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2006年10月5日

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『ハルウララ引退!』一言いいですか...

高知競馬のヒロイン、ハルウララ現役引退だそうです。

10才!2年間出走してないから、実質的には8才馬での引退ですね。



競馬は正直、好きです。(笑)

毎週、電話投票で馬券も『ちょこっと』買っています。

もちろん日曜日は、ディープも熱烈に応援しました。


でも、好きになる馬は、どちらかと言うと、『変わった馬』が多いみたいです。(笑)

お坊ちゃま育ちで『勝ちを譲る』クセのある『ステージチャンプ』とか、

高い能力を持ってるのに、『お利巧』なので、発揮出来ない馬とか...

メチャクチャムラっ気の馬とかね。


『タカラテンリュウ』という馬がいました。

佐々木亜厩舎の所属馬でした。

(その後、その厩舎にいた、後輩の『ハーバーシャレード』には、
随分万馬券とか取らせてもらいました。)

1勝して臨んだ『葉牡丹賞』だったか、タカラテンリュウ、スタート直後にいきなり『逆走』

したことあります。ゲート出てすぐ立ち止まって、みんなと逆方向に猛ダッシュ!!

彼から馬券買ってましたけど、もう爆笑!!

場内もレースどこじゃなく、彼を見てましたね。

勝ち馬から放されること48秒...

もう1周出来る時間です(そこまでじゃないか、笑)


ゴールインした時は、拍手が起きました。


運動会でも、よくありますよね♪


その後、重賞競争の『毎日王冠』始め、7勝もしている名馬なんですけど、

スタートの時のハラハラ感がたまらない馬でした。


ただ、『強く』て『勝つ』だけが、競馬の魅力じゃないってことね...


そう、思ってます。


『ハルウララ』...

113敗0勝!!負けつづけることで、人気になった馬です。

イメージ 1
(写真は全て高知新聞さんから頂きました)

あの『武豊』が騎乗しても10着!!

確か、106敗目でしたっけ(笑)

でも、その日の高知競馬の売上は8億円!!

百万単位の売上の日が多い中で、中央競馬並みの売上だったそうです。

『負け続けること』で、人に勇気を与え、愛された、珍しい馬でしたね。

普通、中央競馬の所属馬は、新馬戦でデビュー、2戦目でも勝てないと、未勝利戦へ。

3才の未勝利戦で10戦くらいしても勝てないと地方競馬へ...

そこでも勝てないと...残念ながら、悲しい運命が待っている...

というのが、パターンです。


厩舎に預けておくのはお金が掛かります。

馬を持ちたいと思った時期もありましたが、

月あたり、数十万の出費は、個人では中々限られた人しか難しいようです。

その預託料は、馬主さんが負担します。

馬主さんは馬の稼いだ『賞金』からその分を払うのですが、

プラスになるのは、大変です。

だから、『ハルウララ』のケースは通常では考えられない!

いわゆる『常識に掛からない』特殊なケースです。



それは、この馬の調教師、『宗石大』さんの考え方に因るところが大きいようです。

『競走馬は走れる限り、レースで走らせる』という考えです。

馬の余生が恵まれていない現状では、走れる限りレースを使う...

そうですね、2500頭ほどの同期のサラブレッドの中で、

繁殖に残れたり、種牡馬になれたりは一部のエリートだけ。

乗馬に残れるのも、おとなしい、競争には不向きの馬だけです。

悲しい運命が待っていることが多い...(ここは、突っ込まないでね♪)

『ハルウララ』が生まれたのは、この調教師と、頑張らせた厩務員、

そして暖かい目で応援し続けた地元のファンがいたからこそです。

他では、多分生まれて無い話です。



今回、2年間もブランクが生まれた事については、色々な経緯があるようです。

馬主さんの意見と調教師さんの意見が食い違い、突然、栃木に連れて行ったりとか...

何度も、高知のファンが復帰をお願いしても、声は届かなかったようです。


馬主さんは、高知競馬関係者はもうけのために『ハルウララ』を酷使している、

とか、馬の事を考えてない、とか...不満があったようで、

可哀想だから、馬を休ませてあげたようです。


ハルウララ、武豊の乗ったレース、テレビで見ました。

何千頭も馬見たけど、あんなに走ることを嫌がっている馬、見たこと無かった(笑)

馬は、普通『走りたい』もんです。

『早く走りたいと言う本能』が、『競馬』と言うスポーツの前提です。


そう言う意味では、『ハルウララ』もう、競争生活は無理だとその時思いました。



でも、『ハルウララ現象』、馬、個人(?)の意志とは別な部分があるのも事実です。

『ハルウララ現象』で、存続を危ぶまれた“日本一小さな競馬場”の高知競馬が一息つけました。

解散していたら、多くの所属馬が『不幸な運命』をたどるところでした。

また、多くの『未勝利馬』に希望を与えました。走り続けるチャンスが増えたことです。

第二の『ハルウララ』、第三の『ハルウララ』が生まれる可能性もあるわけです。

不遇な地方競馬やパッとしない馬には、走り続けてくれる事自体、意義があったわけです。


馬主さんの競馬エッセイスト安西美穂子さん、馬を愛する人なのは間違いないようです。

他にも引退後の馬を引き取っています。中々出来ないことです。

でも、『ハルウララ』を引き取ったのは、ハルウララが有名になってからです。

北海道の牧場で生まれ、高知の人が所有していたのを、

人気が出て走らせ続けたい調教師さんの意向を汲み、

余生の面倒を見る条件で、無償で引き取りました。タダで買った!と言うことです。


『ハルウララ』は高知競馬、宗石調教師、藤原厩務員、高知競馬ファン、そして、

全国のハルウララファンのものです。


安西美穂子さんは、調教師さんが見込んだパトロン。

お金を出してくれて、その後も面倒みてくれる理解者に過ぎなかった。

みんなそう考えていたし、ボクもそうだと思います。


どこかへ連れて行って、彼女を一人締めするように見えることは、すべきではなかった。

安西美穂子さんのサイトを見ると『グッズ』も販売しているようです。

もちろん、引き取っている馬の面倒や、ハルウララに使うためで、

彼女自身が儲けようとかでは無いと思ってます。


でも、彼女の代理人とかが言った、

『オーナーが自分の馬を何処に連れて行こうが、誰からも、何も言われる筋合いはナイ』

という発言が高知や全国のファンに誤解を受けているようです。

もう一度いいますが、『ハルウララ』は高知競馬、宗石調教師、藤原厩務員、

高知競馬ファン、そして、全国のハルウララファンのものです。

彼女がHPで『獣医さんに見てもらったら、状態が悪く、レースは無理』

と発表していたようですが、実際は、栃木への長距離輸送が原因で、

獣医さんは、回復したら高知へ帰すことを奨めたという話もあります。


最後は、高知でファンにご挨拶くらいはするべきだった。


そう、思います。



オグリキャップの有馬記念でのラストラン見ました。

ボロボロに負けつづける彼を見て、

ファンの、もうダメだ!引退させてやれ!の大合唱の中、

出走した『有馬記念』...

4コーナーを回って、ゴールに真っ先に飛び込んできたのは...


青い帽子の武が乗った、オグリキャップでした...。


その時のウィニングランで戻ってきた時の、ファンの大歓声は...
(外れた人ももちろん、泣いている人が多かったよね)


武豊騎手も、オグリキャップも、一生忘れないと思います...



そんなことの再現は夢のまた夢かもしれませんが...

こんな終わり方は、やっぱ、ないと思う。

体調が悪くてレースが無理なら、


イメージ 2
(藤原厩務員〈写真左〉は15才の時から、ハルウララの世話を毎日毎日、しつづけていたようです。
体を洗うことから始め、馬場を5周の引き運動と、臆病で、手のかかる彼女の世話を、果てしなく長い時間、1頭あたり月3万円の厩務手当てで...)


調教師さんと、厩務員さんと、

二人で引きながら、4コーナーからゴールまで歩いて来るんでもいいじゃん。



先頭でゴールインには変わりないしね...



高知競馬始まって以来の、大歓声が...

イメージ 3
(写真は101敗目の時の観客です)


『ハルウララ』の耳にも...



きっと届いたと思う..

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開設日: 2005/6/7(火)


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