Hanafusa Peach Farm

岡山県赤磐市の桃農園のブログです

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今年は、全体的に桃の熟れるのが遅れている。
遅かった昨年よりも、更に遅いようだ。
 
そんな中で我が家の主力品種
 「岡山夢白桃」
が、昨日よりやっと出荷出来る様になった。
と言ってもまだ数は僅かである。
 
この夢白桃は、岡山県農業試験場が育成した品種で、
白くて柔らかくて甘いのが特徴である。
 
我が家では、私の父が03年頃より栽培を始め、
最初の頃に植えた木が、やっと一人前になったところである。
まだまだ幼い木も多い。
 
父は、この夢白桃に大変期待していた。
農協や農業試験場の人に聞いたらしく
 「この木は、700gの桃がなる」
という話を良くしていた。

300gぐらいから大玉と呼ぶようなので、700gとなるとその倍以上である。
しかしながら我が家の夢白桃は、700gはおろか550gにも成ったことが無い。
私の近所でも、
「農協は大きいのがなると言うけど、こまいのしかならん。」
という話を良く聞く。
 
原因は良くわからないが、私には「ひょっとすると・・・」
と考える推定原因が、4つほど思い浮かぶ。
その中の一つは、そもそも農協より買った苗が少し違うというもので
今のままではどうする事も出来ないが、
他は条件を整えれば何とかなりそうである。

そこで私は、昨年7月頃、
 「何年先になるかわからないが、いずれ700gをならして見せる。」
という約束を父にした。
しかしその3ヵ月後、父は700gの夢白桃を見ることなく、亡くなってしまった。

私は自分では、700gの条件を少しずつ整えているつもりであるが、
客観的に見るとこの先どうなるか判らない。
600gまでは行けると思うが。
 
そんな私を見て、天国の父はどのように思っているのだろう?
生前は、そもそも私が、今ほど桃栽培に力を入れると、思ってもいなかったはずだ。
現在、700gの夢白桃を父の墓前に供えることが、私のテーマの一つとなっている。
 
振返れば、父とは意見が合わないことが多かった。
元公務員の父は社会主義的な考えで、
私は、ルールの下での自由競争こそが効率の良い社会の発展を促すという考えである。
マルクスにアダム・スミスの子供がいる様なものだ。
話が噛み合う訳が無い。
まあ、同じ境遇の家庭は少なくないだろう。
がしかし、これは好ましい事であると私は思っている。
何故なら、
 「社会の発展には変化が必要で有り、前の世代と同じ事をしようとする社会は停滞を招く。」
という考えだから。
 

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