haru子の論説委員!

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]

四川大地震から丸1年、日中の関係に変化は有ったか無かったか...

中国四川大地震から丸1年が経った...

死者約7万人、行方不明者約1万8千人...

被災者は4千数百万人を越える大変な被害をもたらした地震の爪あとは大きく...

いまだがれきが多く残る四川省では、官民ボランティア一体となった

復興が行われているようだ...


地震大国日本からも多くの救援物資が送られたり、

国際緊急援助隊の救助チーム・医療チームが派遣された。


それらは中国の国民の心にもどうやら届いたようだ...


特に一番先に救援に駆けつけ...

数々の困難な情況にも関らず、懸命の作業を続けた...

国際緊急援助隊救助チームには...

残念ながら一人の救出も果たせなかったとは言え...

格別の敬意を表したい...



彼らが5月17日瓦礫から探し出した母子は、もう息はしていなかったけれど...

整列し、亡き骸にお悔やみの敬礼を捧げる姿↓は...
http://jp.eastday.com/node2/node3/node17/userobject1ai37338.html


多くの中国の人の心を打ったようだ...

日本と中国には不幸な過去が存在し、

そのために日本に対して良い感情を持っていない人が、未だに多いのも事実だ...

サッカーの女子WC予選などを見ても、まだまだ風化していないのが良く分かる...

靖国神社の参拝問題もしかり...

尖閣諸島や油田開発もしかり...

例の餃子事件でもそんなギクシャクが見られ...

日中の国民感情は...

その地理的な関係や経済的な関係ほどには、近い存在にはなれていなかったと思う...



でも、今や中国はアメリカを抜いて日本の一番の貿易相手国だ...

日本経済の行方はその貿易の50%を占めるアジア...

とりわけて20%近くを占める中国に大きく左右される事は間違い無いのだ...


餃子事件以降、中国野菜は姿を消したように見える...

でも、実際の対前年輸入量は...

タマネギ85%(東京港)、ニンジン69%、ナガネギ75%と...

大幅な減少とはなっていない...


スーパーの店頭に並ばないだけで、加工用や業務用としては...

依然として厳然たる存在感を示しているようだ...


過去記事に書いたように、国産との価格差はまだまだ大きく...

国産野菜を増やそうにも、農地は減る一方で...

60代が3分の2を占める農業従事者の後継者は無く...

狭い中山間地中心の日本では、加工用野菜の大量供給は難しい...

といって、国産を使って高い価格設定にしたのでは...

不況に喘ぐ今、誰も買ってはくれないだろう...



実は餃子問題以前から、中国産野菜の安全性は、国産と同様に高まっている...

あの不幸な事件が切っ掛けで、さらにチェック機能は高まっているようだ...

業界では、それがすでに常識化しつつあり...

あとは、マスメディアと消費者が受け入れるかどうかなのだ...



輸出だって中国やインドが主要な相手だ...

経済力が高まった彼らが求めるのは、高品質で親切丁寧な作りの...

日本製品へとますます傾斜を強めるだろう...



ナショナリズムのぶつけ合いは、誰の利益にもならない...



最近は、中国政府の扱いにも変化が見られる...

中国のサイトを見ても、(ブログも含め)それは見て取れる...

サーチナのサイトでは『日本が中国への最大の援助国と知って』と題し...

日本に対するイメージが変わったとするブログ記事が載ったり...

日本に来た留学生が、自分が中国で受けた教育で作っていた日本人のイメージが...

全く変わったという記事もあったりする...


下の記事↓は、日本に初めて日本へ来た中国女性のブログ記事だ...
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0323&f=column_0323_003.shtml


ネット上で論戦を戦わしていると見えて来ない真実が...

実際のふれあいでは、見えて来たりする...




それを作り積み上げて行くのは、一人一人の気持のあり方だ...







先日の記事に載せたが、妻の実家にあったお宝のひとつに...

中華民国海軍提督丁汝昌の書き物があった...


彼の北洋艦隊と日清戦争日本海海戦で戦った連合艦隊司令官伊東祐亨は...

実は彼と面識があり、互いに尊敬しあう関係だったようだ...


伊東祐亨が丁汝昌に宛てた降伏を奨める文書を司馬遼太郎がこう紹介している...



あなたの艦隊が連戦連敗しているのは、決して君のせいではない。
またあなたの将士のせいでもない。あなたの国の秩序が古びているからだ。
清国はもうどうにもならなくなっている。
旧態依然たる千年前の制度をそのままに保守している。
たとえば文章の試験をして、文章の上手な者が官吏になり、
そのなかから政治家が選ばれていて、
そういうことでは新しい世界情勢のなかで孤立せざるを得ない。
そのなかであなたは、たまたま艦隊を率いる司令官になっているが、
そういう国にあっては、どうしようもないのだ。

 われわれは、あなたの国と同じ悩みをもってきた。
多分に侵略的な形をとってアジアにやってきた西洋文明の波を、
われわれは同じくかぶって、国は一旦滅びようとした。
そのときに一念発起して維新をおこない、旧来の陋習(ろうしゅう)をすべて捨て去った。
そして、ヨーロッパの新しいテクノロジーをとり入れ、
制度も変え、国の形態も変えてしまった。
 それは貴国から見れば、あるいは軽薄で滑稽なことかもしれない。
しかし、それが今日のこの結果を招いている。われわれは港外にあり、
あなたは湾内にあって手も足もでない。

 しかしながらあなたは、何ら恥じることはないのであって、
生き残ってもらいたい。

あなたの国にとっていま一番大切なことは、制度を変えることである。
生き残って、そのために尽瘁(じんすい)せよ。

だが、おそらくあなたは、ただちに国へ帰れば殺されるであろうから、
とりあえず日本に亡命したらどうか。
あなたの身に関しては、世界に鳴る日本の武士道が保障する。
日本に数年いて、清国があなたを必要とするときに帰り、制度のたて直しをせよ






司馬は解説でこう書いている...

『何だか、敵国の司令官に宛てた手紙ではないようなものなんです。

つまり、共通の悩みをもったアジア人同士の共感に支えられたものです。

自分たちはヨーロッパ化したから勝っただけのことで、強いから勝ったのではない、

ということをくどく言って、あなたもそうしなさい、と勧告している。

そうして、清国と日本とはアジアで生き残っていこう、と言っているわけで、

軽はずみな軍人の勝利感など、かけらもない。』





少なくともこの時点では...

日本と中国がアジア人としてともに力を合わせて生きて行こうと考える軍人が...

日本に居た事は確かのようだ...(その後の陸軍の行動はともかく)



残念ながら丁汝昌提督は部下の命の保証を条件に自害してしまい...

彼の亡き骸を清へ運ぶ小船の提供を申し出た清国側に対し...

伊東祐亨は大きな商船と、乗員の返還を申し出て...

全員が敬礼で彼の亡き骸を送ったとある...



四川大地震の支援活動はまだ続いていて...

現地で耐震設備のしっかりした建物のノウハウを教えている企業もあれば...

耐震構造の学校造りを支援している人もいる...

そんな地道な援助活動は...

中国の人の日本人に対する見方をちょっとづつ変えている↓ように思える...
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0513&f=national_0513_015.shtml


だからこそ...

日本人の中国に対する見方も変わらなければいけないと思う...



中国の人も今までの自国の人の有り方に疑問を持って、変わらなければと...

時にひどいバッシングを受けながらも...

日本と日本人を見直そうと、懸命にブログの記事を書いてくれている...



それは大変な勇気を必要とする行動だと思う...







こんなワタシの小さなブログの拙い記事でも...

なぜか中国語に翻訳され、中国でも読まれているようだ...

日本のみなさん同様に、彼らに届けばいいなと...



それを見るにつけ思うのだ...

閉じる トラックバック

和平のテーブルにつくまえに、映画『プロミス』を見るのはどうだろう...

政治的な記事は書かないと決めていた...

色んな考え方の人に、気軽に来てほしいと思っているから...♪

基本、『ゆる〜い癒し系』ブログを目指している...


でも、今のパレスチナ情勢は限度を越えている...


この情況を見かねて、NPO『地球のステージ』の代表、


日本人医師桑山紀彦さんも、現地受け入れ団体の説得にも関らず、


現地ガザ入りをしたようだ...

『見て見ぬふりはできない。爆撃にさらされる仲間を、
見捨てていないということを示したい』



その一言が胸にささり...

ボクも記事を書こうと思った...

パレスチナ問題については、自分の意見はあるが...

それは、極力控えようと思う...




新聞の小さな記事で見つけた映画だ...

『プロミス』


ボクはこの映画は見ていない。

でも、見てみたいと思った。

いや、みんなに見て欲しいと思う。



この映画を日本に紹介する、

『プロミス・フィルム・プロジェクト・ジャパン』を立ち上げた、

映画の配給などを扱う会社『アップリンク』代表浅井隆さんのコメントの抜粋だ...


「世界の問題を知ること、それは人々を孤立から救う手立ての一歩である」
と僕は強く思います。ただし、まずその情報がなければどうしようもありません。
伝えることのできる立場にいる人が自らの仕事を怠ることは罪だと思いました。
僕は、2001年2月にロッテルダム国際映画祭で完成したばかりの『プロミス』を観ました。
これを日本で公開すべきだと思いましたがビジネス面 を考えると正直躊躇しました。
9月にテロ事件、続いてアフガンでの殺戮が起きました。
事の問題の根源はどこにあるのか、配給会社として出来ることは何かを考えました。
そこで『プロミス』という映画の存在を知っている者として日本で配給することを決めました。
『プロミス』は声高にパレスチナ・イスラエル問題を訴える映画ではありません。
パレスチナとイスラエルに住む7人の子ども達の眼を通 して和平の可能性を考える映画です。
また「人はなぜ憎しみあうのか?」という素朴な問題を直視した映画です。
子ども達が持つ世界観は、周囲の大人達や住んでいる環境によって形成されたものでしかありません。

最終的に中東問題解決、ならびに和平努力は、

パレスチナとイスラエルの子ども達に託すしかないことを映画は伝えます。

2002年6月、映画の共同監督のうちB.Z.ゴールドバーグとカルロス・ボラド監督を
プロモーションのために招待しました。彼らは試写 会の席で観客に対してこう言いました。
「この映画を撮影する迄は、パレスチナやイスラエルで殺された人の記事をニュースで観ても
ナンバー(数字)でしかなかった。
でも今は違う、映画に出てきた7人の子供達を始めとして何人もの名前を知っている友だちがいる」。
僕も今ニュースを見る度にサナベルやファラジ、
双子のヤルコとダニエルは大丈夫だろうかと気になります。
監督達に来日中、重信メイさんと話をしてもらいました。
その時僕は、重信さんの「パレスチナ・イスラエルの問題は、
民族や宗教の問題ではなく政治の問題です」という発言にはっとしました。現在の大人達の政治が問題で、過去は異なる民族も異なる宗教を持った人といっしょに暮らしていたのなら、
和平プロセスの“可能性”を確信できます。 





『プロミス』はすごく簡単に要約すると...

歩いてたった20分くらいの距離に住む...

7人の子供が初めて会い、話をし...

やがて、打ち解けて食事したり...

サッカーに興じたりするごく普通の映画のようだ...




ただその中の4人は入植地に住むイスラエル人で...

3人が難民キャンプのパレスチナ人で...

お互いを壁が隔てていて、行き来が出来ない存在だった...

という1点を除けば...



だから...

簡単なハッピーエンドは用意されていないようだ...



始めはユダヤ人の兄弟ヤルコとダニエルが、

見せられたポラロイド写真のパレスチナ人ファラジに興味を持ち、

会ってみたいと思う...


なぜイスラエル人と会わなければいけないのかと渋る少年ファラジと...

それを説得する少女サナベルの言葉が...

この映画の根幹をなしているようだ...



F:「アラブ人が殺し合うのはイスラエル人のせいだ、お前はそんな奴らと友達になりたいのか?」

S:「でもそれは、子供のせい?」

F:「子供は必ず大人になる」

S:「ユダヤ人に私たちの気持ちを伝えたことがある?
  パレスチナ難民としての境遇を説明したことがある?
  一度もないわ、だから必要なのよアラブ人とユダヤ人は会うべきだわ」





『憎しみからは、何も生まれない。
 理解しようと思うところから始めなければ...』


イメージ 1


その言葉の主、少女サナベルのジャーナリストの父親は...

イスラエルの収容所に捉えられていて、

月に1度、30分しか会う事は出来ないそうだ...







パレスチナ問題に解決の希望があるとしたら...


それは、このサナベルの言葉の中にだけあるのかも知れない...


そう...

僅かだけど確かに解決の希望はある...

なぜなら、宗教や民族の違うもの同士が...

この地で共存して来た歴史だってあるのだ...



子供たちが、まず理解し合う事...

少なくとも、その存在を認め合う事から始めなくては...

憎悪は永遠に続くのだ...




題名のプロミスは...



あといくつ“約束”すればいいのだろう、

世界を変えるためには。





から来ているようだ...


1993年のオスロ合意で、ようやく微かに見えた和平の兆しが...

遥か遠くの彼方へ行ってしまったように見える今のパレスチナ情勢だが...

関係者全員でこの映画を見てから...

もう一度、和平のテーブルについてはどうだろう...


ハマスの砲撃で亡くなったイスラエル人は4人...

イスラエルの爆撃で亡くなったパレスチナ人は1050人以上...

親や兄弟や友達を失った子供たちは...

怒りや悲しみを、相手に対する憎悪に変えるだろう...



爆撃は戦闘を無くす事は出来ず...


更なる戦闘を生み出すだけに過ぎない...





映画『シンドラーのリスト』では、モノクロの画面の中...

一人の少女の着るコートだけが、赤い色だったのを思い出す...



この映画に登場した少年や少女たちが...




爆撃の被害にあっていない事を心から祈る...



そして、一刻も早く砲弾が飛ばなくなることを...

閉じる コメント(14)

閉じる トラックバック(0)

haru子の論説委員、年末のご挨拶2008...

1月の餃子事件に始まり最近の汚染米騒ぎや...

船場吉兆のささやき女将に象徴される数々の留まる所を知らない食品偽装と...

2008年は、『食の安全』に関する報道が、絶えない年でした...

中国産の野菜を始めとする食品に対する意識が、業界の偽装を生み...

食全体に対する信頼がゆるぎ始めています...


規制は強化され...

違反品は増えるでしょう...

MA米を始め、輸入食品や偽装食品の廃棄は...

さらに増え続ける事が予想されます...



同時にバイオエタノール騒動に端を発した穀物価格の高騰が...

原油価格の高騰と相まって...

多くの途上国を中心とした人々を飢餓に追い込んでいました...


リーマン破綻で明らかになったのは...

それらの価格高騰が、巨大化した金融資本により...

人為的に増幅された危機だったという事です...


金融崩壊後結果的に、原油も穀物価格も半分以下に暴落しました...



しかしながら...

爆発する人口増加や、経済成長を続ける中国やインドやブラジルの存在が...

これからの世界の食糧事情の悪化を増幅させるであろう事は...

容易に想像がつきます...


そんな中で、『世界一食品廃棄が多い国』のレッテルは...

ちょっと憂鬱になります...



加工食品の産地表示義務化の問題も...

偽装や、誤記載のオンパレードで、食品廃棄はまた増えるし...

手間が単価に転嫁される事も確実です...


前回の記事では『解決のない2択』と書きましたが...

この問題に対する解決策のヒントが...

ワタシの尊敬するフリーの食品科学ライター...

松永和紀さんのブログ↓に、紹介されていました...
http://blog.goo.ne.jp/wakilab
(無料のブログが出来ました!ぜひ見て下さい♪)


行政のとるスタンスとして、非常に健全との評価を受けた...

ニュージーランドのFood Safety Authority長官のコラム↓です。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20081201
(畝山智香子さんの「食品安全情報blog」に和訳されたモノです)



要するにお金を掛けずに、ツボを押さえて消費者のニーズに応える方法はあるのです...

法で規制しなければ、違反では無く、無駄な廃棄もなくなります...

消費者の心理も、自国を取り巻く食環境も十分理解した上で...

現実的な対応策を提案しています...




ちょっと思いました...

日本に『食品安全庁』が出来るなら...

彼に、長官として来て欲しいんだけど...///-_-!







2009年がどんな年になるのかには関らず...



これからも冷静に『マイナー意見』を載せて行こうと思っています...



このややこしいコラムに1年間お付き合い頂きまして...




ありがとうゴザイマス...///-_-

閉じる コメント(12)

閉じる トラックバック(0)

『食の安全』...見えない解決の糸口

餃子事件以来、もうすぐ1年が経とうとしている...

現時点では、中国での意図的な混入の可能性が高いと思われている...

メラミンの混入は、タンパク成分の数字を高く誤魔化すための詐欺的行為...

カップヌードルは保存方法の問題点...

その他に恐喝目的や、会社への報復目的の意図的農薬混入など...

食の安全確保に向けた問題の解決を、ややこしくしている事例が...

激発しているように思える...


農薬の残留違反事例も...

害虫駆除の際に生じたと思われる事例も多く...

じゃぁゴキブリがうろつく売り場や食堂でいいのかと言われると...

ちょっと考えてしまう...


ひとつひとつが違う性格を持ち...

対応も解決策も、当然異なって来る...

一括りに解決を図ろうとするには無理があり、

莫大な費用と手間が掛かってしまうだろう...




一昨日、『ガイアの夜明け』で汚染米事件の追跡取材をしていた...

間違いなく、今年一番大きく食の安全を脅かし...

多くの企業を奈落の底に落とした事件だ...

精米業者、老人ホーム、給食、醸造業者、お煎餅、和菓子、外食産業...

名前が出た所は、激しい風評被害に晒され...

業態で名前が表に出てこない所との、不公平感は残った...


映像で頻繁に使われたのは『激しくカビたお米』だったが...

農薬やアフラトキシンに汚染されていても、外観が普通と変わるワケでは無く...

そんなモノが流通してるとは、誰も夢にも思っていない...

『悪意』があったのは、最初の一部の卸業者だけだ...


それでも清酒『美少年』を棚に置く酒屋は姿を消してしまった...

全て検査して、『残留ナシ』が証明されても、だ...


美少年酒蔵のベテランの杜氏(とうじ−酒を仕込む職人さん)は...

これだけ世間を騒がせてしまった事をすまなく思う気持と...

あくまで被害者であり、自分達には全く落ち度が無かった事のやるせなさと...

仕事が殆ど無くなってしまったショックとで...


『精神的に、きつい...』とつぶやいていた...



世間の大ブーイングを浴びた農水省は...

MA米(ミニマムアクセス米)の輸入における全リスクを...

輸入を代行する商社に被せるようにルールを改めた...

残留農薬等の違反があれば...

商社が、自らの責任で廃棄処分をするように、と言う事だ...

そうして中断されていた、MA米の入札が再開されたが...


入札に応じた商社は...Oゼロ!皆無だった!!


当然の事だと思う...

商社の稼ぎとなる口銭(いわゆる手数料)など、たかが知れてる...

せいぜい3%とかそんなもんだと思う...

一方、違反で全量廃棄となれば...

数十年分の手数料が吹き飛ぶ威力がある...

そんな危険な商売を、まともな所はどこもやらないだろう...



そもそも残留農薬基準のポジティブリスト化は一昨年、平成18年の5月からだ...

日本のお米の栽培に使われるのは、殆どすべて登録農薬...

通常の使用なら、残留基準に違反する事はナイ...

農薬によって...

あまり食べないカカオ豆の基準値より...

毎日食べるお米の方が緩く設定してあったりするのは...

言ってしまえば、『そのように設定されている』からだ...



でも、海外のお米は違う...

日本で、お米への使用が登録されていない農薬も使われている...

すると、それらは基準値がナイために一律基準の0.01ppmが適用されてしまう...

日本のお米に使う農薬が2ppmとかの基準でも、一律基準は極端に厳しい数字だ...


例えば中国やベトナムでは普通に使用されている農薬で...

自国内や他の国々への輸出ではオーケーでも、日本だけは違反になる...


日本以外では、りっぱな主食、貴重な命の糧だ...




そんな数字を決めたのは厚生労働省だ...


消費者の食の安全意識の高まりで...

世界に類を見ないほど厳しい基準になってしまっている...

自給率40%の食料輸入大国で、である...

それに、今までは日本でも違反にはならなかった...

普通に食用に使って、普通に食べて来ていた...

一昨年急に『食べ物』では無くなってしまっただけだ...



前も言った。


MA米の輸入は止めたらどうだ...


お米を必要としている国は世界にイッパイある...

どこの国でも、りっぱな食用米だ。ただし日本以外では...


今は一瞬緩んでる穀物危機も、金融資本が再生すれば、またすぐ起きる..

根本的に食料は不足しているからだ...



アメリカは1月から大統領が変わる...

オバマ氏は、世界中が餓えに苦しんでいるのに...

みすみす捨てる事になるのが分かってる日本に...

それでも『アメリカの米を買え』とは言わないだろう...


MA米をやめる絶好のチャンスだ...

どこまで行ってもリスキーな米だからだ...




ただ、そうする事によって...

モノの値段はまた上がってしまう...

老人ホーム、給食、醸造業者、お煎餅、和菓子、外食産業...

被害を受けた業態は、すべて材料調達に資金的な制限があるところばかり...

安く仕入れる必要があるところばかりだ...


『安いものばかり欲しがる消費者も問題だ...』


あのミートホープ社長の言葉が重くのしかかる...


今回のMA米をやめて国産米にすれば...

コストは3倍以上...

吸収は難しい...

主食米も当然高騰する...

中国産の加工用野菜をやめて国産を使うのと同じ構図だ...

(農業後継者がいない問題をおいといたとしても...)


確実に原料費は3割上がる...


『安全』と引き替えにだ...


しかもそれを小売りに転嫁させないと、

農家も中間業者も小売店も潰れてしまう...



正解の無い2択問題...



そんな状況になってしまっているようだ...



『農水省は結局わかっていたんではないか』と思う...

118キロ毎日食べても健康被害が出ないお米は...

食べたって大丈夫なお米だ...

実は、今までずっと食べて来たものだったのだ...


スピード違反にしたって...

1キロでもオーバーしたら捕まえるというなら...

日本は大混乱になるだろう...

(ましてそれまでは制限速度範囲内だった...)



目を瞑る範囲の違反だってあるのだ...







でも、そこへはもう戻れなくなってしまった...






解決策は...


誰も持たない...




『安全』を求め過ぎる消費者と、価格競争力を最優先する小売り業界の間で...

メーカーは生き残りのために偽装を繰り返し...

微量の残留農薬でも違反となって...


膨大な量の食品が廃棄される事になるのだ...




今では、アメリカでも『餓え』が始まったという...

マイノリティーや母子世帯の20%程が、『餓え』を経験し始めているらしい...

遠い対岸の火事のように思えるアメリカの経済危機が...

あっという間に太平洋を渡ってくるだろう...




でもまだ日本のマリーアントワネットたちは...

『ケーキを食べればいいじゃない』と、思っているのだろうか...

閉じる コメント(13)

閉じる トラックバック(0)

バラク・オバマを選んだアメリカ...

イメージ 1
(写真はYahooさんから頂きました)




11月5日...

アメリカの朝刊は売り切れが続出したそうである...


それほど、劇的で、歴史的な勝利だった...


9.11以降、アメリカが辿(たど)った道に...

人々は『CHANGE』を求めた...

『テロ』に『テロとの戦い』を挑み...

地球環境を守る事より自国産業の発展を優先し...

金融資本の横暴を許し...

結果として、金融恐慌と石油や穀物の暴騰を招いた政権に対して、である...



ブッシュ大統領の8年間は...

アメリカのみならず...

世界の良識有る人が、眉を顰(ひそ)めるものだったと思う...

バラク・オバマ氏は、10万人以上を集めたシカゴでの勝利演説で...


『この勝利はあなたたちのものだ。何百万人ものボランティアは
「人民の人民による人民のための政治」は200年以上たっても滅びてないと証明した。』


こう述べたそうである...

投票に行った人の1割は初めて投票所に足を運んだ人...

その7割以上がオバマ氏を支持し...

18才から30才までの若者も、その7割が支持した...

これまで政治に絶望し、何も変わらないと...

諦めていた層が、政治を動かした...



これは、素晴らしい事だと思う...



石油や小麦の値段を3倍にも釣り上げ...

金融システムをメチャクチャにした年収50億円も貰っている人が経営する会社を...

報われる事の少ない人が納めた税金で救済するのはおかしいと...

バラク・オバマ氏に変革を託した...


この一つの出来事をもってしても...

もうすでにバラク・オバマ氏の成し遂げた事は大きい意味を持っている...




この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、

そうやって築き上げていったものです。




彼をささえた多くの名も無い人々を称える言葉に満ちた...

彼の勝利宣言の全文は、見るに値するものだ...

gooニュース 加藤祐子さんの訳の文をぜひ読んでみてほしい。




マケイン氏の敗北宣言も載せる...


オバマ氏は、今まで自分たちの影響力などほとんどないと思っていた数百万の人たちに
希望を与えることで、この選挙戦に勝った。
歴史的な選挙であり、アフリカ系米国人には特別の重みがあることを私は認識している。
 オバマ氏と私の間には違いがあり、彼が勝った。
その違いがなお残るのは間違いないことだ。
しかし、我々の国にとって困難な時であり、
彼が多くの挑戦をくぐり抜けて我々を引っ張っていくのを助けるために、
私は持てる力の限りのことをすると誓う。

私を支持してくれたすべての米国人に呼びかける。
我々が和解し、必要な妥協点を見いだし、
我々の子孫によりよい国を引き継げるよう、
次期大統領のために真剣に努力してほしい... 以下略



マケイン氏は『Good Loser(グッドルーザー)』だと思う...


ブッシュの前政権を支えたパウエル氏も...

現政権を支えるライス女史も、オバマ氏に賞賛を惜しまない...




ボクは...


正直、アメリカがうらやましいと思った...



『大きな夢や理想を語れる政治家』も...

『そんな若造を温かく見つめる老練な政治家』も...



アメリカにはまだまだいるのだ...



しかしこのマケイン氏の演説が多くのブーイングに遮られた事を思うと、まだまだ道は険しい...



今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。
明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。
ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。

(オバマ氏の勝利演説より)



アメリカも世界も誰もが解決不能と思われる危機に直面している...

それは指導者が変わったからと言って、決して簡単に解決できるものではないだろう...





でも...


例えばハーレムに住む黒人の少年が、尊敬する人物は誰かと聞かれて...

『アメリカ合衆国大統領』と答え...



将来何になりたいかと聞かれた問いに...

『大統領になりたい...』と答えられる国に...



生まれ変わった事だけは確かなのだから...





何はともあれ...


『Congratulation!』

閉じる コメント(8)

閉じる トラックバック(0)

全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]


.

人気度

ヘルプ

Yahoo Image

  今日 全体
訪問者 0 94897
ブログリンク 0 71
コメント 0 15609
トラックバック 0 71

開設日: 2005/6/7(火)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.