販売されるのです。

市販されている人造砥石よりかなり高価ですが、これで研ぐと切れ味が良くなるだけでなく、永切れするようにもなります。刃物職人さんも本気で良い刃を付けようとする時には、天然砥石を使うとのこと。マニアな人は、砥石の種類に応じて刃物を選んで研ぎの感触を楽しんでいることもあるそうです。

前日まで晴天だったにもかかわらず、訪問した日は大雨に。砥石山を取材するのは3回目ですが、3回とも大雨。どこの取材に行く時も、プライベートで旅行に行く時も、ほとんど天候に恵まれるのですが、京都の砥石山に関しては全敗状態。おかげで、同行した人たちからは雨男のレッテルを貼られてしまいました。「山の天気は…」と言いますが、こんな時に…。

この時の様子は、本紙で紹介していく予定です。

佐々木康光

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閉じる コメント(3)

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と〜っても素敵なブログですね。
私のブログにもアドバイスを頂けたら
嬉しいです♪

また、お邪魔しますね。 削除

2008/4/8(火) 午後 3:02 [ 元キャバ嬢@★ミサキ★ ] 返信する

なんだかとても惹かれる砥石ですね。今はグローバルのお店で購入した砥石(多分普通にスーパーで売っているようなもの)を使っていますが、いつかこのようなものを使いたいです。
今は刃を均一につけられるようにキレイに研ぐことが第一の目標です。

2008/4/15(火) 午後 1:14 piwa momo 返信する

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はじめまして、
宜しければ、これからブログお友達になってくれませんか? 削除

2008/4/19(土) 午前 2:42 [ ★絢香★ ] 返信する

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