"My Favorite Shoes"

−靴で振り返る僕の大好きなSTYLEの軌跡−

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前回に続き、MONK STRAPです。
1988年位にBEAMSがPoulsen Skoneを展開し始めた最初に入荷した型です。
二度目の入荷以降は、バックルの形が変更され(よく見かける楕円形のもの)特徴がなくなりました。
その後、この形は見かけないので、けっこう希少だと思います。

当時『Poulsen Skone&Co.』ネームは国内の流通に関しては、BEAMSが独占していて、丸善でも同じ商品を
展開していたのですが、『NEW&LINGWOOD』ネームでした。
BEAMSがPoulsen Skoneを独占したことにより、この後の空前の英国靴ブームへと繋がったと思います。
当時のNEW&LINGWOODは寝装寝具をメインに扱うお店で、なぜこんな出来の良い靴屋を傘下に持っていたのか不思議に思ったのを覚えています。
当時の紳士用品に対する日本とイギリスの文化の違いだったのでしょう。
現在では寝装寝具メインでは厳しいようでシャツ、タイなどの身の回り品も展開しているようです。

Poulsen SkoneというとBEAMSロンドンオフィスのエリスさんのことを思い出します。
Poulsen Skoneの展開を始める際にBEAMS Fで『JERMYN STREET SHIRTS MAKERS』と合わせて 『Jermyn street Beat goes on!』というテーマで打ち出しをかけて、DMなんかも作りました。(今でいうところのフェアーですね。)
そのDMのモデルが黒人のエリスさんで、ドレッドヘアーにバリバリブリティッシュなスーツスタイルでした。当時、情報も経験も少ない中でのこのエリスさんのスタイルは僕にとって、とっても衝撃的だったのを今でも憶えています。多分、ストリートファッションとドレスの融合的なスタイルの草分けで、その後の僕自身のスタイルにも大きく影響を与えた写真でした。
エリスさんはイギリスに限らずヨーロッパのリアルな物をたくさんBEAMSに紹介してくれ、その後のBEAMSの成長に多大な貢献をされた方だと思います。(エリスさんチョイスは、店頭ではなかなか売れなくて苦戦しましたが…)
僕自身もファッションや日本以外の文化を理解することにおいて、とても影響を受けた方の一人です。
黒人であるエリスさんは、NEW&LINGWOODが南アフリカの企業に身売りした際にPoulsen Skoneの展開をスパッと止めました。
当時、ドレスシューズの売上の核であり、時間をかけてブランドとしたPoulsen Skoneをいきなり止めたのにはビックリしましたが、日本人である僕には理解できない思想、信念が背景にあるのでしょう。
また、このエリスさんの考え方、行動に理解を示したBEAMSも懐が深いと思います。
この後、当時Poulsen Skoneの職人であったジョンカネラとジョージグラスゴーが『George Cleverley』に移って今に至る訳です。

で、靴なんですが、色は"Chestnut"といってイギリス靴では定番色ですが、他社に比べやや赤味が強いです。コーディネイトで挿し色に赤を入れる時に重宝します。真赤な靴はさすがに履きませんので…
今では、サイズがやや小さくてあまり履きませんが、とても思い出深い一足です。

コーディネイト
Fallan&Harveyのやや青みの強いネイビーチョークストライプ3Bシングルのスーツ、チェンジポケット付
(トラウザーズは1インプリーツ、サイドアジャスター付をネイビーフェルトのサスペンダーで、裾はダブル4.5cm、やや短めで)
Jermyn Street Shirts Makersもしくは、Turnbull&Asserの赤のロンドンストライプワイドスプレッドシャツ ダブルカフスで…
London Badge&Bottonのプレートカフス
Debonairの紺X薄ピンクのシェファードチェックジャガードTIE
赤のシルクのポケットチーフをパフホールドで…

リスペクト”エリスさん”てな感じで、『Jermyn Street Beat Goes On!』

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