カレーですよ1650(町田 リッチなカレーの店 アサノ)カツカレー。
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カツカレーは嫌いです。
もう皆さんご存知のこの一言。
ジャンク具合が度を超えているのがカツカレー。
それがよくて、それだからこそなんていう意見も聞いたりします。
でもね。
カレーですよ。
でもね、本物のカツカレーってのは本当にうまいもんなんです。
そういうカツカレーなら大歓迎。
本当のカツカレー、なんでしょう?
カツカレー、元々トンカツをのせるカレーではなかったのですね。
発祥は洋食屋。時代は大正とも昭和のはじめともいわれます。銀座の洋食店、グリルスイスが1948
年に、というのがよく知られる話です。
使用する肉は大概豚と決まっており、鶏を使うときはわざわざチキンカツカレーとする店が多いとも聞きます。
その出生はやはり洋食屋さんでしょう。
当時の洋食屋さんではまだトンカツではなくてカットレットだったと思われます。
フランス料理のコートレット(英語読みでカットレット)は薄いスライス肉を使用して衣をつけ、油で揚げるのではなく油を使って焼くスタイル(ソテー)が元々のものです。
それをカレーにのせていた。
当時のカレーは明治時代にイギリスより渡来、そろそろカレーライスが現在のジャパニーズカレーライススタイルを確立したであろう頃。それの組み合わせ料理です。
そんなカツカレー。
現代においては高カロリー食品の代表として取り上げられることもしばしば。ジャンクフードの側面ばかりを強調されています。
実はそういうものだけではないんですね。
ここ、
「リッチなカレーの店 アサノ」
一本道に見えて、実は小さな路地、分岐があって迷路のような「町田仲見世商店街」
この商店街の一本はずれたしーんと静かな裏通り、「もうこっちにはお店ないんじゃないの?」と不安になるような小道に張り付くようににひっそりとあるのがこの店です。
カウンターにわずかな数の席があるだけのカレー店。
ここのカツカレーが大変に評判を呼んでいます。
「カツカレー」1400円
ここのカツカレーはココイチとゴーゴーカレーばかり通っている人には少し違和感があるかもしれません。
まずカツがちゃんと薄い。意図あって薄いのがわかる。カットレットとして成立しています。
うん、そしてフライヤーで揚げる、という調理ではないっぽいですよ。
それにカレー。
これは、ポークカレーだね。これがさらっとした粘度低めのもの。
スパイスのすばらしい香りがふわりと華やか。
和風インドカレーともいえるような繊細かつ気持ちのいいスパイス使い。
煮込まれた豚の脂身が舌の上でふわりと消えるような仕上がりでこれまたすばらしい。
具材は野菜、肉とも別調理で上手にバランスさせています。
これはうまいなあ。
うん、写真を見ると、ちゃんと「洋食」に見える。うんうん、納得がいく。
カウンターにソースが置いてあるのもうれしかった。
カレーに浸しても、ソースでもいいという配慮。ボクみたいにカレーをカツに半がけ、ジャブ漬けで出されたらせっかくの仕上がりのさっくり感が楽しめないじゃない、というこだわり派にも納得の盛りつけ。
諸説あるカツカレーの原型に近い盛りつけでもあります。
カウンターにはほかに一組のお客さんがいて、ご店主と話し込んでいました。
聞くともなく聞くとお客さん「食べきれないかと思ったけれど食べられた、おいしいですねえ!」と。
それを返してご店主「よくあるもののようにカレーを重たくしていないからさらっと食べられるでしょう?」と言っています。
なるほど、まったく。まったくその通りです。
や、なんというか、よいカレーには感動があるね。
感動した。
おいしかった。
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