訳の分からない案内(信楽IC)
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案内標識・・・特に青看板に表示される「地点」は予め決まっていて、その決まりに沿って案内標識の内容が決定されます。
例えば、現在の京都府で例えますと(滋賀県では例え難いので・・・)、
・「基準地」に「京都」
・「重要地」に「京都」に加え、「福知山」「舞鶴」
・「主要地」に「宇治」「亀岡」などといった主要な市町村
・「一般地」に「京北」「久御山」といった主要地以上に含まれない市町村・旧市町村
といったように定められています。
本来これは案内標識の内容を秩序付ける為に定められており、その他諸規則(例えば●●では▲▲を重要地扱いする)なども入れて案内標識の内容が考えられています。しかし明確な基準が無かったり、基準があっても柔軟に対応できるようにしないと滅茶苦茶な内容の案内標識が至る所に・・・。
この案内標識は滋賀県甲賀市信楽町の新名神信楽ICと国道307号を結ぶ連絡路(正式には滋賀県道343号信楽インター線)に設置されているものです。この信楽ICは2008年(平成20年)2月23日に新名神の開通と同時に開設されたインターチェンジで、陶芸で有名な信楽地区へのアクセスに一役を買う一方、甲賀市の中心部である水口地区へのアクセスにも便利な場所に位置します。
そういった事情を背景にしたこのインターチェンジ。そこで肝心なのがインター出口にある案内標識です。
この連絡路は先述の通り、滋賀県道です。よってこの案内標識はNEXCO西日本が設置したものでなく、滋賀県が設置したものです。
現在では甲南ICが開通し、その甲南ICも水口地区へアクセスするのに利用されるインターの一つですが、それでも信楽ICを使うという人は多いはず。ですが、左方向は「彦根」「東近江」の表示です。どちらも「主要地」の扱いを受けている地点です(「彦根」は国道307号の起点地であるので、「重要地」なみに優遇されている可能性はあるが)。
かつて、甲賀市が成立するまで、「水口」は主要地の扱いを受けていました。しかし、甲賀市が成立した後、市外でも案内するのに用いられる、後継の「甲賀」はそのまま主要地のままになったのですが、市内でのみ用いられる「水口」の表示は「一般地」、またはそれ以下に格下げになったのか、何故かこの案内標識には現れません。もし、この案内標識の設置が甲賀市の成立前であれば、「水口」の表示があったでしょう。折角市街地へのアクセスとなるインターチェンジの一つなのに、これでは不便です。
右方向は国道307号の終点地である「枚方」と、旧信楽町の中心部を示す「信楽市街」の案内です。この「信楽市街」の案内も、自治体によっては表示の仕方が異なる表示でして、廃止された町に関しては「●●市街」とは案内しないといった方針の道路管理者もあります。現に、滋賀県の甲賀土木事務所は廃止された町でも「●●市街」の表示を容認していますが、長浜土木事務所木之本支所では従来の町の名前が地名に残っているのものの、近接の国道やJRの駅を表示するようにしています。
左方向に水口地区への案内が無いということで、標識BOX等で分かり難いといった意見があったのでしょう。平成22年度に滋賀県甲賀土木事務所は新たに標識の新設を行いました。
信楽IC口交点の突き当りに方向別で案内標識板を設けるといった趣旨の新設です。
その内容は左方向が「水口市街」で、右方向が「信楽市街」といった表示です。
元々、「水口」が「甲賀市街」であって、「水口市街」ってなんだか変です。現在、「甲賀市街」の案内を用いているのは国土交通省(滋賀国道事務所)が設置した道路標識のみ。滋賀県が設置した案内標識の場合、旧水口町以外では「水口」、旧水口町内では「水口市街」の案内を用いています。
それに本来、市街案内は当該自治体の区域内の案内標識で、中心部の方向を示す際に用いる案内ですが、ここは旧信楽町内。現在は信楽町も水口町も同じ甲賀市ですが、水口町の区域ではありません。なのでかなり変な案内です。
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滋賀県においても、正式に定められた案内標識の表示に関する規則は存在するでしょう。しかし、それがあるとしても、現在のやり方では限界を迎えているように思えます。平成の大合併の際に定め直したとしても、従来の規則に則って定めたおかげで、余計に混乱するものがあります。現在では時代遅れにも思える案内の方式や、わざわざ不用意に遠回りさせているように思える案内だったり、現在の滋賀県の案内標識事情は芳しくありません。一度、明確な基準を抜本的に定めなおす必要があると思います。 |

