鉄也の歌日記

西行さん、兼好さん、芭蕉さんを慕いて

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2012年2月11日

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ふたたびの冬(10)

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マッキンリー山(知友の旅より 写真一枚目は、航空機(JAL)上空より、写真二枚目は、デナリー公園のビューポイントより)

じゃんけんで負けて蛍に生まれたの      池田 澄子

「だってさそんなの嘘に決まってる」こんな会話が標準語なのか

ぼんくらの我にしあれど時々はいいこと云うね妻に褒めらる

物言いの直(じか)に言うのもいいけれど遠まわしなら猶面白き

この寒さ半端じゃないと人々のこぞって言うも楽しからんか

子供なんていつも騒いで叩いたりわめいてやがて黙り込んだり

寒の朝樫本大進独奏のヴィヴァルディなり凍る音こそ

夢に色あり否なしと二論あり歌の師おおむね色なしという

行くさ来さ宇佐八幡を通るなり祠案外小さく居ます

学校に騒ぐ声なし廃校か思い返せば土曜日だった

冬の水動くともなし白波の所々に流れていたか

誰彼に文句つけたい当たりたい立春過ぎて晴れる日のなし

悔恨の地図の布団を後にして素知らぬ顔で大和の子らは

春雨の冷たく降れば東山・蓮華王院柳のいかに
 (蓮華王院は、三十三間堂) 

菜の花の畑の向こう山並みが癌病棟より眺めよろしき

本物の日本語話してみませんか金田一春彦頑固者なり

柊の根元子株が育ってる親の背丈の百分の一

胃の検査首一枚のつながって地獄の一丁目引き返したり

講談の語りで覚えし十勇士穴山小介影武者なりき
 (2012年2月12日NHK短歌入選)

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Hara Tetsuya
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