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2010年11月27日

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筋力トレーニングの目的

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私自身、(理学療法士として)筋力トレーニングに対して考え方が昔と比べて全く違うものになりました。
 
筋トレの目的を知っているか?により方法や考え方に違いがでてくるのではないかと強く感じます。
 
 目的というのは、「筋力や動作の向上(筋力向上)」または、「筋肉を太くする(筋肥大)」ということです。
 
  動作の向上ではなく、筋肥大(栄養)に重点をおいているボディビル等・・・。
筋肥大ではなく、動作の向上に重点をおいている理学療法(リハビリ)等・・・
 
鍛錬相談室でも書いてありましたが、「筋肉トレーニング」と「筋力トレーニング」は違うということです。これを理解していないと、筋力トレーニングの本質がみえてこないかと思います。
 
私自身も昔は理学療法文献等を鵜呑みにし、筋肉が太くなる=筋力アップする、まずは筋肉を太くしないと!・・・という先入観があり根拠もなく思い込んでいました。そして理学療法の現場でも(無駄に)四肢の周計計測していました。
 
「筋肉が太くなる=動作向上する」のがもし正しいのであれば・・・リハビリにおいて筋肉の太さ(周計)は全く変わらない、むしろ細くなっているのに、歩けない患者が歩けるようになるのが説明できません。
 
実際にたった1分の筋トレや動作練習等において、筋トレする前よりも筋トレした後の方が「歩きやすい、足が前に出やすい」と訴える患者もいます。こういったことはスポーツや筋トレしている人ならば経験あると思いますが・・・
これはたった1分の筋トレで筋肥大したから動作向上したのでしょうか?違います。筋肉の反応が向上したから動作が向上しただと解釈しています。それが筋力トレーニング、動作向上トレーニングだと思っています。
 
単純に「筋肉を太くしたい」という目的ならば、筋肥大には栄養が不可欠であるため、栄養の摂取が重要になると思います。実際、ボディビルダーの方々は食事に関して栄養成分表を見るのは当たり前のようです。
個人的な筋トレ体験からですが・・・食事制限している時期とカロリーを多く摂取している時期では筋肥大効果は明らかに違う感覚があります(当たり前の話だと思いますが・・・)
 
 一方で、「動作の向上」という目的ならば、(栄養がほぼなくても)最低限の栄養摂取であれば目的は達成されます。以前、放射線科の協力を得て、毎日筋トレしている入院患者のリハビリ介入日と終了日での筋体表面積を最新?CTにて計測した結果、筋肉(大腿部)の太さはむしろ細くなりました。が、下肢筋肉量が減ったにも関わらず、全く歩けなかった車椅子の人が杖なしで数百メートル以上歩けるようになりました。
 
 ほとんどの患者に言えることだと思いますが、リハビリの現場において、筋肉の太さは全く変わらなくても、日々のリハビリ(筋力動作反復訓練)の結果、患者の動作は向上しています。そして、動作の向上(より動きやすい体作り)が目的である筋力トレーニングならば、スローフルレンジやチーティングを使わない動きを制限する動き難い筋トレは根拠がなく意味不明だと思っています。

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前田
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