講演会より
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11月3日、ピアザ淡海にて
「自閉症の理解セミナー」 講師:ゲーリー・メジボブ教授 キャサリン・フェハティ女史
講演内容の全紹介をやっちゃうと
有料講演だったということと、著作権のカラミなどがあると思われるので、 特に私の印象に残ったことだけを…(ごめんね〜)
興味深く聞いたのは、「最新の研究」という部分。
遺伝研究に関しての情報もアリ。
まず…遺伝研究の部分について。
「自閉症に関係するであろう特定遺伝子」が複数見つかっている。
ただしッ! この遺伝子を持っているからと言って、必ずしも自閉症の子供が生まれるとは限らない…というのがミソ。 遺伝子や原因が複雑に絡み合っているために、いまだ解明されていないのだ。
特に、「一卵性双生児」に関する研究がある。
一卵性双生児は遺伝的に同じものを持っているので、純粋に「遺伝子だけが原因」なのであれば、片方の子供が自閉症ならもう片方も自閉症でなければいけない。 結果は、「片方が自閉症である場合、もう片方が自閉症である確率は80%」
一般人口における自閉症スペクトラムの発現率が1%であること、
兄弟に自閉症児がいる場合、兄弟児が自閉症である確率が3〜8%であることを考えると 突出して高いとはいえるけれど… (ちなみに二卵性双生児の場合は、兄弟児と同じく3〜8%の発現率である)
一卵性双生児の場合は全く同じ遺伝情報を持っているにも関わらず、20%は自閉症ではないのだ。
80%が両方とも自閉症であることで「遺伝子に関係があることが示唆される」という結果にはなるのだが、 残り20%の場合は…遺伝子以外の何かが作用しているのか? これが今後の研究課題となってくる。
さらに、アメリカでは
「自閉症の子供が高熱(華氏101度以上…摂氏に直すと38度3分以上)を出すと、言語の問題やスキルが改善する」 という報告がたびたびされている。 …ということは、高熱を出すことで、自閉症の困難さをフォローする「何かの遺伝子」が活性化されているのだろうか? もしそうならば、ある特定の条件下で発現したり活性化する遺伝子があるのなら、その遺伝子の「条件」を特定することで、自閉症の治療に使えるかもしれない… という研究も。
そして…自閉症と診断されると、誰もが一度は耳にする「水銀説」。
予防接種の防腐剤として添加されている「チメロサール(有機水銀)」が自閉症の原因だとされるもの。 予防接種断固否定派の方は「アメリカでは自閉症の原因であると認められて、裁判に勝訴した」と話題にされる。
確かに、アメリカでは、2007年6月に「子供が自閉症になったのはワクチンのせいだ」という裁判があった。
日本では「原告側が勝訴した(ワクチンのせいで自閉症になったと認められた)」と誤解されているが、実際のところは、アメリカ連邦裁判所法廷が自閉症小児の9つのケースいついてワクチンに含まれるチメロサール(Thimerosal)と自閉症の発症の因果関係を詳細に検証する、というもの。 決して「ワクチンが自閉症に関係する」と断言されたわけではない、というとだ。 (もしかしたら、コレとは違う記事のことを問題にしているんだろうか? どっかで勝訴した?)
ところがこの自閉症裁判、2009年2月12日付で「ワクチンと自閉症の因果関係は認められない」と敗訴になっている(ただし、コレも『政府の陰謀だ!』とおっしゃるのですが)
で、水銀との因果関係に関しても2ヶ月前に論文が出たばかりだそうで…。
最新の研究結果では「ワクチンのせいではない」である。また、医学会・遺伝子研究の世界では「水銀が自閉症の原因にはならない」という考え方が主流になっている。 (あくまでも『最新』なので今後、ドーンと覆る可能性もあるわけだが)
さて、次の「ほっほう」は…文字制限もあるので、次の記事へ
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ものすごくお久しぶりです[m(__)m]
>「片方が自閉症である場合、もう片方が自閉症である確率は80%」すごく興味深いですね〜!
後の20%・・・知りたいですね〜〜。
出産時の少しのトラブルなども関係があるのかしら?
2009/11/4(水) 午後 0:37
>くすのきさん
私も残り20%が気になりました〜(笑)
育て方とか食べ物って言っても、同じ家庭環境で同じように育てられているわけですから、ドカーンと違うわけでもないですしねえ?
2009/11/5(木) 午後 5:01