西の京散歩

古都奈良ではの風物を紹介します。

全体表示

[ リスト ]

夕月夜 心もしのに

 
 厳しい暑さの続いた夏も終わり、ようやく秋を感じさせる日を迎えようとしている。
 時雨の雨に・・・すだく虫の声に・・・秋を想う歌を2首
 
 
   一首目
 
     待時而 落鐘礼能 雨零収
           開朝香 山之將黄變
               市原王 巻8-1551
 
     時待ちて ふりし時雨の 雨止みぬ
            明けむ朝(あした)か 山のもみたむ
 
 時を待って降り出したしぐれの雨が止んだ。明日の朝は山が黄葉するだろうなあ。
 
 
   二首目
 
     暮月夜 心毛思努尒 白露乃
           置此庭尒 蟋蟀鳴毛
              湯原王 巻8-1552
 
     夕月夜(ゆふづくよ) 心もしのに 白露の
               置くこの庭に 蟋蟀鳴くも 
 
 夕方の淡い月の光を受けるなか白露のおりたこの庭に蟋蟀が鳴いている。それを聞くとわが心もしんみりとするよ。
 
 

この記事に

開く コメント(2) ログインしてすべて表示

開く トラックバック(0) ログインしてすべて表示


.


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2016 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事