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#246 J.EDGAR / J・エドガー ★★★

 
私は、レオもイーストウッド作品も好きなので、
 
たとえ今年のオスカーは受賞どころか、ノミネートさえされなかった結果に至っても、
 
絶対に観に行くつもりでいましたし、むしろ何でダメだったのか知りたかった感じ。
 
まあ、これは確かにオスカーは厳しかったかもしれません
 
私なりの理由や詮索は色々ありますが、そのテーマも、秘められたエドガーの私生活も、
 
あの陳腐な老けメイクも、批評家達には、確実にウケないでしょうね。
 
 
それでも、オープニングでワーナーのマークが流れると同時に、
 
あの、決して邪魔をしないイーストウッドの音楽が流れて来た瞬間から、
 
それなりに、エドガーの人生にも入って行けました。
 
 
イメージ 1
 
 
J..エドガーと聞いてピンと来なくても、「フーヴァー長官」と言えば聞いたことあると思います。
 
どちらかと言えば、「アンタッチャブル」や「パブリック・エネミー」など、
 
犯罪者をテーマにした映画には、必ず出てくるFBI。そのトップであったJ.エドガー・フーヴァー。
 
FBIのトップとして50年近くもの間、君臨したJ・エドガーは8代もの大統領たちに仕え、
 
FBIを現在の多大な影響力を持つ巨大組織へと発展させたのです。
 
本来なら、法の番人として称えられていいはずのフーヴァー長官なのに、その巨大な権力から、
 
歴代の米国大統領でさえ、畏怖と非難と崇拝の対象でした。
 
私も資料映像なんかでしか知りえませんけど、とにかく「フーヴァー長官」と言えば、
 
「正義の象徴」というイメージより、恐怖や憎しみの対象のイメージが強いです。
 
そこが、彼自身も悩んでいたところのなのかも知れません。
 
英雄になりたかったのに、どこかなりきれてない(あくまでも個人的なイメージ。)
 
実際に、JFKやニクソンを扱った映画やドラマの多くには、
 
フーヴァー長官を陰で罵るシーンが幾度と出てきます。
 
 
そんな表面しか知らない彼にも、もちろん公表されない私生活があり、人知れぬ秘密があった。
 
世界で最も恐れられ、アメリカを支配した男、J・エドガーの禁断の半生を描く。
 
 
母(ジュディ・デンチ)への愛情の深さだとか、それも異常なほどの依存心を抱えて、
 
長官になった今でも、未だに母と二人きりで暮らすエドガー。
 
普段は雄弁に話す彼も、密かにパニクると失語症になってしまったり、
 
なんだろう、この人の「強いタフな男」のイメージが少しずつ崩れてゆきます。
 
母の教え通り、強くあろうとするけれど、人を信じられずに苦悩し、自分に自信が持てないエドガー。
 
本当は愛してる男性に、愛してると伝えられない哀しみ。
 
STAY STRONG!と、自分に暗示をかけながら、
 
亡くなった母の衣服を身にまとって泣き崩れるエドガーには、FBI長官の片鱗も見えない。
 
そういう姿を、レオは惜しみなく演じてはいましたけれど、、、。
 
 
基本は、実際の事件や登場人物を描く社会派ドラマです。
 
なので、歴史を知って観れば、とても興味深く見ていられます。
 
私はアメリカの60年代後半から70年代にかけての史実が何故かとても好きで、
 
JFKやらアポロやら、キューバ侵攻、ウォーターゲート事件、ベトナム戦争辺りの、
 
「栄光と苦悩のアメリカ」時代には興味があるので、その登場人物達には、
 
特に難解でもなく、違和感なく、飽きもせず見ていられました。
 
ただし、事実を基にしてる映画は共通で、特に盛り上がりはありません。
 
 
もしも、時代背景がわからない上に、過去と未来が頻繁に入れ替わる演出、
 
そして、特異な照明の使い方(顔の半分は光に当たってないこと多し。)によって、
 
皆同じ顔に見える(そんな人おらんやろ。)とか、全体的にフランス語ばりに抑揚がない展開、
 
それに魅力を感じない方は見ない方がいいでしょう。
 
 
この作品での、レオの主演男優賞ノミネートナシは、実際に観て理解できたけれど、
 
助演男優賞のノミネートはアリなんじゃない?
 
そう思えるほどの名演だったのが、アーミー・ハマー!
 
フーバーの右腕であったクライド・トルソン役を演じています。
 
どっかで見たことあるでしょう?映画「ソーシャルネットワーク」で、男前ツインズを演じてた、あの彼です(笑)
 
イメージ 2
 
 
この人、とっても男前なのに、背が高すぎて配役が少ないんでないかって心配しておりました。
 
レオだって結構背が高いのに、さらにうんと高いですからね。
 
でも、本物のクライドさんもなかなかの男前の長身なので、彼にはピッタリの役でしたね。
 
 
このアーミーがですね、本作では結構、レオを喰っておったのですよ
 
最高学歴を持ちながらフーヴァーの右腕として採用され、彼の側近として働いていたトルソンは、
 
少しずつ、フーヴァーへの愛情を見せ始めるのだけど、これが本当にカワイイの!!
 
恋する男の表情が何ともたまらんのです。
 
しかし、マジな話、アーミーレベルのいけめんが、本当にゲイだったら実に残念ですわ
 
 
そして、先にも言った通り、この映画はそれぞれの出演者が老けメイクで登場するのですが、
 
たとえば、肝心のレオは、まあ少しよく言えば、年老いたマーロン・ブランド。
 
でもそのラストシーンは、完全にフィリップ・シーモア・ハフマンでした
 
それも別に悪くはないんですよ。でもね、どうしても声だけが追いつかない、そこは若いまま。
 
だから老けメイクが陳腐に見えたんでしょうね。
 
最後はもう慣れたけど、やっぱり声を老けさせることが出来なかったです。
 
それに比べて、アーミー・ハマーですよ!
 
彼も同じように年を重ねてく訳ですから当然、老けメイクをしています。
 
なのに、レオよりも実年齢が若いアーミーの方がずっとずっと自然でした。
 
声と言い、その年老いた振る舞いといい、その風情は、レオなんかよりもずっと違和感がなかった。
 
その上、フーヴァーを生涯想い続ける健気なトルソンを、とても可憐に見事に演じていたのでした。
 
その愛さはまるで、映画「ミルク」でショーン・ペンの恋人を演じたジェームス・フランコ。
 
途中、エドガーと体張って大喧嘩するシーン(個人的にはこのシーンが一番好き。)があるのですが、
 
なんだか、その時の感情むき出しのアーミーの熱演ぶりには、甚く感情移入してしまったのでした。
 
ケンカしながらも最後は・・・まるで、竜ちゃんと出川の鉄板ネタみたいなオチになりますけど
 
まあ、それでも、この映画でのアーミー・ハマーは本当にノミネートものでしたよ。
 
 
あ、「ミルク」と言えば、、、この「J・エドガー」の脚本を書いたダスティン・ランス・ブラックは、
 
「ミルク」の脚本を書いた人です。「ミルク」では、アカデミー脚本賞を受賞していましたよね。
 
 
他にもいろいろ、興味深い点ありました(いい加減長い。)
 
最初の頃、フーヴァーに首にされたヒゲのエイジェントがいました。
 
どっかで聞いたことのある声!でも、出始めは先にも言った通り、
 
照明の光の加減と、ヒゲのお陰で顔がよく見えない。首にされるシーンでクリアになった!
 
あのちょっと気取ったあの声は、「私はラブリーガル」で法律事務所のボス、ジェイ・パーカー役の
 
ジョシュ・スタンバーグでした。もう、見事なチョイ役で笑えました。
 
なんだろおおお、決してカメオレベルでないけど、結構有名なのに、あの使い方って・・・
 
まあ、映画を観てるとそんな役者は結構いるし、実はそれを見るのも楽しかったりしてね
 
 
ドラマ繋がりでまだあります(マジで長いのはわかってますよ、はい。)
 
そう、この作品にはジェフリー・ドノバンも出ていました。
 
映画俳優としてより、今ではドラマ「バーン・ノーティス」のマイケルの方が有名かな。
 
その彼が演じたボビー・ケネディ(ジョンの弟で、当時司法長官)がツボでした!
 
余談ですが、このボビー・ケネディ、彼がまたフーヴァーを嫌ってましてねえ。。
 
そこはまあお互いさまなんですけれど。
 
そんなボビーを今までいろんな人が演じて来たし、ボビーを演じる役者達を観るたびに、
 
「彼が一番似てる!」って思ってしまうんだけど、今回のドノバンもそっくり!!!でした(またか。。)
 
雰囲気もなかなかだったと思いますよ。
 
もちろん生ボビーなんて知るわけない、資料映像でしか見たことないけれど、
 
彼のいつも少し口を開けて歯を見せてるところとか(笑)、その話しぶり。
 
ボビーは司法長官の時代は、その後に大統領に立候補した頃とは違って、
 
まるで冷酷人間のように言われてたんですが、今回のドノバンもまさにそんな感じで...(笑)
 
 
わっ、こんな終わり方でいい訳ないか。
 
 
では最後に。
 
レオ、大丈夫!レオは実力あるんだよ、上手いんだよ
 
よし、次、頑張ろ

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レオ様の演技は、映画の中で年取ってもあまり変わらず、ただ老けただけのような演技で、相方のハマーさんの方がうまかった気がします。

映画自体も、ここっっていうシーンがもう少しあれば・・・、前作もそうでしが抑揚があまりなくて、この映画のバックグラウンドが分かんないと、イマイチな気もしました。

2012/2/5(日) 午後 5:10 [ hisigata ]

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★hisigataさん★やはりそう思われましたか...私も今回は
サポーティングアクターに喰われてる感じが拭えませんでした。
ナオミ・ワッツも頑張ってましたしね。

それにフーヴァーの歴史を2時間ちょっとでは語れませんよね^^;
歴史のどこかに焦点を当てた方が良かったのかもしれません。

2012/2/7(火) 午後 4:46 shane♪

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