春夏秋冬

白砂青松の国に子供たちが笑い過ごせますように

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』1986年4月26日のチェルノブイリ事故は、その規模と影響からみて人類史上最大の人災と考えられている。
その社会的・医学的・生態学的影響は、詳細な研究を要する。ベラルーシは欧州全体で最大の被害をこうむった国だ。チェルノブイリ原発4号炉で起きた事故の結果大気中に放出された放射性物質の約70%はベラルーシ共和国の領土の23%以上に当たる部分に降下し、そこを汚染した。

この地域では現在、子ども26万人を含む約140万人の住民が暮らしている。
いまだに放射能汚染について大きな問題を抱えている地域が散見される。最も危険なのは放射性物質セシウム137とストロンチウム90を含む食材の摂取である。
これらの放射性核種が内部被ばくに寄与する割合は70−80%に達する(バズビー&ヤブロコフ 2009年)。
死亡率の上昇と出生率の低下により、1993年以降のベラルーシの人口は、2002年は-5.9‰、2003年は-5.5‰、2005年は-5.2‰と、マイナス傾向になっている。


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図2.4 1992年のベラルーシにおけるセシウム137の沈着地図


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図2.5 ベラルーシ共和国 住民1000人当たりの死亡率と出生率
(92年ごろより死亡率が出生率を上回っています)

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図2.6 ベラルーシ共和国人口指数、1950-2004

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図2.7 ベラルーシの各地方における住民死亡率の推移


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図2.8 ベラルーシの死因構成、2008年[訳注:外部要因とは事故・犯罪死など]


ベラルーシの住民の死因のうち主なものは心臓病と悪性腫瘍である。
最大死因である心臓病が統計的に有意な増加を示していること、中でもチェルノブイリ原発事故の後処理に関わった人びとの間で増加していることには不安を禁じえない(図2.9)。
(バズビー博士が関東以北の子供たちの心電図を早急にとるようにと警告しておられましたね)

食物から永久的・慢性的に摂取される状況下において、放射性核種セシウム137は甲状腺、心臓、腎臓、脾臓、大脳など、生命活動のために重要な臓器に蓄積される。これらの臓器が受ける影響の度合いは様々である。


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図2.9 ベラルーシ共和国における心臓病患者数推移


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図2.10 ベラルーシ共和国 住民10万人あたりの悪性腫瘍発生率



3に続きます。


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